■ページ名 |
「立体の体積」
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■主な内容 |
円柱,角柱,円錐,角錐の体積 |
■要約・解説 |
解説は13行(図あり).
「最初の問題に着手するまでの時間」は11秒で,この解説は,ほとんど読まれていない. |
■この集計の作成年月日:2009.10.28 ■集計期間2009.05.05~2009.10.27 ■期間中のこのペ-ジに対するアンケート回答数/読まれた回数
228件/29,452件=0.8% |
グラフ1


グラフ2

グラフ3

グラフ4

表1
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第1問 |
第2問 |
第3問 |
第4問 |
第5問 |
第6問 |
第7問 |
第8問 |
角柱 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
円柱 |
0 |
1 |
0 |
0 |
2 |
0 |
1 |
1 |
角錐 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
円錐 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
2 |
1 |
2 |
誤答率 |
10% |
22% |
22% |
16% |
22% |
43% |
34% |
55% |
表2
誤答率
との相関 |
角柱 |
円柱 |
角錐 |
円錐 |
-0.50 |
0.20 |
-0.16 |
0.84 |
表3
I-R
相関係数 |
第1問 |
第2問 |
第3問 |
第4問 |
第5問 |
第6問 |
第7問 |
第8問 |
0.31 |
0.22 |
0.32 |
0.23 |
0.44 |
0.36 |
0.49 |
0.44 |
|
■小問数
8題
■ヒント
4題
■入力方式
空欄書き込み
■問題の見え方
一度に全部見える形になっている |
回答者の内訳は,中1が13%,中2が9%,中3が23%,卒業生が38%
1題当たり所要時間は41秒
左のグラフ1は問題ごとの正答,誤答,無答の割合(正誤は最初の採点)で,黄色で示したものは初め誤答で再試行の結果正答に変った割合を表わす.この頁については無答答案が多いので,各問題の解答者に対する割合も下に示す.
グラフ2は横軸が問題番号,縦軸は直前の操作以降その問題の採点までの所要時間(秒)を表わす.ただし,第1問は初めからの時間.
グラフ3は横軸が問題番号,縦軸が試行回数を表わす.(ただし,同一問題を16回以上試行した答案については16回と見なす.)
グラフ4は横軸が問題番号,縦軸がヘルプ利用率を表わす.ただし,第1問~第4問にはヘルプは着いていない.
どんな間違いがあるのか
第2問で226 や 226.08 という誤答が多い・・・おしい!.この問題では空欄の後にπが付いているから72が正解となる.
昔,作者が中学生の時に,「1辺の長さが1の正方形の対角線の長さを求めよ」という問題に1.41と答えて×にされたことがある.1.414と書いても,1.41421356などとどこまで書いても正確な値にならないので,記号を用いて√2と書くべき場所だった.今の問題では,初めに解説で書いているように,円周率を「正確に」表わすときは3や3.14ではなくπという記号を使わなければならない.
第3問で60という誤答が多い.
(円錐,三角錐,四角錐どれでも3で割ることが重要!)
第7問で21という誤答が多い.
(引くべき円錐の「体積」の代わりに三角形の「面積」を使った?・・・πがつかないが)
第8問は図形が複雑であるため正答率が低くなるのは納得できる.
○回答者が弱い立体の形
表1は各問題で求めなければならない立体の個数と(無答を含む)誤答率の一覧で,これにより誤答率との相関を求めたものが表2である.
表2によれば,円錐の体積,円柱の体積が求められないので誤答となる回答者が多く,角錐,角柱の影響は小さいことが分かる.
さらに,円柱,円錐を組み合わせた個数を説明変数,誤答率を目的変数とする重回帰分析を行うと,誤答原因の81%を説明でき,ここにない問題,例えば円錐3個を組合わせた立体(噴火口の形)の誤答率は61%と予測できる.
なお学年差はあまり見られない.
○各問題の整合性・信頼性
表3は各問題の得点と残りの問題の合計得点との相関係数(I-R相関係数)で,どの問題も整合性がよく,特に第7問の得点は合計得点の傾向に最も近いことが分かる.
○各問題の識別力
グラフ5は合計得点によって回答者全体を上位群,中位群,下位群(各33%)に分けたときの群別・問題別正答率を示す.
これによれば,特に正答率の高い第1問を除けばU-L指数は0.2以上となり,どの問題でも上位群と下位群には開きがある.
学習開始時の平均正答率は70%台で,多くの回答者はこの頁の問題を処理できる.
この頁の学習により,正答率は72.0%から87.1%へ変化し,ここで扱った項目に関して15.1%の成績アップが見込まれる. |
グラフ5
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