■ページ名 |
「和差積の混じった計算
../math3/seifu_suu_3014.htm |
■主な内容 |
1桁の整数で和差積の混じった計算を行う.(乗除優先,かっこ優先などの正しい処理を問う.) |
■要約・解説 |
25行 「最初の問題に着手するまでの時間」は19秒.
解説を読むことと,金魚がうろうろしている見慣れない場面を理解するには,この程度の時間はかかると考えられる. |
■この集計の作成年月日:2009.09.30 ■集計期間2009.05.02~2009.09.29 ■集計期間中のこのペ-ジに対するアンケート回答数/読まれた回数 214件/6723件=3.2%
(時間に関するデータは,極端に長いものを除いて集計) |
グラフ1

グラフ2

グラフ3

グラフ4
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■小問数
10題
■ヒント
10題
■入力方式 マウス選択
■問題の見え方
1題ずつ順に表示 |
回答者の内訳は,中一34%,卒業生36%
1題当たりの所要時間は 9.1秒
左のグラフ1は問題ごとの正答,誤答,無答の割合(正誤は最初の採点)で,黄色で示したものは初め誤答で再試行の結果正答に変った割合を表わす.
グラフ2は横軸が問題番号,縦軸は直前の操作以降その問題の採点までの経過時間(秒)を表わす.ただし,第1問は解説を読む時間を含む.
グラフ3は横軸が問題番号,縦軸は試行回数を表わす.(ただし,同一問題を16回以上試行した答案については16回と見なす.)
グラフ4はヘルプ利用率
よくある誤答
第1問 2+3×4 → 20
2+3を先に計算している
第2問 5+(-2)×3 → 11
(-2)×3を6と考えている
第3問 3×4-2 → -10
符号が逆
第4問 4×(-2)-3 → 5 , -5 , 11
-8+3を計算している
8-3を計算している
8+3を計算している
第5問 3+5×(-3) → 18 , -18 , 12
3+15を計算している
-3-15を計算している
-3+15を計算している
第6問 4+(-2)×(-3) → -10
-4-6を計算している
第10問 3-(-2)×4 → -11 , -5 -3-8を計算している 3-8を計算している
表1は各問題におけるマイナスの記号が誤答に及ぼす影響を調べたもので,負の符号,引き算の演算,これらの混在と誤答率との関係を示す.
ただし,負の数,引き算は見かけで判断するものとする.
5+(-2)×3:負の数1個で足し算
-4×3-5 :正の数で引き算2個
表2は表1から問題の形と誤答率との相関を求めたものである.
これによると,負の数の個数は誤答にあまり影響しておらず,引き算の回数が誤答と結びつきやすく,特に負の数と引き算が混在するときにダメージが大きい.
学習開始時において平均正答率は80%台で,この頁の問題は回答者にとって「非常にやさしい」問題になる.
この頁の学習により,正答率は81.5%から89.8%へ変化し,ここで扱った項目に関して8.3%の成績アップが見込まれる. |
表1
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第1問 |
第2問 |
第3問 |
第4問 |
第5問 |
第6問 |
第7問 |
第8問 |
第9問 |
第10問 |
負の数
の個数 |
0 |
1 |
0 |
1 |
1 |
2 |
2 |
1 |
0 |
1 |
引き算
の回数 |
0 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
1 |
0 |
2 |
1 |
負と引き算の混在 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
誤答率 |
13% |
14% |
10% |
23% |
16% |
16% |
22% |
15% |
21% |
33% |
表2
誤答率と
の相関 |
負の数の個数 |
引き算の回数 |
負と引き算の混在 |
0.266 |
0.496 |
0.797 |
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