![]() ![]() *** 科目 *** 数Ⅰ・A数Ⅱ・B数Ⅲ高卒・大学初年度 *** 単元 *** 数と式不等式二次関数二次不等式三角比三角比と図形集合・命題・証明順列・組合せ確率整数の性質 ※高校数学ⅠAの集合・命題・証明について,このサイトには次の教材があります.
この頁へGoogleやYAHOO ! などの検索から直接来てしまったので「前提となっている内容が分からない」という場合や「この頁は分かったがもっと応用問題を見たい」という場合は,他の頁を見てください. が現在地です. ↓集合の要素 ↓集合の表わし方 ↓部分集合,包含関係 ↓共通部分と和集合 ↓補集合 ↓共通部分,和集合,補集合(練習問題) ↓ド・モルガンの法則 ↓集合(楽しく初歩から) ![]() ↓オイラー図 ↓集合の要素を用いた証明 ↓p→qの真偽 ↓逆・裏・対偶 ↓必要条件,十分条件(等式) ↓同(不等式) ↓対偶証明法と背理法 ↓背理法の入試問題 ↓受験向き:条件・集合 ↓必要条件,十分条件のセンター試験問題 ↓同(2) ↓集合と条件(3)2013~ 必要条件,十分条件(入試問題) |
【問題1】☆
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(選択肢をクリックすれば,採点結果と解説が読めます)
(解答)
• 各々の部分に含まれる要素は,実際には1個とは限らないが,ここでは各部分に含まれる要素の代表を1~8として説明する (1) A={1, 2, 3, 4}, B∪C={2, 3, 4, 5, 6, 7}だから A∩(B∪C)={2, 3, 4} ⇒ × (2) A={1, 2, 3, 4}, B∩C={3, 6}だから A∪(B∩C)={1, 2, 3, 4, 6} ⇒ 〇 (3) A∩B={2, 3}, C={3, 4, 6, 7}だから (A∩B)∪C={2, 3, 4, 6, 7} ⇒ × (4) A∪B={1, 2, 3, 4, 5, 6}, C={3, 4, 6, 7}だから (A∪B)∩C={3, 4, 6} ⇒ × 以上から,(2)が正解 |
【問題2】☆
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(選択肢をクリックすれば,採点結果と解説が読めます)
(解答)
• 各々の部分に含まれる要素は,実際には1個とは限らないが,ここでは各部分に含まれる要素の代表を1~8として説明する (1) A∪C={1, 2, 3, 4, 6, 7}, B={2, 3, 5, 6}だから (A∪C)∩B={2, 3, 6} ⇒ 〇 (2) A∩C={3, 4}, B={2, 3, 5, 6}だから (A∩C)∪B={2, 3, 4, 5, 6} ⇒ × (3) A∩B={2, 3}, A∩C={3, 4}だから (A∩B)∪(A∩C)={2, 3, 4} ⇒ ×
分配法則を用いて
(4) A∪B={1, 2, 3, 4, 5, 6}, A∪C={1, 2, 3, 4, 6, 7}だから(A∩B)∪(A∩C)=A∩(B∪C) ={1, 2, 3, 4}∩{2, 3, 4, 5, 6, 7}={2, 3, 4} と考えてもよい (A∪B)∩(A∪C)={1, 2, 3, 4, 6} ⇒ ×
分配法則を用いて
以上から,(1)が正解(A∪B)∩(A∪C)=A∪(B∩C) ={1, 2, 3, 4}∪{3, 6}={1, 2, 3, 4, 6} と考えてもよい |
【問題3】☆
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(選択肢をクリックすれば,採点結果と解説が読めます)
(解答)
• 各々の部分に含まれる要素は,実際には1個とは限らないが,ここでは各部分に含まれる要素の代表を1~8として説明する (1) B={1, 4, 7, 8}だから⇒ × (2) A∩B={1, 4}, C∩B={4, 7}だから (A∩B)∪(C∩B)={1, 4, 7} ⇒ 〇
分配法則を用いて
(3) A∩C={3, 4}, B={1, 4, 7, 8}だから(A∩B)∪(C∩B)=(A∪C)∩B ={1, 2, 3, 4, 6, 7}∩{1,4, 7, 8}={1, 4, 7} と考えてもよい (A∩C)∪B={1, 3, 4, 7, 8} ⇒ × (4) A∩C={3, 4}, B∩C={4, 7}だから (A∩C)∪(B∩C)={3, 4, 7} ⇒ ×
分配法則を用いて
以上から,(2)が正解(A∩C)∪(B∩C)=(A∪B)∩C ={1, 2, 3, 4, 7, 8}∩{3, 4, 6, 7}={3, 4, 7} と考えてもよい |
【問題4】☆
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(選択肢をクリックすれば,採点結果と解説が読めます)
(解答)
• 各々の部分に含まれる要素は,実際には1個とは限らないが,ここでは各部分に含まれる要素の代表を1~8として説明する (1) A={1, 2, 3, 4}, B∪C={1, 3, 4, 6, 7, 8}だから A∩(B∪C)={1, 3, 4}⇒ × (2) A={1, 2, 3, 4}, B∩C={4, 7}だから A∩(B∩C)={4} ⇒ × (3) A={1, 2, 3, 4}, B={1, 4, 7, 8}だから A∩B={1, 4} ⇒ 〇 (4) A∩B={1, 4}, C={3, 4, 6, 7}だから (A∩B)∪C={1, 3, 4, 6, 7} ⇒ × 以上から,(3)が正解 |
【問題5】☆
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(解答)
• 各々の部分に含まれる要素は,実際には1個とは限らないが,ここでは各部分に含まれる要素の代表を1~8として説明する (1) C={3, 4, 6, 7}, A∩B={7, 8}だから C∩(A∩B)={7}⇒ × (2) C={3, 4, 6, 7}, A∪B={1, 4, 5, 6, 7, 8}だから C∩(A∪B)={4, 6, 7} ⇒ 〇 (3) A={1, 2, 3, 4}, B∩C={1, 2, 4, 5, 7, 8}だから A∩(B∩C)={1, 2, 4} ⇒ × (4) A={1, 2, 3, 4}, B∪C={1, 8}だから A∩(B∪C)={1} ⇒ × 以上から,(2)が正解 |
【問題6】☆
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(解答)
• 各々の部分に含まれる要素は,実際には1個とは限らないが,ここでは各部分に含まれる要素の代表を1~8として説明する (1) A∪B={2, 3, 5, 6, 7, 8}, C={3, 4, 6, 7}だから (A∪B)∩C={3, 6, 7}⇒ × (2) A={5, 6, 7, 8}, B∩C={3, 6}だから A∪(B∩C)={3, 5, 6, 7, 8} ⇒ × (3) A={1, 2, 3, 4}, B∩C={4, 7}だから A∪(B∩C)={1, 2, 3, 4, 7} ⇒ × (4) A∪B={1, 2, 3, 4, 7, 8}, C={3, 4, 6, 7}だから (A∪B)∩C={3, 4, 7} ⇒ 〇 以上から,(4)が正解 |
【問題7】☆
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(解答)
• 各々の部分に含まれる要素は,実際には1個とは限らないが,ここでは各部分に含まれる要素の代表を1~8として説明する (1) A={1, 2, 3, 4}, B∪C={1, 8}だから A∩(B∪C)={1}⇒ × (2) A∩B={1, 4, 5, 6, 7, 8}, C={3, 4, 6, 7}だから (A∩B)∪C={1, 3, 4, 5, 6, 7, 8} ⇒ × (3) A∪B={7, 8}, C={3, 4, 6, 7}だから (A∪B)∩C={7} ⇒ 〇 (4) A={1, 2, 3, 4}, B∩C={1, 2, 4, 5, 7, 8}だから A∪(B∩C)={1, 2, 3, 4, 5, 7, 8} ⇒ × 以上から,(3)が正解 |
【問題8】☆
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(選択肢をクリックすれば,採点結果と解説が読めます)
(解答)
• 各々の部分に含まれる要素は,実際には1個とは限らないが,ここでは各部分に含まれる要素の代表を1~8として説明する (1) A∪B={1, 2, 3, 4, 7, 8}, A∪C={3, 4, 5, 6, 7, 8}だから (A∪B)∩(A∪C)={3, 4, 7, 8}⇒ × (2) A∩B={1, 4}, A∩C={6, 7}だから (A∩B)∪(A∩C)={1, 4, 6, 7} ⇒ 〇 (3) A∪B={7, 8}, A∪C={1, 2, 3, 4, 6, 7}だから (A∪B)∩(A∪C)={7} ⇒ × (4) A∩B={2, 3}, A∩C={1, 2, 5, 6, 7, 8}だから (A∩B)∪(A∩C)={1, 2, 3, 5, 6, 7, 8} ⇒ × 以上から,(2)が正解 |
♪♬~やさしい入試問題~♥♡
【問題9】☆
解説を読む
U
A
B
図2
U
A
B
図1
Uを全体集合とし,A, B, CをUの部分集合とする.また,A, B, CはC=(A∪B)∩(A∩B)
を満たすとする.ただし,Uの部分集合Xに対し,XはXの補集合を表す.(1) U, A, Bの関係を図1のように表すと,A∩Bは図2の斜線部分である. このとき,Cはセの斜線部分である. セについては,最も適当なものを,次の⓪~③のうちから一つ選べ.
U
A
B
⓪
U
A
B
①
U
A
B
②
U
A
B
③
(2) 集合U, A, Cが
U = { x | xは15以下の正の整数}
であるとする.A∩B=A∩Cであることに注意するとA = { x | xは15以下の正の整数で3の倍数} C = {2, 3, 5, 7, 9, 11, 13, 15}
A∩B = {ソ,タチ}
であることが分かる.また,Bの要素は全部でツ個あり,そのうちの最大のものはテトである.さらに,Uの要素xについて,条件p, qを次のように定める.
p : xはA∩Bの要素である
このとき,pはqであるためのナ.q : xは5以上かつ15以下の素数である ナの解答群
⓪ 必要条件であるが,十分条件ではない
① 十分条件であるが,必要条件ではない ② 必要十分条件である ③ 必要条件でも十分条件でもない (2021年 共通テスト)
※元の問題では「斜線」で塗り込まれているが,ここでは「灰色」で示した
(解答)
(1) ③の部分から①の部分を取り除いたものになるから,②・・・(答) (2) A={3, 6, 9, 12, 15} C={1, 4, 6, 8, 10, 12, 14} だから A∩C={6, 12}・・・(答) B={2, 5, 6, 7, 11, 12, 13}の7個・・・(答) Bの要素の最大のものは13・・・(答) p ⇔ {2, 5, 7, 11, 13} q ⇔ {5, 7, 11, 13} だから q → p pはqであるための「必要条件であるが,十分条件ではない」⓪・・・(答) |
【問題10】★
解説を読む
全体集合Xを30以下の自然数の集合とし,Xの部分集合A, Bをそれぞれ
A = { x | xは3の倍数},B = { x | xは5の倍数}
とする.また,Xの部分集合Sに対して,Sの補集合をSと書くこととする.(1) A∩BとA∪Bを,それぞれ要素を書き並べる方法で表せ. (2) A∩Bの要素の個数を求めよ. (3) CをXの部分集合で,以下の4つの条件を満たすものとする.
① Cの要素の個数は8 ② A∩Cの要素の個数は5
このとき,C∩(A∪B)の要素の個数を求めよ.
③ B∩Cの要素の個数は4 ④ A∩B∩Cの要素の個数は2 (2000年 東京理科大入試問題)
(解答)
U
A
B
3, 6, 9
12
15
18, 21
24, 27
30
5
10
20
25
1, 2, 4, 7, 8, 11, 13, 14, 16
17, 19, 22, 23, 26, 28, 29
(1)右図より A∩B={15, 30} A∪B={3,5,6,9,10,12, 15,18,20,21,24, 25,27,30} (2) 右図の桃色で示した要素数を数える n(A∩B)=16個・・・(答) (3) • ド・モルガンの法則 : A∪B=A∩Bにより,(2)の結果を用いると,A∪Bの要素は,桃色で示したものになる • Cの要素のうちで
∘ A∩Bとなる要素は,15, 30の2個
したがって,C∩(A∪B)の要素の個数は1個・・・(答)∘ A∩Bとなる要素は,(どれでもよいが一応選べば)3, 6, 9の3個 ∘ A∩Bとなる要素は,(どれでもよいが一応選べば)5, 10の2個 ∘ A∪Bとなる要素は,(どれでもよいが一応選べば)17の1個 |
♪~差集合~♥
※差集合は,今の高校数学の教科書には登場しない.発展学習としてはあり得る.
U
A
B
集合Aの要素のうちから,集合Bに属する要素を取り除いて得られる集合を,AからBを引いた差集合といい,A−Bで表す.右図の赤線で囲まれた部分がA−Bであり, A−B=A∩B が成り立つ.(B独自の部分B∩Aは,空集合であってもなくても,この「引き算」A−Bに全く影響していないことに注意)
※差集合は,バックスラッシュ(
※差集合がマイナスの演算(−)で表されるからと言って,和集合がプラスの演算(+)で表されるのではない.A+Bなどという記号は定義されていない.AとBの和集合は,A∪Bで表す. ※AとBの共通部分のことを,AとBの積集合ということがあるが,その場合でも,A×Bなどという記号は用いない(この記号は直積という別のものを表すために用いる).AとBの積集合は,A∩Bで表す. ※商集合という用語はあるが,積集合の逆計算ということではない.「漏れなく重複のない分類」「剰余類」などと関連して登場し,高校数学にはない. ※以上のように,集合の和差積商は,整数の和差積商のような簡単な話ではないことに注意(甘く見てはいけない) |
【問題11】★
解説を読む
集合C−(A∪B)に等しいものを,次のうちから1つ選んでください. (選択肢をクリックすれば,採点結果と解説が読めます) • 各々の部分に含まれる要素は,実際には1個とは限らないが,ここでは各部分に含まれる要素の代表を1~8として説明する 問題 C={3, 4, 6, 7}, A∪B={1, 2, 3, 4, 5, 6}だから C−(A∪B)={7} (1) C−A={6, 7}, B={2, 3, 5, 6}だから (C−A)∪B={2, 3, 5, 6, 7} ⇒ × (2) A={1, 2, 3, 4}, B∩C={3, 6}だから A−(B∩C)={1, 2, 4} ⇒ × (3) C−A={6, 7}, C−B={4, 7}だから (C−A)∪(C−B)={4, 6, 7} ⇒ × (4) C−A={6, 7}, C−B={4, 7}だから (C−A)∩(C−B)={7} ⇒ 〇 以上から,(4)が正解 |
【問題12】★
解説を読む
集合(A∩B)−Cに等しいものを,次のうちから1つ選んでください. (選択肢をクリックすれば,採点結果と解説が読めます) • 各々の部分に含まれる要素は,実際には1個とは限らないが,ここでは各部分に含まれる要素の代表を1~8として説明する 問題 A∩B={2, 3}, C={3, 4, 6, 7}だから (A∩B)−C={2} (1) A−C={1, 2}, B−C={2, 5}だから (A−C)∩(B−C)={2} ⇒ 〇 (2) A−C={1, 2}, B−C={2, 5}だから (A−C)∪(B−C)={1, 2, 5} ⇒ × (3) A−C={1, 2}, A∪B={1, 2, 3, 4, 5, 6}だから (A−C)∩(A∪B)={1, 2} ⇒ × (4) A−C={1, 2}, B∩C={3, 6}だから (A−C)∪(B∩C)={1, 2, 3, 6} ⇒ × 以上から,(1)が正解 |
【問題13】★
解説を読む
集合(A−C)∪(A∩B)に等しいものを,次のうちから1つ選んでください. (選択肢をクリックすれば,採点結果と解説が読めます) • 各々の部分に含まれる要素は,実際には1個とは限らないが,ここでは各部分に含まれる要素の代表を1~8として説明する 問題 A−C={1, 2}, A∩B={2, 3}だから (A−C)∪(A∩B)={1, 2, 3} (1) A−C={1, 2}, B={2, 3, 5, 6}だから (A−C)−B={1} ⇒ × (2) A={1, 2, 3, 4}, C−B={4, 7}だから A∪(C−B)={1, 2, 3, 4, 7} ⇒ × (3) A={1, 2, 3, 4}, B−C={2, 5}だから A∩(B−C)={2} ⇒ × (4) A={1, 2, 3, 4}, C−B={4, 7}だから A−(C−B)={1, 2, 3} ⇒ 〇 以上から,(4)が正解 |
【問題14】★
解説を読む
集合(A∪B)−(C−A)に等しいものを,次のうちから1つ選んでください. (選択肢をクリックすれば,採点結果と解説が読めます) • 各々の部分に含まれる要素は,実際には1個とは限らないが,ここでは各部分に含まれる要素の代表を1~8として説明する 問題 A∪B={1, 2, 3, 4, 5, 6}, C−A={6, 7}だから (A∪B)−(C−A)={1, 2, 3, 4, 5} (1) A={1, 2, 3, 4}, C−B={4, 7}だから A∪(C−B)={1, 2, 3, 4, 7} ⇒ × (2) B={2, 3, 5, 6}, C−A={6, 7}だから B∪(C−A)={2, 3, 5, 6, 7} ⇒ × (3) B−C={2, 5}, A={1, 2, 3, 4}, だから (B−C)∪A={1, 2, 3, 4, 5} ⇒ 〇 (4) A−C={1, 2}, B={2, 3, 5, 6}だから (A−C)∪B={1, 2, 3, 5, 6} ⇒ × 以上から,(3)が正解 |
♪~式の変形で示す場合~♥
ⅰ) 記述式答案は,「ド・モルガンの法則」「分配法則」「差集合の定義」などを用いて,数式変形として書く方がよいでしょう.
【ド・モルガンの法則】
ⅱ) 集合の要素を示すことだけで正式答案とした場合,何割得点できるかは採点官次第になるが,「別ルート検算」があることは非常に重要• A∩B=A∪B • A∪B=A∩B 【分配法則】 • A∩(B∪C)=(A∩B)∪(A∩C) • A∪(B∩C)=(A∪B)∩(A∪C) 【交換法則】 • A∩B=B∩A • A∪B=B∪A 【結合法則】 • A∩(B∩C)=(A∩B)∩C • A∪(B∪C)=(A∪B)∪C 【差集合の定義】 • A−B=A∩B (「具体的なもの」を「目で見て」確かめる ⇒自信 太鼓判 証拠)
以下の問題では,ⅰ)を答案,ⅱ)を検算として,解説を示す.∎は墓石記号,ハルモス記号・・・証明の終わりを示す |
【追加問題1】★★
解説を読む
集合A, B, Cについて,次の等式が成り立つことを示してください. A−(B−C)=(A−B)∪(A∩C)
(解答)
ⅰ)=証明= A−(B−C)←差集合の定義 =A−(B∩C)←差集合の定義 =A∩(B∩C)←ド・モルガンの法則 =A∩(B∪C)←分配法則 =(A∩B)∪(A∩C)←差集合の定義 =(A−B)∪(A∩C) ∎ 右図において A={1,2,3,4}, B−C={2,5}だから,A−(B−C)={1,3,4} ∎ A−B={1,4}, A∩C={3,4}だから (A−B)∪(A∩C)={1,3,4} ∎ したがって A−(B−C)=(A−B)∪(A∩C)が成り立つ ∎ |
【追加問題2】★★
解説を読む
集合A, B, Cについて,次の等式が成り立つことを示してください. C−(A∩B)=(C−A)∪(C−B)
(解答)
ⅰ)=証明= C−(A∩B)←差集合の定義 =C∩(A∩B)←ド・モルガンの法則 =C∩(A∪B)←分配法則 =(C∩A)∪(C∩B)←差集合の定義 =(C−A)∪(C−B) ∎ 右図において C={3,4,6,7}, A∩B={2,3}だから,C−(A∩B)={4,6,7} ∎ C−A={6,7}, C−B={4,7}だから (C−A)∪(C−B)={4,6,7} ∎ したがって C−(A∩B)=(C−A)∪(C−B)が成り立つ ∎ |
【追加問題3】★★
解説を読む
集合A, B, Cについて,次の等式が成り立つことを示してください. (A−B)−C=A−(B∪C)
(解答)
ⅰ)=証明= (A−B)−C←差集合の定義 =(A∩B)−C←差集合の定義 =(A∩B)∩C←結合法則 =A∩(B∩C)←ド・モルガンの法則 =A∩(B∪C)←差集合の定義 =A−(B∪C) ∎ 右図において A−B={1,4},C={3,4,6,7}, だから,(A−B)−C={1} ∎ A={1,2,3,4}, B∪C={2,3,4,5,6,7}だから A−(B∪C)={1} ∎ したがって,(A−B)−C=A−(B∪C)が成り立つ ∎ |
【追加問題4】★★
解説を読む
集合A, B, Cについて,次の等式が成り立つことを示してください. (A−B)∩C=(A∩C)−B
(解答)
ⅰ)=証明= (A−B)∩C←差集合の定義 =(A∩B)∩C←結合法則 =(A∩C)∩B←差集合の定義 =(A∩C)−B ∎ 右図において A−B={1,4},C={3,4,6,7}, だから,(A−B)∩C={4} ∎ A∩C={3,4}, B={2,3,5,6}だから (A∩C)−B={4} ∎ したがって,(A−B)∩C=(A∩C)−Bが成り立つ ∎ |
【追加問題5】★★
解説を読む
集合A, B, Cについて,次の等式が成り立つことを示してください. (A∪B)−C=(A−C)∪(B−C)
(解答)
ⅰ)=証明= (A∪B)−C←差集合の定義 =(A∪B)∩C←分配法則 =(A∩C)∪(B∩C)←差集合の定義 =(A−C)∪(B−C) ∎ 右図において A∪B={1,2,3,4,5,6},C={3,4,6,7}, だから,(A∪B)−C={1,2,5} ∎ A−C={1,2}, B−C={2,5}だから (A−C)∪(B−C)={1,2,5} ∎ したがって,(A∪B)−C=(A−C)∪(B−C)が成り立つ ∎ |
【追加問題6】★★
解説を読む
集合A, B, Cについて,次の等式が成り立つことを示してください. A∩(B−C)=(A∩B)−C
(解答)
ⅰ)=証明= A∩(B−C)←差集合の定義 =A∩(B∩C)←結合法則 =(A∩B)∩C←差集合の定義 =(A∩B)−C ∎ 右図において A={1,2,3,4},B−C={2,5}, だから,A∩(B−C)={2} ∎ A∩B={2,3}, C={3,4,6,7}だから (A∩B)−C={2} ∎ したがって,A∩(B−C)=(A∩B)−Cが成り立つ ∎ |
【追加問題7】★★
解説を読む
集合A, B, Cについて,次の等式が成り立つことを示してください. A∩(B−C)=(B−C)−A
(解答)
ⅰ)=証明= A∩(B−C)←差集合の定義 =A∩(B∩C)←交換法則 =(B∩C)∩A←差集合の定義 =(B−C)−A ∎ 右図において A={5,6,7,8},B−C={2,5}, だから,A∩(B−C)={5} ∎ B−C={2,5}, A={1,2,3,4}だから (B−C)−A={5} ∎ したがって,A∩(B−C)=(B−C)−Aが成り立つ ∎ |
【追加問題8】★★
解説を読む
集合A, B, Cについて,次の等式が成り立つことを示してください. (A−B)∩C=C−(A−B)
(解答)
ⅰ)=証明= (A−B)∩C←交換法則 =C∩(A−B)←差集合の定義 =C−(A−B) ∎ 右図において A−B={1,4},A−B={2,3,5,6,7,8},C={3,4,6,7}, だから,(A−B)∩C={3,6,7} ∎ C={3,4,6,7}, A−B={1,4}だから C−(A−B)={3,6,7} ∎ したがって,(A−B)∩C=C−(A−B)が成り立つ ∎ |
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