![]() ![]() *** 科目 *** 数Ⅰ・A数Ⅱ・B数Ⅲ高卒・大学初年度 *** 単元 *** 式と証明点と直線円軌跡と領域三角関数 指数関数対数関数微分不定積分定積分 高次方程式数列漸化式と数学的帰納法 平面ベクトル空間ベクトル確率分布 ※高校数学Ⅱの「三角関数」について,このサイトには次の教材があります.
この頁へGoogleやYAHOO ! などの検索から直接来てしまったので「前提となっている内容が分からない」という場合や「この頁は分かったがもっと応用問題を見たい」という場合は,他の頁を見てください. が現在地です. ↓正の角・負の角 ↓一般角 ↓三角関数の定義 ↓第2象限の角 ↓第3象限の角 ↓第4象限の角 ↓三角関数の性質(まとめ) ↓弧度法の単位ラジアン ↓弧度法:三角関数の値 ↓sin(θ+π)など ↓y=sin(θ−α)のグラフ ↓y=a sin b(x−p)+q のグラフ ↓y=a cos b(x−p)+q のグラフ ↓振幅とグラフ ↓周期とグラフ ↓三角方程式 ![]() ↓三角不等式 ↓同(2) ↓加法定理,倍角(3倍角)公式,半角公式 ↓加法定理(練習問題) ↓同(2) ↓同(3)数値計算 ↓倍角・半角公式(練習問題) ↓積和・和積の公式 ↓同(2) ↓同(3) ↓三角関数の合成公式 ↓三角関数の公式一覧 ↓三角関数の公式プラス ↓三角形の証明・形状問題 センター試験 三角関数(2015~) |
【三角方程式とは】
• • 三角方程式は,次の例題のように単位円を利用して解くと分かりやすい.
【例題1】
サインはy
![]() ⇒「サインはy」と覚えておく 右図の単位円で,y座標が
#超初心者のビックリ答案#
何十年も高校で教えていると,ビックリ答案に出会うことがある.馬鹿にしているのでなく,危険な落とし穴として注意しておこう!
#この問題はなぜ解けるのか#
本当のことを言えば,この問題が解けるのは,
中学校で習う1次方程式の解き方
これに対して,定期試験や入学試験などで三角関数表が付いていない場合には,上に述べた表に出てくる問題しか出ないことになります(符号が逆のものは出ます). |
【例題2】
コサインはx
![]() ⇒「コサインはx」と覚えておく 右図の単位円で,x座標が
【例題3】
タンジェントはy/x
![]() ⇒「タンジェントはy/xの比率」 右図の単位円で,(縦)÷(横)の比率が正で1となる角度は, |
≪水色の表だけは確実に言えるようにしよう!≫ 残りは矢印の方向に同じ値にして,符号を付ける
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【解説】 ○ 次のような問題では,2θの問題に直して解く。 ![]() ○ 次の問題では, ![]() ![]() |
■ 問題 0≦θ<πのとき,次の方程式を解きなさい。(初めに問題を1つ選択し,続いて解答を1つクリックしなさい。正しければ消えます。) |
問題 | 解答 |
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【三角方程式の一般解】![]() ![]() θ=(π−α)+2nπ…(2) [nは整数] の形に書ける角度はすべて解になる.
この形で一般解として覚えてもよいが,次のようにまとめる方法も使われる.
上記の茶色で書いたまとめ方は,式が複雑で迷う可能性がある.自分が答案を書くときは,(1)(2)で安全・確実に書けばよい.(1)はnが偶数のときはnπにαを加えることを表しており, (2)はθ=(2n+ 1)π−αと書けるから,nが奇数のときはnπからαを引くものと解釈することができる. そこで,これら2つの式を とまとめることができる. 上記の(A)の公式は,次の(B)の形に書くこともできる. ![]() ![]() θ=(π−α)+2nπ…(2) [nは整数] が成り立つ. |
【例題4】
(解答)![]()
【例題5】…たぶん,高校生の正答率は1割以下.難しい
(解答)nは整数として (1)
気長に,nの値の範囲を求めているだけだが,生徒には難しいらしい
これに該当する整数値nはない (2) これに該当する整数値はn=0 したがって, |
【例題6】…もう高校生2年生ではほとんど解けないかも
(解答)0≦θ≦πのとき,
なぜ,そのような変形をするのか?それは,加法定理などの変形方法をまだ習っていない段階では,
nは整数として特に, (1) これに該当する整数値はn=0, 1 n=0のとき, n=1のとき, (2) これに該当する整数値はない (1)(2)から, |
【三角方程式の一般解】![]() θ=±α+2nπ[nは整数] の形に書ける角度はすべて解になる. ![]() θ=±α+2nπ[nは整数] が成り立つ. |
【例題7】
(解答)
【例題8】
(解答)nは整数として (1) これに該当する整数値はn=0 n=0のとき, (2) これに該当する整数値はn=1 したがって, 以上から, |
【例題9】
(解答)0≦θ≦πのとき,
正弦にそろえてもできる
nは整数として(1) これに該当する整数値はn=0, 1 n=0のとき, n=1のとき, (2) これに該当する整数値はn=1 n=1のとき, (1)(2)から, |
【三角方程式の一般解】![]() の形に書ける角度はすべて解になる. ![]() が成り立つ. |
【例題10】
(解答)
【例題11】
(解答)nは整数として これに該当する整数値はn=0 n=0のとき, |
【例題12】
(解答)0≦θ≦πのとき, これに該当する整数値はn=0, 1, 2 n=0のとき, n=1のとき, n=2のとき, |
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