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※高校数学Bの「空間ベクトル・空間図形」について,このサイトには次の教材があります.
この頁へGoogleやYAHOO ! などの検索から直接来てしまったので「前提となっている内容が分からない」という場合や「この頁は分かったがもっと応用問題を見たい」という場合は,他の頁を見てください.  が現在地です.
空間座標と空間ベクトル(1)
空間座標と空間ベクトル(2)
空間における直線の方程式-現在地
空間における平面の方程式
空間における平面と直線の方程式

■空間における直線の方程式

○ 三次元空間において1点P0(x0 , y0 , z0 )を通り,方向ベクトルuw=(a, b, c)に平行な直線の方程式は
.x−x0annnn=.y−y0bnnnn=.z−z0cnnnn …(1)
○ ただし,方向ベクトルuw=(a, b, c)のうち,いずれか1つの成分が0であるとき,例えば,b=0のときは
.x−x0annnn=.z−z0cnnnn, y=y0 …(1’)
○ 方向ベクトルuw=(a, b, c)のうち,いずれか2つの成分が0であるとき,例えば,b=0, c=0のときは
y=y0, z=z0 …(1”)

(1)式において,分子のx,y,zの係数は1として使うようになっています.だから
.2x−13nnnn=.y2n=.−z+15nnnn
のような方程式は,
.x−.12n.32nnnnn=.y2n=.z−1−5nnnと変形することにより,
(.12n, 0, 1)を通り,方向ベクトルuw=(.32n, 2, −5)に平行
な直線と解釈することになります.方向ベクトルの大きさは自由に指定できるので,u’ww=(3, 4, −10)に平行とすることもできます.

【例1】
P0(1, −2, 3)を通り,方向ベクトルuw=(4, 5, −6)に平行な直線の方程式は
.x−14nnn=.y+25nnn=.z−3−6nnn
【例2】
P0(2, 4, −3)を通り,方向ベクトルuw=(1, 0, −2)に平行な直線の方程式は
x−2=.z+3−2nnn , y=4
【例3】
P0(1, 2, 3)を通り,方向ベクトルuw=(0, 0, 5)に平行な直線の方程式は
x=1, y=2

≪解説≫
○ 点P0(x0 , y0 , z0 )を通り,方向ベクトルuw=(a, b, c)に平行な直線上にある1点をP(x, y, z)とおくとき,その位置ベクトルpw=OP=(x, y, z)
pw=OP0+tuw (tは実数)
で表されます.
例えば,t=0のときは,pw=OP0となって,点P0を表します.
例えば,
t=1のときは,pw=OP0+uw
t=2のときは,pw=OP0+2uw
t=3のときは,pw=OP0+3uw
となって,各々図に示した点を表します.
このようにして,tがすべての実数値をとるとき,pw=OP0+tuwはこの直線上のすべての点を指します.
(x, y, z)=(x0 , y0 , z0)+t(a, b, c) (tは実数)
を成分に分けると
x=x0+at
y=y0+bt
z=z0+ct
これらは,各々次の形に書けます.
.x−x0annnn=t
.y−y0bnnnn=t
.z−z0cnnnn=t
したがって,
.x−x0annnn=.y−y0bnnnn=.z−z0cnnnn(=t)
となりますが,実数t(媒介変数)は必要なときだけ明示的に書くことにして,普段は書かずにx, y, z座標だけの方程式にすると
.x−x0annnn=.y−y0bnnnn=.z−z0cnnnn…(1)
となります.

○ 方向ベクトルuw=(a, b, c)のうち,いずれか1つの成分が0であるとき,例えば,b=0のときは,(1)式で分母が0となって,そのままでは使えません.
x=x0+at
y=y0+0t=y0
z=z0+ct
したがって,
.x−x0annnn=.z−z0cnnnn, y=y0 …(1’)
となります.
※ 一般に,三次元空間(自由度3)において,1つの制限(方程式による縛り)を入れると,自由度が1つ減って2次元(平面や曲面)になります.方程式2つなら,自由度が2つ減って1次元(直線や曲線)になります.
(1)式は.x−x0annnn=.y−y0bnnnn, .y−y0bnnnn=.z−z0cnnnn
という連立方程式を省略的に表したもので,方程式2つになっています.
 このように,三次元空間における直線の方程式は,1つの方程式では表せず,「連立方程式」で書くことになります.(1’)は,その連立方程式を分けて書いたものです.
(1’)のグラフはy軸に垂直な(y軸を串刺しにしたような)平面y=y0(=一定)上にあって,x,zの関係が
.x−x0annnn=.z−z0cnnnnで表される直線ということになります.

○ 方向ベクトルuw=(a, b, c)のうち,2つの成分が0であるとき,例えば,b=0, c=0のときも,(1)式で分母が2つ0となって,そのままでは使えません.
x=x0+at
y=y0+0t=y0
z=z0+0t=z0
 このとき,y, zは定数となって,グラフはy軸に垂直な平面とz軸に垂直な平面の両方を満たします(それらの交線上にあります).x座標は,x=x0+at (a≠0)から,tが実数全体を変化するとき,xは実数全体を変化します.すなわち「xは任意の値をとります」.すなわち,制限がありません
 このような,任意の値をとる変数(制限のないもの)は,方程式(制限の式)としては,何も書きません.
 例えば,x-y平面上でy軸に垂直な右図の直線の方程式は,単にy=3と書き,xについては何も書きませんが,それはxは任意の値をとる(制限がない)ということです.y=3でありさえすれば,(0,3), (1,3), (2,3), ..などはすべてこの直線上にあります.
同様にして,x-y平面上でx軸に垂直な直線の方程式は,単にx=3と書き,yについては何も書きませんが,それはyは任意の値をとる(制限がない)ということです.x=2でありさえすれば,(2,0), (2,1), (2,2), ..などはすべてこの直線上にあります.

.x−x0annnn=.y−y0bnnnn=.z−z0cnnnnの形の方程式を変形するときの注意点

(1) 1つの分数(第1辺,第2辺,第3辺だけ)を約分などで変形するときは,他の分数には影響しません
.2x−46nnnn=.y−y0bnnnn=.z−z0cnnnn.x−23nnn=.y−y0bnnnn=.z−z0cnnnn
.x−1−2nnn=.y−y0bnnnn=.z−z0cnnnn.1−x2nnn=.y−y0bnnnn=.z−z0cnnnn
(2) 各辺に同じ数を掛けたり,同じ数で割ったりすることはできます
.x−13nnn=.y−24nnn=.z−35nnn.x−16nnn=.y−28nnnn=.z−310nnnn
(3) 方程式の見かけが違っていても,同じ直線を表している場合があります
.x−13nnn=.y−24nnn=.z−35nnn.x−43nnn=.y−64nnnn=.z−85nnnn
(1,2,3)を通り,方向ベクトル(3,4,5)に平行な直線は,(1+3,2+4,3+5)を通り,方向ベクトル(3,4,5)に平行な直線と考えることもできます.
これは
.x−13nnn−1=.y−24nnn−1=.z−35nnn−1.x−43nnn=.y−64nnnn=.z−85nnnn
のように,各辺から1だけ引く変形と対応しています.
(4) 3つの辺から成り立っている方程式では,「移項」という考え方はしない方がよいでしょう.(第3の辺の取り扱いが分かりにくくなります)
x+a=y+b=z+c → x+a−b=y=z+c ??
【要約】
⇒ 「1つの分数の分母と分子で約分する」「3つの辺に同じ数を足す,引く,掛ける,同じ数で割る」などが安全な変形です

 以下,正しい番号を選択してください.
[問題1]
(2, 1, −3)を通り,方向ベクトルuw=(3, −2, 1)に平行な直線の方程式を求めてください.

1.x+23nnn=.y+12nnn=z−3 2.x−23nnn=.1−y2nnn=z+3

33(x+2)=2(y+1)=z+3 43(x−2)=2(y−1)=z−3


[問題2]
(3, 0, −1)を通り,方向ベクトルuw=(−2, 3, 0)に平行な直線の方程式を求めてください.

1.x−3−2nnn=.y3n , z=−1 2.x−3−2nnn=z+1 , y=3

3.x−3−2nnn=.y3n=z+1 4.x+23nnn=y−3=−z


[問題3]
(0, 4, −5)を通り,方向ベクトル(3, 0, 0)に平行な直線の方程式を求めてください.

1.x3n=y−4=z+5 2x−3=.y4n=.z−5nn

3y=4 , z=−5 4y−4=z+5


[問題4]
媒介変数表示
x=p+ut
y=−q+vt
z=r−wt
tは実数, u, v, w≠0
に対応する直線の方程式(x, y, zの関係式)を求めてください.

1.x+punnn=.y−qvnnn=.z+r−wnnn 2.x−punnn=.y+qvnnn=.r−zwnnn

3.x+upnnn=.y+v−qnnn=.z−wrnnn 4.x−upnnn=.y−v−qnnn=.z+wrnnn



【例題1】
 点(4, −2, 0)を通り,直線.x−12nnn=.z+33nnn , y=1に平行な直線の方程式を求めてください.
(解答)
≪ポイント≫
直線の方程式
.x−12nnn=.z+33nnn , y=1
は,方向ベクトルを取り出すためだけに使う!点(1, 1, −3)は関係ない!
(4, −2, 0)を通り,方向ベクトル(2, 0, 3)に平行な直線の方程式を求めればよいから
.x−42nnn=.z3n , y=−2

【例題2】
 2直線.x−12nnn=y=.1−z2nnny=x+2, z=−1 のなす角を求めて
ください.
(解答)
≪ポイント≫
2直線が交わらない場合(空間的に「ねじれの位置」にあるときや「平行」な場合)でも,2つの方向ベクトルのなす角を2直線のなす角という
方向ベクトルは各々uw=(2, 1, −2),
vw=(1, 1, 0)
だから
|uw|=.22+12+(−2)2√nnnnnnnnnnni=3
|vw|=.12+12+02√nnnnnnnni=.2√ni
uw·vw=2+1+0=3
uw·vw=|uw|·|vw|cosθ
から
cosθ=.33.2√ninnn=.1.2√ninn
θ=.π4n
 以下,正しい番号を選択してください.
[問題5]
直線.x+12nnn=.y−23nnn=.z−1nnに平行で,点(0, −1, 3)を通る
直線の方程式を求めてください.

1.x−2−1nnn=.y−32nnn=.z+10nnn 2.x2n=.y+13nnn=.z−3−1nnn

3y+1=.z3n , x=0 4y+1=.z−3−1nnn , x=−1


[問題6]
次の2直線のなす角を求めてください.
..2√nix+12nnnnnn=.2y−16nnnn=.3z+13nnnn…(1)
x=0 , .1−y4nnn=.2−z3nnn…(2)
1.π6n 2.π3n 3.3nn 4.6nn




○ 三次元空間において2点P0(x0 , y0 , z0 ) , P1(x1 , y1 , z1 )を通る直線の方程式は
.x−x0x1−x0nnnnn=.y−y0y1−y0nnnnn=.z−z0z1−z0nnnnn
≪解説≫
x,y,zがいろいろあって,混乱する~」などと,初歩的な弱音を吐いていてはだめです.実際には,変数は赤で示した3個だけで,他のものは単なる係数です.
 2点P0(x0 , y0 , z0 ) , P1(x1 , y1 , z1 )を通るということから,1点P0(x0 , y0 , z0 )を通り,方向ベクトルuw=(x0−x1 , y0−y1 , z0−z1 )に平行な直線と読み替えると,この公式になります.
 なお,方向ベクトルのうち1つまたは2つの成分が0になるときの取り扱いは,上で述べたことと同様です.
【例題3】
 2点P0(3, 4, −2) , P1(3, 6, 1)を通る直線の方程式を求めてください.
(解答)
 方向ベクトルはP0P1=(3−3 , 6−4, 1−(−2) )=(0, 2, 3)だから
.y−42nnn=.z+23nnn , x=3
(別解)
 点P1(3, 6, 1)を通り,方向ベクトルP0P1=(0, 2, 3)に平行な直線と考えて
.y−62nnn=.z−13nnn , x=3
と答えてもよく,方向ベクトルをP1P0=(0, −2, −3)として
.y−4−2nnn=.z+2−3nnn , x=3
などと答えてもよい.
[問題7]
2点P0(−1, 2, 3) , P1(4, −5, 6)を通る直線の方程式を求めてください.

1.x+14nnn=.y−2−5nnn=.z−36nnn 2.x−4−1nnn=.y+52nnn=.z−63nnn

3.x+15nnn=.y−2−7nnn=.z−33nnn 4.x+1xnnn=.y−2ynnn=.z−3znnn



[問題8]
2点P0(1, 4, 3) , P1(−2, 4, 5)を通る直線の方程式を求めてください.

1.x−1−3nnn=.y−40nnn , z=3 2.1−x3nnn=.z−32nnn , y=4

3.x−1−2nnn=.y−44nnn=.z−35nnn 4.x−1−3nnn=.y−40nnn=.z−32nnn




≪媒介変数表示を使いこなそう!≫
【例題4】
 1点P0(1, 0, 2)から直線.x−84nnn=.y+13nnn=.z−42nnnまでの最短距離
を求めてください.
(解答)
 直線.x−84nnn=.y+13nnn=.z−42nnn上の点P
座標(x,y,z)は,媒介変数tを用いて次のように表すことができます.
x=4t+8
y=3t−1
z=2t+4
したがって,2点P0P間の距離は
|P0P|2=(4t+7)2+(3t−1)2+(2t+2)2
と,tの2次関数で表すことができますので,その最小値を求めればよいことになります.
|P0P|2=...=29(t+1)2+25
となるので,t=−1のとき,|P0P|2=25,すなわち|P0P|=5となります.
P0P⊥uwのとき,P0Pは最小となるので,内積P0uw=0から求めると,もう少し簡単に計算できます.
4(4t+7)+3(3t−1)+2(2t+2)=0より
29t=−29
t=−1
このとき,P(4, −4, 2)P0P=.32+(−4)2+02√nnnnnnnnnnni=.25√nni=5
[問題9]
原点O(0,0,0)から直線.x+1−2nnn=.y2n=.z−53nnnまでの最短距離
を求めてください.

11 22 33 44




【例題5】
 2直線.x3n=.y−9−1nnn=z−2 , .x+3−3nnn=.y+72nnn=.z−64nnnの両方に垂直に
交わる直線の方程式を求めてください.
(解答)
 直線.x3n=.y−9−1nnn=z−2上の点
P1(x1 ,y1 ,z1 ) は,媒介変数sを用いて次のように表すことができます.
x1=3s
y1=−s+9
z1=s+2
 同様にして,直線.x+3−3nnn=.y+72nnn=.z−64nnn上の点
P2(x2 ,y2 ,z2 ) は,媒介変数tを用いて次のように表すことができます.
x2=−3t−3
y2=2t−7
z2=4t+6
※ 単に垂直であるだけでなく,実際に交わっていることから,P1(x1 ,y1 ,z1 )P2(x2 ,y2 ,z2 )が各々の直線の方程式を満たすといえます.

 このとき,2直線の方向ベクトルuw=(3, −1, 1) , vw=(−3, 2,4)に対して,P1P2=(−3t−3s−3, 2t+s−16, 4t−s+4)が垂直となればよいから
uw·P1P2=0
3(−3t−3s−3)−(2t+s−16)+(4t−s+4)=0…(1)
vw·P1P2=0
−3(−3t−3s−3)+2(2t+s−16)+4(4t−s+4)=0…(2)
(1)→−7t−11s+11=0
(2)→29t+7s−7=0
これを解くと,s=1, t=0
P1(3,8,3), P2(−3,−7,6)となるから,これら2点を通る直線の方程式は
.x−3−6nnn=.y−8−15nnn=.z−33nnn
方向ベクトルの大きさ(≠0)は自由に定めることができるから
.x−32nnn=.y−85nnn=3−z
[問題10]
2直線.x−52nnn=y−4=z−2 , .x+1−5nnn=.y−32nnn=.z−3−4nnnの両方に
垂直に交わる直線の方程式を求めてください.

1.x+1−2nnn=y−2=.z3n 2.x+1−2nnn=y+2=.z3n
3.x−1−2nnn=y+2=.z3n 4.x−1−2nnn=y−2=.z3n




【例題6】
(2,0,4)を通り,2直線x−1=.y3n=2−z , 3−x=.y−12nnn=.z3n
の両方に垂直な直線の方程式を求めてください.
(解答)
 直線x−1=.y3n=2−zの方向ベクトルは
uw=(1,3,−1),直線3−x=.y−12nnn=.z3n
の方向ベクトルはvw=(−1,2,3)とおける.  求める直線の方向ベクトルをww=(a,b,c)とおくと uw·ww=0
a+3b−c=0…(1)
vw·ww=0
−a+2b+3c=0…(2)
※ この問題では,単に垂直であればよく,実際に交わっているとは限りません.
この方程式を解く(未知数が3個で,方程式が2個だから,不定解となる.そこで例えば1文字cについては「解かない」と決めて,分かりやすくするために「かっこ」に入れておく)
a+3b=(c)…(1’)
−a+2b=(−3c)…(2’)
解をcで表すと
a=(.115nnc) , b=(−.25nc)
したがって
ww=(.115nnc , −.25nc , c)
方向ベクトルの大きさ(≠0)は自由に定めることができるから w’ww=(11,−2,5)とすると,求める直線の方程式は
.x−211nnn=−.y2n=.z−45nnn
[問題11]
(1, 2, 3)を通り,2直線
x−2=.y+13nnn , z=4
.x+22nnn=.z−1−1nnn , y=2
の両方に垂直な直線の方程式を求めてください.

1x−1=.y−23nnn=.z−32nnn 2x−1=.y−2−3nnn=.z−32nnn
3.x−13nnn=.y−2−1nnn=.z−36nnn 4.x−16nnn=.y−2−1nnn=.z−3−3nnn




【例題7】
 直線3−x=.y+22nnn=.z−23nnnに関して点P0(3,4,5)と対称な点
の座標を求めてください.
(解答)
 求める点をP1(p,q,r)とおくと,線分P0P1の(1つの)垂直二等分線が
直線3−x=.y+22nnn=.z−23nnnになればよい.
 そのためには,
ベクトルP0P1=(p−3,q−4,r−5)
直線3−x=.y+22nnn=.z−23nnnの方向ベクトルuw=(−1,2,3)に垂直…(*)
かつ
線分P0P1の中点(.p+32nnn,.q+42nnn,.r+52nnn)が直線
3−x=.y+22nnn=.z−23nnn
上にあればよい.…(#)
(*)→−(p−3)+2(q−4)+3(r−5)=0
−p+2q+3r=20…(1)
(#)→3−.p+32nnn=..q+42nnn+22nnnnn=..r+52nnn−23nnnnn
.p+3−6−2nnnnn=.q+4+44nnnnn=.r+5−46nnnnn
.p−3−2nnn=.q+84nnn=.r+16nnn
.p−3−1nnn=.q+82nnn=.r+13nnn
これより,2(p−3)=−(q+8) → 2p+q=−2…(2)
3(q+8)=2(r+1) → 3q−2r=−22…(3)
(1)(2)(3)よりp=0, q=−2, r=8
P1(0, −2, 8)
[問題12]
直線x−3=.y−22nnn=z−5に関して原点O(0, 0, 0)と対称
な点の座標を求めてください.

1(2, −4, 6) 2(1, −2, 3)
3(−3, −2, −5) 4(6, 4, 10)




【例題8】
 点P0(3,4,5)に関して直線3−x=.y+22nnn=.z−23nnnと対称な直線
の方程式を求めてください.
(解答)
 直線3−x=.y+22nnn=.z−23nnn上の動点を
P(p,q,r),求める直線上の動点をQ(x,y,z)とするとき,PQの中点がP0になればよい.
PQはこれらの直線とは垂直になるとは限らない点に注意
 P(p,q,r)Q(x,y,z)の中点の座標は
(.x+p2nnn,.y+q2nnn,.z+r2nnn)
これが,P0(3,4,5)に一致すればよいから
.x+p2nnn=3, .y+q2nnn=4, .z+r2nnn=5
P(p,q,r)
3−p=.q+22nnn=.r−23nnn
を満たすから
3−(6−x)=.(8−y)+22nnnnnnn=.(10−z)−23nnnnnnnn
x−3=.10−y2nnnn=.8−z3nnn
[問題13]
P0(−1, 2, 3)に関して直線.x−13nnn=.y+22nnn=z−4と対称
な直線の方程式を求めてください.

1.x+13nnn=.y−22nnn=z−3 2.x+33nnn=.y−62nnn=z−2
3.x+1−1nnn=.y−22nnn=.z−13nnn 4.x+3−1nnn=.y−62nnn=.z−23nnn





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■[個別の頁からの質問に対する回答][空間における直線の方程式について/16.11.9]
(1’)のグラフはy軸に垂直な(y軸を串刺しにしたような)~の説明でY-Y0/aはZ-Z0/bではないでしょうか?67歳です。放射線被曝の影響評価を理解するために、高校数学を学び直しています。丁寧な解説と直近の問題があるので、とても理解しやすく役立っています。ありがとうございます。なんとか微積・統計確率まで行きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
=>[作者]:連絡ありがとう.訂正しました.
■[個別の頁からの質問に対する回答][空間における直線の方程式について/16.11.5]
例題4の解答欄図のP0の座標数値が(1,2,0)になっています。
=>[作者]:連絡ありがとう.訂正しました.

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