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※高校数学Ⅱの「三角関数」について,このサイトには次の教材があります.
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正の角・負の角
一般角
三角関数の定義
第2象限の角
第3象限の角
第4象限の角
三角関数の性質(まとめ)
弧度法の単位ラジアン
弧度法:三角関数の値
sin(θ+π)など
y=sin(θ−α)のグラフ
y=a sin b(x−p)+q のグラフ
y=a cos b(x−p)+q のグラフ
振幅とグラフ
周期とグラフ
三角方程式
三角不等式
同(2)
加法定理,倍角(3倍角)公式,半角公式
加法定理(練習問題)
同(2)
同(3)数値計算
倍角・半角公式(練習問題)
積和・和積の公式
同(2)
同(3)
三角関数の合成公式
三角関数の公式一覧
三角関数の公式プラス
三角形の証明・形状問題
センター試験 三角関数(2015~)

== 加法定理を使った数値計算 ==

【例題1】
 sin45°, cos45°, sin30°, cos30°の値を利用して,sin15°, cos15°の値を求めてください.
(解答)
sin15°=sin(45°−30°)←加法定理
 =sin45°·cos30°−cos45°·sin30°
 =22322212
 =624・・・(答)
cos15°=cos(45°−30°)←加法定理
 =cos45°·cos30°+sin45°·sin30°
 =2232+2212
 =6+24・・・(答)
(備考1)
sin15°=sin(60°−45°)などを利用しても同様の結果が得られる
sin15°=sin(60°−45°)←加法定理
 =sin60°·cos45°−cos60°·sin45°
 =32221222
 =624
cos15°=cos(60°−45°)←加法定理
 =cos60°·cos45°+sin60°·sin45°
 =1222+3222
 =2+64
(備考2)
30°, 45°, 60°などの三角関数とは異なり,15°, 75°などの三角関数の値を暗唱する必要はないが,よく登場するので「見たことがある」「求め方は分かっている」程度にしておく方がよい.

【例題2】
 sin512π , cos512πtan512π の値を求めてください.
(解答)
※数学Ⅱでは,度数法(六十分法),弧度法(単位はラジアン)の両方を習うので,三角関数の値を求める問題は,どちらの単位で出題されても答えられるようにしておくのがよい.
sin512π=sin(π4+π6)
=sinπ4cosπ6+cosπ4sinπ6
=2232+2212
=2232+2212
=6+24
cos512π=cos(π4+π6)
=cosπ4cosπ6sinπ4sinπ6
=22322212
=624
tan512π=tan(π4+π6)
【正接の加法定理】
tan(α+β)=tanα+tanβ1tanαtanβ
=tanα+tanβ1tanαtanβ
=1+131113
=3+131=(3+1)2(31)(3+1)
=3+23+12=2+3
tan512π=sin512πcos512π =6+24624
から計算してもよい
【問題1】
 sin105°, cos105°の値を求めてください.
解答を見る

【問題2】
 sin(712π),cos1112π,tanπ12の値を求めてください.
解答を見る

【2倍角公式】
 sin2α=2sinαcosα・・・(#1)
 cos=2cos2α−1=1−2sin2α・・・(#2)
 tan2α=2tanα1tan2α・・・(#3)
【半角公式】
2倍角公式のうちでcos2α=···の式を,逆に解いたものを半角公式という.
(上記の#2を変形する.(#1)(#3)からは変形しない)
 sin2α=1cos2α2 もしくはsin2α2=1cosα2
 cos2α=1+cos2α2 もしくはcos2α2=1+cosα2
 tan2α=1cos2α1+cos2αもしくはtan2α2=1cosα1+cosα
tan2α=sin2αcos2αを使う
※筆者は,自分の受験時代も含めて「半角公式は覚えない」ことにしていた.というのは,半角公式と言っても,書物によって,半角がαのもの,α/2のもの,式が±付き根号で書かれているものもあり,(各4通り計12通りもあるから体が受け付けない)曖昧なものなら覚えない方がましということで,「上記の二重下線の箇所を覚え」続きは試験会場で作っていた.
【問題3】
 2倍角公式・半角公式を用いて,sin22.5°, cos22.5°, tan22.5°の値を求めてください.
解答を見る

【例題3】
 α, βともに第1象限の角で,sinα=35,sinβ=12のとき,sin(α+β), cos(α+β)の値を求めてください.
(解答)
αは第1象限の角で,sinα=35だから
cosα=1(35)2=45(>0)
βは第1象限の角で,sinβ=12だから
cosβ=1(12)2=32(>0)
sin(α+β)=sinαcosβ+cosαsinβ
=35×32+45×12=33+410---(答)
cos(α+β)=cosαcosβ−sinαsinβ
=45×3235×12=43310---(答)

【例題4】
 αは第1象限の角,βは第2象限の角で,cosα=12,
sinβ=22 のとき,sin(α−β), cos(α−β)の値を求めてください.
(解答)
αは第1象限の角で,cosα=12だから
sinα=1(12)2=32(>0)
βは第2象限の角で,sinβ=22だから
cosβ=1(22)2=22(<0)
sin(α−β)=sinαcosβ−cosαsinβ
=32×(22)12×22=624---(答)
cos(α−β)=cosαcosβ+sinαsinβ
=12×(22)+32×22=2+64---(答)

【問題4】
 αは第2象限の角,βは第1象限の角で,
cosα=35,sinβ=53 のとき,sin(α+β), cos(α−β)の値を求めてください.
解答を見る

【問題5】
 αは第1象限の角,βは第3象限の角で,
sinα=22,cosβ=12 のとき,tan(α+β), tan(α−β)の値を求めてください.
解答を見る

【昔からよくある問題】
 α=18°とすると,5α=90°すなわち2α+3α=90°となることを利用して,sin18°, cos18°を求めることができる.
 上記の18°の三角関数が分かっている場合は,その値を使って2倍角36°の三角関数も求められるが,それとは独立な問題としてsin36°, cos36°を求める問題も出せる.すなわち,β=36°とすると,5β=180°すなわち2β+3β=180°となることを利用して,sin36°, cos36°を求めることができる.
 72°についても同様
【問題6】
 α=18°とすると,5α=90°すなわち2α+3α=90°となることを利用して,sin18°, cos18°を求めてください.
解答を見る
【問題7】
 β=36°とすると,5β=180°すなわち2β+3β=180°となることを利用して,sin36°, cos36°を求めてください.
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