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※高校数学Ⅱの「不定積分」について,このサイトには次の教材があります.
この頁へGoogleやYAHOO ! などの検索から直接来てしまったので「前提となっている内容が分からない」という場合や「この頁は分かったがもっと応用問題を見たい」という場合は,他の頁を見てください.  が現在地です.
不定積分
同(2)
同(3)
同 展開-現在地
積分変数がy,t,uなど
積分定数と初期条件

== 不定積分(展開) ==
《解説》
まず,次の点に注意してください.
■積分を求めてから後で掛けてよいのは,定数kとの掛け算になっている場合だけです.
kf(x)dx=kf(x)dx=kF(x)+C
≪正しい例≫
3xdx=3×x22+C=32x2+C
■これに対して積の形になっている関数を積分するときに,1つずつ積分してから後で掛けても正しい答にはなりません.
≪間違いの例≫
xx2dx=x22x33+C
≪正しくは≫
x3dx=x44+C

(これが基本)
 数学Ⅱでは
(x+1)(x+2)dx(x+1)2dxのように積
の形の関数をそのまま積分する公式は扱いませんので,これらの積分をするときは「前もって展開をしてから積分を求める」のが基本です.
【例】
(1) (x+1)(x+2)dx=(x2+3x+2)dx
=13x3+32x2+2x+C
(2) (x+1)2dx=(x2+2x+1)dx
=13x3+x2+x+C

※上に述べた定数との掛け算でも,定数という関数として扱うと,次のように間違った計算になります.
≪間違いの例≫
3xdx=3xx22+C=32x3+C
定数は,積分記号の外に出せるだけですので注意しましょう.
≪正しくは≫
3xdx=3xdx=3×x22+C

なお発展学習として,1次式の累乗になってる関数の積分については,次の公式がありますが,この公式は「かっこ」内が2次式以上の場合には使えません.
(ax+b)ndx=1a(n+1)(ax+b)n+1+C

以下においては,この公式を覚えずに「とにかく展開してから積分する」方法だけで問題を解くことにします.


《問題》左の不定積分に等しいものを,右から選びなさい.
はじめに左の式を一つクリックし,続けて答をクリックすると消えます.
○間違えば消えません.間違ったときは,解答欄を連打するのではなく,問題を選び直すことから始めてください.間違ったとき,[解説]ボタンが見えている間にそれを押せば,「左側の問題に対する解説」が出ます.
○[解説]を使って解説を読む場合でも,読まない場合でも,新しい問題を選べば解答を再開できます.
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■[個別の頁からの質問に対する回答][不定積分(展開) について/16.10.29]
「なお発展学習として,1次式の累乗になってる関数の積分については... 」この部分の公式の右は1/aが足りなさそう。
=>[作者]:連絡ありがとう.訂正しました.ついでに文字色も濃くしました.

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