現在地と前後の項目 負の指数の定義1/負の指数の定義2/指数法則/指数計算(積,商) /有効数字の表し方 /累乗根1/累乗根2/分数の指数1/分数の指数2/指数と大小比較 /n乗比較 /ax+a-xの値/指数関数のグラフ/指数方程式1/指数方程式2/指数不等式/指数が対数のもの/対数の定義/対数計算1/対数計算2 /対数計算3/底の変換公式1/底の変換公式2/対数方程式/対数不等式/常用対数/センター問題2006-2009/指数・対数(入試問題)/センター問題 指数・対数(2013~)/ ■はじめに 巨大な数、微小な数の表し方
以下において「巨大な数」とは、例えば300,000,000というような大きな数字のことです。
巨大な数や微小な数を通常の書き方で書くと、「実際に意味のある数字(有効数字)がはっきり示せない」だけでなく「桁数を表すために多くの0を使わなくてはならない」ため、正確に表せずしかも無駄が多い。
これに対して「微小な数」とは、−300,000,000というような負の数のことではなく、0.000,045,6のように0に近い数字のことです。
例えば、真空中での光の速さは秒速約300,000,000(m)という場合、青で示した数字までは意味があるが赤で示した数字は信頼できない。(正確な値は299,792,458(m)で290,000,000(m)よりは大きく310,000,000(m)よりは小さいので、上から2桁目までが意味のある数字となっています。)
■理科における有効数字の表し方[指数表示] 理科においては、巨大な数や微小な数を書くときは、有効数字の部分と小数点移動を表す桁数表示の部分を分けて、次の形で表されることが多い。
a×10n
(1≦a<10 ,nは正負の整数)
例1
300,000,000の代わりに3.0×108と書く
![]() ![]() 例2 0.000,045,6の代わりに4.56×10−5と書く ![]() 注意:数字の部分には1.00···以上9.99···以下の数字を使います。 0.3×109 ← 数字の部分の使い方が違います 45.6×10−6 ← 数字の部分の使い方が違います |
水槽を消す![]() ○30秒何もしないと魚が自由になる ○魚,カニ,水草:クリック→逆向 ○水槽:クリック→色が変わる このメモを消す ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
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(グーグルブロガー版)は,こちら⇒ (参考:Microsoft Excelにおける指数表示) Microsoft Excelにおいて、計算の結果が巨大な数や微小な数になるときは、標準設定で3.0E+8とか4.56E−5のように表示されます。 これらはそれぞれ3.0×108,4.56×10−5を表しています。 Eは指数を表す英語Exponentの略で、Eの後の数が10の何乗を掛けるかを表しています。その符号が正なら小数点を右に移動させて大きな数字にし、負なら小数点を左に移動させて小さくすることを表します。 ≪問1≫ 次の各問題について、正しい答を選択肢の中から選んでください。 |
■指数表示された数字の掛け算と割り算
指数表示された数字の掛け算を行うには、次の例のように「有効数字の部分」と「指数の部分」を別々に行います。
(3.2×104)×(1.7×105)=5.4×109
(1) 有効数字の部分は3.2×1.7=5.44のように、有効数字2桁のものと有効数字2桁のものを掛けたときは、四捨五入して有効数字2桁にします。
有効数字2桁の数字を掛けているとき、?で示した数字は「あやしい」とすると、?が混ざってくる桁はすべて「あやしい」ことになります。この例では、上から2桁だけが信用できる数字になります。 ![]() |
■有効数字の桁数が異なる場合の取り扱い
有効数字の桁数が異なるとき、計算結果に使えるのは少ない方の桁数です。
(3.1×10−13)×(3.21×105)=9.9×10−8 ![]()
※割り算の場合も、有効数字の少ない方の桁数まで求めます。
例 (3.26×10−3)÷(1.7×10−7)=1.9×104 ※数字の部分を計算した結果が1≦a<10の範囲をはみ出したら、指数表示の10nと10を必要数だけ貸し借りして調整します。 例 (5.31×10−6)×(7.02×10−8)=37.3×10−14 =3.73×10−13 |
≪問2≫ 正しいものを選択肢から選んでください。
(1)1.03×3.14は、桁数を考慮せずに単純に計算すると3.2342となります。これを参考にして
3.2342 3.2342×105 3.23×105 3.23×10−66
(2)8.32÷6.03は、桁数を考慮せずに単純に計算すると1.37976···となります。これを参考にして
1.37×10−22 1.37×1014 1.38×10−22 1.38×1014
(3)1.236÷6.324×2.012は、桁数を考慮せずに単純に計算すると0.39323···となります。これを参考にして
3.932×105 3.932×106 3.932×107 3.932×1015 |
(4)8.3×7.064は、桁数を考慮せずに単純に計算すると58.6312となります。これを参考にして
58.6×105 5.9×106 5.86×106 5.863×105
(5)1.23×7.2÷9.365は、桁数を考慮せずに単純に計算すると0.9456486···となります。これを参考にして
9.4×1014 9.5×1014 9.46×1015 9.457×10−5 |
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