![]() ![]() *** 科目 *** 数Ⅰ・A数Ⅱ・B数Ⅲ高卒・大学初年度 *** 単元 *** 式と証明点と直線円軌跡と領域三角関数 指数関数対数関数微分不定積分定積分 高次方程式数列漸化式と数学的帰納法 平面ベクトル空間ベクトル確率分布 ※高校数学Ⅱの「対数関数」について,このサイトには次の教材があります.
この頁へGoogleやYAHOO ! などの検索から直接来てしまったので「前提となっている内容が分からない」という場合や「この頁は分かったがもっと応用問題を見たい」という場合は,他の頁を見てください. が現在地です. ↓対数の定義 ↓対数計算 ![]() ↓同(2) ↓対数関数のグラフ ↓底の変換公式 ↓同(2) ↓対数計算(各停) ↓対数方程式(解説) ↓同(問題) ↓対数不等式 ↓常用対数 ↓指数が対数のもの ↓指数・対数(入試問題) ↓センター試験 指数・対数 2006年~ センター試験 指数・対数 2013年~ |
y=ax を a を底とする指数関数という.
例1 y=2x は 2 を底とする指数関数と呼ばれる.(これは2次関数 y=x2 とは全く別のものである.) ○ y=2x において,与えられた y の値に対応する x の値を表わすために,log2y という記号を導入し, 2 を底とする対数という. log2y において,y を真数という. [ 対数の定義 ] ( aを底とする対数loga yの定義 )
例2 8=23 ⇔ 3=log28◎[重要] この定義により,ある対数が何を表わしているかは,指数の形に直してみれば分かる. ※ 高校では真数は「正の数」だけとする. 左辺の式と右辺の式は,どちらに書いてもよい. 例4 3=log101000 は 103=1000 となることを表わしている. 《要点》
例題 次の式を指数の形で表せ.4=log216M=ap → logaM=p logaM=p → M=ap
【まとめると】
指数→対数,対数→指数のどちら向きに変形するときも 解答 24=16 ※ 42=16 と答えると,式自体は正しくても,この対数を指数の形に直したものになっていないことに注意. ※ 同様にして 8 ![]() ![]() |
【問題1】 次の式を指数の形で表せ.
正しい選択肢をクリックしなさい.以下の問題も同様.
解答すれば採点結果が表示され,解説を読むことができます.
(1) log10100=2 解説
⇒ 210=100 , 2100=10 , 102=100 , 10100=2
logaM=p → M=ap
に当てはめると log10100=2 → 100=102
(2) 5=log232 解説
532=2, 322=5, 325=2
logaM=p → M=ap
【問題2】 次の式を対数の形で表せ.に当てはめると log232=5 → 32=25
(1) 34=81 解説
ap=M → logaM=p
に当てはめると 34=81 → log381=4
(2) 0.1−3=1000 解説
−3=log0.11000 , 3=log101000
ap=M → logaM=p
に当てはめると 0.1−3=1000 → log0.11000=−3 |
[ 特別な真数 1 , a ]
例1 log21=0 , log22=1a>0 , a≠1 となるどんな a についても a0=1 だから loga1=0 が成立する. a1=a だから logaa=1 が成立する. ※前半は「真数が1のときは,底が何であっても対数の値は0になる」ということ. 後半は,「底と真数が同じならば,底が何であっても対数の値は1になる」ということ. 例2 log31=0 , log33=1 例3 log101=0 , log1010=1 |
【問題3】 次の値を求めよ.
(1) log33 解説
「底と真数が同じならば,底が何であっても対数の値は1になる」
logaa=1 にあてはめると log33=1
(2) log51 解説
「真数が1のときは,底が何であっても対数の値は0になる」
loga1=0 にあてはめると log51=0 |
[ 対数の和→真数は積 ]
例1 log54+log53=log5(4×3)=log512a>0 , a≠1 , M,N>0 のとき logaM+logaN=logaMN が成立する. 例2 log62+log63=log6(2×3)=log66=1 (※ logaa=1) (解説) 指数で表わされた数の積については,次の関係が成り立つ. すなわち,ax=M , ay=N とおくと x=logaM , y=logaN
※ 注意
足し算がかけ算に等しいということではない. logaM+logaN ←#等しくない#→ logaM · logaN 「2つの対数の和」は「真数の積の対数」に等しいということ logaM+logaN ←○等しい○→ logaMN |
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【問題4】 次の式の値に等しいものを選べ.
(1) log102+log103 解説
logaM+logaN=logaMN
にあてはめると
log102+log103=log10(2×3) すなわち log102+log103=log106
(2) log123+log124 解説
logaM+logaN=logaMN
にあてはめると
log123+log124=log1212 さらに,底と真数が等しいから log1212=1 |
[ 対数の差→真数は商 ]
a>0 , a≠1 , M,N>0 のとき logaM−logaN=loga ![]() 例1 log618−log69=log6 ![]() 例2 log612−log62=log6 ![]() (解説) 指数で表わされた数の商については,次の関係が成り立つ. ![]() この関係を対数の形で表わぜば上記の性質が証明できる. すなわち,ax=M , ay=N とおくと x=logaM , y=logaN
※ 注意
引き算が割り算に等しいということではない. logaM−logaN ←#等しくない#→ ![]() 「2つの対数の差」は「真数の商の対数」に等しいということ logaM−logaN ←○等しい○→ loga ![]() |
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【問題5】 次の式の値に等しいものを選べ.
(1) log310−log32 解説
⇒log35, log38, log312, log320, ![]()
logaM−logaN=loga
![]() log310−log32=log3 ![]() log310−log32=log35
(2) log26−log23 解説
logaM−logaN=loga
![]() log26−log23=log2 ![]() log26−log23=log22 さらに,底と真数が等しいから log22=1 |
[ 真数のn乗→対数のn倍 ]
a>0 , a≠1 , M>0 のとき (n は任意の実数) logaMn = n logaM が成立する. ※ logaMn は loga(Mn) を表わす.(logaM)n を表わすときは必ず「かっこ」を付ける. 例1 log10(23) = 3log102 例2 log381=log334 = 4log33=4 (※ logaa=1) 分数→負の指数,累乗根→分数の指数についても成り立つ. 例3 log3 ![]() 引き算の方が得意な人は次のように変形してもよい. log3 ![]() 例4 log3 ![]() ![]() ![]() ![]() (解説) 指数の計算において,(ax)n=ax n が成り立つ. この関係を対数の形で表わぜば上記の性質が証明できる. すなわち,ax=M とおくと
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【問題6】 次の式の値に等しいものを選べ.
(1) log281 解説
4log32, 2log43, 3log42
log281=log234
と変形する. logaMn = n logaM にあてはめると log234 = 4 log23
log4
![]() と変形する. logaMn = n logaM にあてはめると log44−2 = −2 log44=−2 ⇒− 3, − ![]() ![]() ![]() ![]()
log3
![]() ![]() ![]() と変形する. logaMn = n logaM にあてはめると log33 ![]() ![]() ![]() |
[ 係数があるとき ]
a>0 , a≠1 , M>0 のとき (n は任意の実数) n logaM = logaMn を利用して真数に吸収するとよい. 例1 3log102= log10(23) = log108 次のような分数も「分数の指数」(=その意味は累乗根)に直せる. 例2 ![]() ![]() ![]() 例3 2log36 − ![]() ![]() = log336 − log364 ![]() = log3 ![]() |
【問題7】 次の式の値に等しいものを選べ.
(1) 2log43 解説
n logaM = logaMn
にあてはめると 2 log43 = log432=log49 ![]() log103, log1036, log10 ![]() ![]() ![]() と変形する. n logaM = logaMn にあてはめると ![]() ![]() ![]() |
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■[個別の頁からの質問に対する回答][対数計算1について/18.7.30]
すごくわかりやすかったです
ありがとうございました!
■[個別の頁からの質問に対する回答][対数計算について/18.5.3]
=>[作者]:連絡ありがとう. どのページも説明がわかりやすく、大変参考になります。
[係数があるとき]の例3の第1式の右辺第2項の
底が4となっていますが、正しくは3ではないでしょうか。
■[個別の頁からの質問に対する回答][対数計算1について/18.3.1]
=>[作者]:連絡ありがとう.入力ミスですので訂正しました. 解説の横にそれと似たような問題があって助かります!
私の学校は県で二番目の進学校なのであまり演習をしてくれません。
だから、このサイトは本当にありがたいです。
これからもよろしくお願いします!
■[個別の頁からの質問に対する回答][対数計算1について/17.2.12]
=>[作者]:連絡ありがとう. 制御工学の問題で出てきた,20 log K = G (Gはゲイン[dB])のときのゲイン定数 K の求め方を知りたくて検索しており拝見させていただきましたが,残念ながらこのサイトでは分かりませんでした.デシベルが絡む計算はややこしく,いつも忘れてしまいます(-_-;)
■[個別の頁からの質問に対する回答][対数計算について/17.1.8]
=>[作者]:連絡ありがとう.それぞれの専門分野ごとの約束事があれば別として,高校数学での取り扱いは,その頁の先頭に書いてあります「対数の定義」を見てもらえばできます. だと思いますが. この前は、解説ありがとうございました!
この前と同じような問題ですが…途中までわかったのですが、その先がわかりません。教えてください!
log2(1/9)×log3(1/8)
=(-log2 9 )×(-log3 8)
この先の計算方法を教えてください!
底の公式にしても前の問題のようにできないのでどうすれば良いのかわかりません…
=>[作者]:連絡ありがとう.今度は底の変換公式の練習になります. (ここでcは>0, ≠1なら何でもよいので都合の良いものを選ぶ) において,(ア)全部の底を10にそろえる場合は こので「ノミの三段跳び」に持ち込む: とすると,次のように約分できて (イ)全部の底を2にそろえる場合は (ウ)底を3にそろえてもできる |
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