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【例題1】
(解説)定積分 (2011年度九州歯科大)
■絶対値付き関数の積分を求めるには,「場合分けにより絶対値を外してから積分する」のが基本
■『気長に』『愚直に』やるべし・・・正直者が報われる ■「楽な方法」「近道,裏技」はない・・・迷いの時間が無駄 ![]() だから のグラフは右図の通り. ア)−1≦x<0のとき イ)0≦x<1のとき ウ)1≦x<2のとき ア)イ)ウ)より |
現在地と前後の項目 不定積分(解説)/不定積分1/不定積分2/不定積分(展開)/不定積分,変数t,r,y/不定積分,積分定数の決定/定積分1/定積分2/定積分の計算/定積分で定義される関数/面積/絶対値付関数の積分/絶対値付関数の積分(2)/曲線で囲まれた図形の面積(1)/曲線で囲まれた図形の面積(2)/曲線で囲まれた図形の面積(3)/立体の体積/
(閑談)
高校数学Ⅰ,Ⅱの答案で,場合分けは「漏れなく」「重複なく」行うのが基本で,「重複がある」ような場合分けは,めったにないが,定積分については という「重要公式」に示されるように,つなぎ目のcは,左にも右にも入っている. ![]()
ア) a≦x≦cのときf(x)=f1(x)
のように書かれ,コウモリ軍団cは,左側の区間にも,右側の区間にも入っていることになる.(教科書や参考書では,ア)イ)のように書かれる.)イ) c≦x≦bのときf(x)=f2(x) しかし,次の公式があるので,結果的には,矛盾はない. これにより a≦x<c c≦x≦b
という解釈ができる! (ペラペラの皮を1枚はがすと( |
【類題1.1】
定積分
[解答を見る](2016年度北海学園大 工学部)
![]() だから ア) 0≦x≦2のとき イ) 2≦x≦4のとき ア)イ)より ![]() 間違って「6分の公式」を使わないように! いわゆる「6分の公式」が使えるのは,右図のように「交点から交点までの閉じた図形」になっている場合に限る! 類題1は,閉じた図形でないから「6分の公式」は使えない. |
【類題1.2】
定積分
[解答を見る](2005年度甲南大理工学部)
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【類題1.3】
関数
[解答を見る](1) 方程式f(x)=0の解を求めよ. (2) 関数y=f(x)のグラフをかけ. (3) 関数y=f(x)のグラフとx軸とで囲まれた部分の面積を求めよ. (2016年度新潟大)
![]() (2) 右図(赤線) (3) 左右対称だからx≧0の部分の面積を求めて,2倍する ア) 0≦x<1のとき イ) 1≦x<2のとき ウ) 2≦x< ア)イ)ウ)より |
【類題1.4】
xy平面上で,y=xのグラフと
[解答を見る](2011年度京都大理科系)
![]() −2≦x<2のとき
y=xとの交点は
ア)−2≦x<
この計算は,「いわゆる6分の公式」でできる. イ)
ウ)2≦xのとき
y=xとの交点は アイウ)より |
【例題2】
(解説)(2005年度早稲田大商学部)
![]() 外すには ⇒ 区切り目を並べて,細かく場合分けする ![]() ![]() ![]() そこで ア)−2≦x<−1のとき イ)−1≦x<0のとき ウ)0≦x<1のとき エ)1≦x<2のとき アイウエ)より |
【類題2.1】
関数f(x)を
[解答を見る](1) f(x)の絶対値記号をはずせ. (2) y=f(x)のグラフをかけ. (3) y=f(x)のグラフと (2016年度中央大法学部)
(1)
ア) イ) ウ) エ) オ) (2) ![]() (3) 図形はx=1に関して対称だから,x≧1の部分の面積を求めて2倍する ![]() |
【例題3】
1≦x≦2とする.関数 (2016年度愛媛大農学部・教育学部)
![]() ア)1≦t<xのとき,t−x<0だから |t−x|=x−t イ)x≦t<2のとき,t−x>0だから |t−x|=t−x |
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【類題3.1】
0<k<3のとき,直線y=kxと曲線y=|x(x−3)|とで囲まれた図形の面積が最小となるようなkの値を求めよ.
[解答を見る](2005年度東京学芸大)
![]() |x(x−3)|=−x(x−3)だから −x(x−3)=kxならば x(x−k+3)=0 x=0, 3−k イ) 3≦xのとき, |x(x−3)|=x(x−3)だから x(x−3)=kxならば x=3+k (≧3) とおくと
![]() 扇形の面積は(中心角が同じならば)半径の2乗に比例する ※中学校で習った相似図形の性質により,OQ:OP=(3+k):(3−k) |
【類題3.2】
f(x)を
[解答を見る]ただし,x≧0とする. 関数y=f(x)のグラフとx軸,x=1, x=4で囲まれる 部分の面積は ナ ニ である. (2016年度早稲田大人間科学部)
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【類題3.3】
(1) aを任意の実数とするとき,y=x|a−x|のグラフをかけ.
[解答を見る](2) (2005年度公立はこだて未来大)
(1)
ア) x<aのとき,y=x(a−x) イ) a≦xのとき,y=x(x−a) a<0のとき図1,a=0のとき図2,0≦aのとき図3 ![]() -図1- ![]() -図2- ![]() -図3- (2) (1)において,a=1の場合を考えると ア) x<1のとき,−1≦t≦x (<1)であるどのtについても,t<1が成り立つから イ) 1≦xのとき −1≦t<1であるどのtについても,t<1 1≦t≦xであるどのtについても,1≦tであるから ア)の場合, イ)の場合,
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【類題3.4】
0<t<1を満たすtに対し,
[解答を見る]とおく.このとき,次の設問に答えよ. (1) f(t)を求めよ. (2) f(t)を最小にするtの値を求めよ. (2005年度岡山理科大)
![]() 0<t<1<t+1<2だから (途中計算略) (2) の解は, 0<t<1だから
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