== 漸化式と一般項(等比形) ==

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の形の漸化式】

 定数係数の2項間漸化式が

の形で与えられているとき,
を満たす定数を見つけると,数列は,
初項
公比
の等比数列になるので,一般項を求めることができます.
(解説)
 もし問題が

…(1)
の形であるならば,この数列は,初項公比の等比数列だから,直ちに一般項が求まります.
 これに対して,問題が

…(2)
のような形になっているとき,このままの形では数列は,等比数列にはなりませんが,
…(2’)
と変形すると,数列は等比数列になるので


のように一般項が求められます.
≪変形のポイント≫
(2)式を(2’)式に変形するためのポイントは
となる定数を係数比較によって求めることです.


を(2)式と係数比較すると


となって
…(2’)
と変形できます.
 一般に,2項間漸化式が
の形で与えられているとき
となる定数



と係数比較することにより

…(2”)
で求めることができます.(が前提です)