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高校から大学初年度レベル「微分方程式」について,このサイトには次の教材があります.
この頁へGoogleやYAHOO ! などの検索から直接来てしまったので「前提となっている内容が分からない」という場合や「この頁は分かったがもっと応用問題を見たい」という場合は,他の頁を見てください.  が現在地です.


== 変数分離形 微分方程式 ==
○この頁に登場する【問題】は,公益社団法人日本技術士会のホームページに掲載されている「技術士第一次試験過去問題 共通科目A 数学」の引用です.(=公表された著作物の引用)

○【解説】は個人の試案ですが,Web教材化にあたって「問題の転記ミス」「考え方の間違い」「プログラムの作動ミス」などが含まれる場合があり得ます.
 問題や解説についての質問等は,原著作者を煩わせることなく,当Web教材の作成者(<浅尾>mwm48961@uniteddigital.com)に対して行ってください.

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平成16年度技術士第一次試験問題[共通問題]
【数学】Ⅲ-9

 微分方程式.dydxnn=.y2x3nnを初期条件「x=1のとき,y=1
のもとで解くと,その解は次のどれか.
1y=.3x2x2+2nnnn 2y=.2x23x2−1nnnnn 3y=− .2x2x2−3nnnn
4y=.x22x2−1nnnnn 5y=.2x2x2+1nnnn

平成17年度技術士第一次試験問題[共通問題]
【数学】Ⅲ-6

微分方程式.dydxnn=.2(y−1)xnnnnnnを初期条件「x=1のとき,y=0
のもとで解くと,その解は次のどれか.
1y=x−1 2y=−x+1 3y=x2−1
4y=−x2+1 5y=x3−1

平成18年度技術士第一次試験問題[共通問題]
【数学】Ⅲ-7

 微分方程式.dydxnn=−4xyを初期条件「x=1のとき,y=1
のもとで解くと,その解は次のどれか.ただし,eは自然対数の底とする.
1y=ex 2y=e2x2 3y=−e−2x2
4y=e2x2+2 5y=e−2x2+2


平成20年度技術士第一次試験問題[共通問題]
【数学】Ⅲ-8

 微分方程式.dydxnn=4x(y+1)を初期条件「x=0のとき,y=0
のもとで解くと,その解は次のどれか.ただし,eは自然対数の底である.
1y=e2x−1 2y=e4x−1 3y=ex2−1
4y=e2x2−1 5y=e4x2−1

平成21年度技術士第一次試験問題[共通問題]
【数学】Ⅲ-6

 微分方程式exy’=y2を初期条件「x=0のとき,y=.12n
のもとで解くと,その解は次のどれか.ただし,eは自然対数の底とする.
1y=.1ex+e−xnnnnn 2y=.12exnnn 3y=.ex2nn
4y=.11+exnnnn 5y=.11+e−xnnnn

平成22年度技術士第一次試験問題[共通問題]
【数学】Ⅲ-6

 微分方程式y’=.4xeynnを初期条件「x=0のとき,y=0
の下で解くと,その解は次のどれか.ただし,対数は自然対数とし,eは自然対数の底とする.
1y=log(x+1) 2y=log(2x+1) 3y=log(4x+1)
4y=log(2x2+1) 5y=log(4x2+1)


平成23年度技術士第一次試験問題[共通問題]
【数学】Ⅲ-4

 微分方程式y’=ycosxを初期条件「x=0のとき,y=1」 の下で解くと,その解は次のどれか.ただし,eは自然対数の底である.
1y=esinx 2y=ecosx 3y=etanx
4y=esin x 5y=ecosx

平成24年度技術士第一次試験問題[共通問題]
【数学】Ⅲ-6

 微分方程式y’−3x2y=0を初期条件「x=0のときy=1」 のもとで解くと,その解は次のどれか.ただし,eは自然対数の底とする.
1y=ex2 2y=e2x2 3y=e3x2
4y=ex3 5y=e2x3


【補足問題】

とおくと,の変数分離形になる

【例1】
 微分方程式
…(1)
の一般解を求めてください.
(解答)
とおくと
…(2)
(2)に(1)の右辺すなわちを代入すると

これで変数分離形になったので,後は気長に解く



とおく)



とおく)

…(*答)
(検算)
(*答)から
…(**)
(**)と(*答)から任意定数を消去すると
…(1)
となって,元の微分方程式を満たすことが分かる

【例2】
 微分方程式
…(1)
の一般解を求めてください.
(解答)
とおくと
…(2)
(2)に(1)からを代入すると

これで変数分離形になったので,後は気長に解く



とおく)


…(*答)
とおく)
(検算)
(*答)から
…(**)
(**)と(*答)から任意定数を消去すると


…(1)
となって,元の微分方程式を満たすことが分かる

【例3】
 微分方程式
…(1)
の一般解を求めてください.
(解答)
とおくと
…(2)
(2)に(1)からを代入すると

これで変数分離形になったので,後は気長に解く

…(3)
の積分計算は,次の置換積分で行う(大学数学基礎).定番のやり方なので覚えておく方がよい
とおくと,



(3)より

…(答)
(検算)
逆三角関数の微分は,次のようになる.



(答)の両辺をで微分する.


…(1)
となって,元の微分方程式を満たすことが分かる

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