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※高校数学Ⅲの「2次曲線」について,このサイトには次の教材があります.
この頁へGoogleやYAHOO ! などの検索から直接来てしまったので「前提となっている内容が分からない」という場合や「この頁は分かったがもっと応用問題を見たい」という場合は,他の頁を見てください.  が現在地です.
楕円の方程式
双曲線の方程式
放物線の方程式
接線の方程式
2次曲線と直線
媒介変数表示1
同(2)
放物線の頂点・円の中心の軌跡
サイクロイド,アステロイド等
極座標
極方程式
同(2)
2次曲線の極方程式,媒介変数表示-現在地

== 2次曲線の極方程式と媒介変数表示 ==

【1.極座標の定義】
 平面上の点Pの位置を極O(xy平面の原点にあたる)からの距離rと始線OXOPがなす角度θ(偏角という)で表したものを極座標といいます.
 点Pの極座標はP(r, θ)の形で書きます.
【例】
右図の各点の極座標はP(2,π6)
Q(3,π2)です.

 角度θを1回転すると同じ位置に来るので,θ+2nπで表される点は同じ場所になります.
 必要に応じて,0≦θ<2πの範囲に制限する場合や,制限なしで使う場合もあります.
 また,rは通常r≧0を使いますが,負の値も使いたい場合は,偏角にπを加えたものを考えます.
【例】
P(2,π6)は,P(2,7π6)と同じです.
【2.極座標と直交座標との関係】
右図より,次の関係があります.
(r, θ)→(x, y)
x=rcosθ
y=rsinθ
(x, y)→(r, θ)
r=x2+y2
θtanθ=yxとなる角です

【3.極方程式の例】
 極方程式は,平面上の図形をr, θの関係式として表すものです.
【例1】
中心が極Oにあって,半径が1の円の方程式は
r=1
(方程式に書かれていない変数θは任意の角をとり得るものと解釈されます.したがって0≦θ<2πの1回転するすべての点を表すから,円になります.)
【例2】
偏角がαの直線の方程式は
θ=α
(方程式に書かれていない変数rは任意の角をとり得るものと解釈されます.
r≧0に制限すれば半直線になりますが,r<0のときθ=α+πとすると,右図の赤で示した部分も含まれ,直線になります.)

【例題1】
(極座標で)点A(h, α)を通り,OAに垂直な直線の方程式は
rcos(θ−α)=h
(解説)
 点P(r, θ)が題意を満たす直線上にあれば,右図の△POA∠OAPが直角の直角三角形になり,∠POA=θ−αになるから
OAPO=cos(θα)
hr=cos(θα)
rcos(θ−α)=h…(1)
が成り立ちます.(逆も言えます)
この形の直線を(x, y)座標に直すには,三角関数の加法定理で展開します
r(cosθcosα+sinθsinα)=h
rcosθcosα+rsinθsinα=h
ここで,rcosθ=x, rsinθ=yだから
xcosα+ysinα=h
この形はヘッセの標準形と呼ばれます.
(さらに具体的に)
1) 点A(2, 0)を通り,OAに垂直な直線の方程式は
rcos(θ−0)=2
rcosθ=2
(x, y)座標で書けば
xcos0+ysin0=2
x=2

2) 点A(2,π2)を通り,OAに垂直な直線の方程式は
rcos(θπ2)=2
rsinθ=2
(x, y)座標で書けば
xcosπ2+ysinπ2=2
y=2

3) 点A(5,α)を通り,OAに垂直な直線の方程式は
(ただし,αcosα=35,sinα=45となる角)
rcos(θα)=5
(x, y)座標で書けば
r(cosθcosα+sinθsinα)=5
rcosθcosα+rsinθsinα=5
x×35+y×45=5
3x+4y=25
これは,原点を中心とする半径5の円周上の点(3, 4)における円の接線の方程式というのと同じ


【問題1】 次の極方程式を(x, y)直交座標の方程式に直してください.また,そのグラフを図示してください.
(1) rcos(θπ3)=2
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(2) rsin(θ+π4)=2
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【問題2】 次の直線の方程式を極方程式で表してください.また,そのグラフを図示してください.
(1) y=x+2
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(2) 3xy=2
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【4.2次曲線と焦点,準線】
 定直線lと定点Fからの距離の比が一定eである動点Pの軌跡は2次曲線と呼ばれる.
PFPH=e (が一定)
定直線lは準線,定点Fは焦点,比率eは離心率と呼ばれます
0<e<1のとき,楕円になります.
e=1のとき,放物線になります.
e>1のとき,双曲線になります.
楕円,例えばe=0.5の場合,動点Pがちょうど始線OX上に来るとき,PH:PF=2:1だから,Pは線分HF2:1に内分する点と2:1に外分する点を通ることになります.
このように楕円(0<e<1)は,始線OXと2回交わりますが,放物線や双曲線では,1つの曲線が始線OXと交わるのは1回です.


【5.焦点を極とするときの2次曲線の極方程式】
≪1≫ 準線を焦点の左に描く場合
教科書や参考書では,この図と式で解説されていることが多い(分母のecosθの符号に関係します)
焦点から始線に垂直な直線を引き,曲線との交点をLFL=l,焦点から準線までの距離をFA=aとおくとき
r=l1ecosθ
[A] 楕円の図では
PFPH=e (が一定0<e<1)
より
PF=ePH…(1)
PH=FA+rcosθ…(2)
(2)を(1)に代入すると
r=e(a+rcosθ)
r=ae+ercosθ
r(1−ecosθ)=ae
r=ae1ecosθ
この形で使うこともありますが,PFが始線OXに垂直になるとき,すなわち右図でLに来るとき
LFLH=e
l=ae
だから
r=l1ecosθ
※≪(x, y)直交座標(このページ)の離心率との関係≫
 右図のような楕円
x2a2+y2b2=1(a>b>0)
において,極方程式で定義される離心率
PFPH=AFAH=e
は,ca=a2b2a
に等しいことが示せます.→(*)
 すなわち,離心率ca=eは「長軸の長さに対する焦点間の距離の比」2c2a=eによって,焦点の(中心からの)離れ具合を表しています.
(*)←
aa+p=qp=e
のとき
aqa=ae+pepea=aea=e
すなわちPFPH=OFOA(=FFAA)が離心率になります.
結局,e=0のとき,2つの焦点がくっついて円になり,e1のとき2つの焦点がどんどん離れて行って放物線になります.
扁平率
f=aba
 なお,類似の用語として扁平率というものがありますが,高校数学では登場しません.
 右の定義では,縦横が等しい場合(円:a=bのとき)に扁平率が0になり,横長になるほど(b0のとき)扁平率が1に近付くことになりいます.
タイヤの扁平率

HW×100=60(%)など
 一層話がややこしくなりますが,日常生活で時々聞くのは「タイヤの扁平率」です.
 こちらの定義は,業界用語なのか,数学の扁平率とはまた異なり,縦÷横の百分率なので,扁平率が0に近付くほど横長になります.
[B] 双曲線の図では
図も式も楕円の場合とほとんど同じです.
すなわち
r=ae1ecosθ
r=l1ecosθ
ですが,離心率がe>1なので,PFPHよりも長い図を描きます.
 双曲線では離心率がe>1なので,ecosθ>1すなわち1−ecosθ<0となることがあります.
 双曲線には漸近線があり,漸近線の方向よりも始線側の
cosθ>1e
となる偏角θ(右図で桃色の背景色で示した範囲)では,焦点から偏角θ方向に伸ばしていっても,青で示した双曲線には当たりません.
この場合,r<0となるので,偏角がθ+πを表すと解釈して,左に描かれる赤の曲線になります.
 ちょうどcosθ=1e となる偏角θ(第1象限と第4象限にあります)は漸近線の方向を表しており,この角θに対しては,曲線は定義されません.

※双曲線は特別ということではありません.ずーっと前に述べた直線の方程式【例題1】の具体例として,次のような直線を考えてみます.
rcosθ=2
この方程式を(x, y)直交座標に直すと
x=2
となって,右図のようなグラフになります.
この直線において,0θ<π2および3π2<θ<2πのときは,青で示した点Pになり見た目の通りですが,π2<θ<3π2のときは, r<0 となるので,偏角をθ の代わりにθ+π を使って,r>0とします.(赤で示した点P
※このグラフでは,θ0からまで1周する間に,直線は重ねて2回描かれます.
※≪(x, y)直交座標(このページ)の離心率との関係≫
 右図のような双曲線
x2a2y2b2=1(a>b>0)
において,極方程式で定義される離心率
PFPH=e
は,ca=a2+b2a
に等しいことが示せます.→(*)
 すなわち,離心率ca=eは「主軸の長さに対する焦点間の距離の比」2c2a=eによって,焦点の(中心からの)離れ具合を表しています.(双曲線では長軸と呼ばずに主軸という)
1) θ=0のとき,r=qe1e<0となるから,r=qee1(>0),θ=πと読み替えると,図のA’の点を表す.
このとき,離心率はAFAM=2a+q2ap=e…(*1)
2) θ=πのとき,r=qe1+e
このとき,離心率はAFAM=qp=e…(*2)
(*)←
(*1)(*2)より2a+q+q2ap+p=(2ap)e+pe2a=2ae2a=e
すなわち,FFAA=2c2a=e
[C] 放物線の図では
図も式も楕円や双曲線とほとんど同じですが,離心率がe=1なので,式が少し簡単になります.
r=a1cosθ
r=l1cosθ
 放物線の極方程式では,分母1−cosθが0になって,曲線が定義されない角が1つあります.それはθ=0です.
これに対してθ=πのときは,点Pが始線上に来ます.


≪2≫ 準線を焦点の右に描く場合
分母のecosθの符号に注意してください
(楕円の場合,右側の)焦点F’から始線に垂直な直線を引き,曲線との交点をLF’L=l,焦点から準線までの距離をF’A=aとおくとき
r=l1+ecosθ
[A] 楕円の図では
PFPH=e (が一定0<e<1)
より
PF’=ePH…(1)
PH=F’A−rcosθ…(2)
(2)を(1)に代入すると
r=e(a−rcosθ)
r=ae−ercosθ
r(1+ecosθ)=ae
r=ae1+ecosθ
この形で使うこともありますが,PF ’が始線OXに垂直になるとき,すなわち右図でLに来るとき
LFLH=e
l=ae
だから
r=l1+ecosθ
[B][C] 双曲線,放物線も同様にecosθの符号が正になります
r=ae1+ecosθ
r=l1+ecosθ

【要約】
≪1≫ 準線を焦点の左に描く場合 r=l1ecosθ
0<e<1のとき楕円
e=1のとき放物線
e>1のとき双曲線
※双曲線の場合,cosθ>1eとなる偏角θに対しては,グラフは準線の左に現れる.
≪2≫ 準線を焦点の右に描く場合 r=l1+ecosθ
0<e<1のとき楕円
e=1のとき放物線
e>1のとき双曲線
※双曲線の場合,cosθ<1eとなる偏角θに対しては,グラフは準線の右に現れる.

【問題3】 次の極方程式で表されるグラフを図示してください.また,離心率と( (x, y)直交座標で表した )準線の方程式を答えて下さい.
(1) r=210.5cosθ
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(2) r=324cosθ
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(3) r=31cosθ
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(4) r=33+cosθ
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【6.円の極方程式】
[1] 極Oを中心とする半径aの円
r=a
方程式に明示されていない偏角はθは,任意の値をとる.任意の値をとるから,指定された半径aで一周すると円になる

[2] 極Oと点A(a,α)を直径の両端とする円(ただし,点Aは極座標表示で,aAの動径の長さ,αAの偏角)
r=acos(θα)
OAは直径だから,∠OPAは直角で,△OPAは直角三角形
OP=OAcos∠AOP
だから
r=acos(θα)

[3] 点A(a,α)を中心とする半径Rの円(ただし,点Aは極座標表示で,aAの動径の長さ,αAの偏角)
r2+a22arcos(θα)=R2
△OPAにおいて,∠POA=θ−αだから,余弦定理を適用すると
r2+a22arcos(θα)=R2が成り立つ.


【問題4】 次の極方程式で表されるグラフを図示してください.
(1) r=2cosθ
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(2) r=2cos(θπ3)
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(3) r24rcosθ+3=0
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(x, y)直交座標で表された次の方程式を極方程式に直し,グラフを描いてください.)
(4) x2+y22x2y+1=0
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【7.2次曲線の媒介変数表示】
[A](1) 原点を中心とする円x2+y2=r2の媒介変数表示
x=rcosθ
y=rsinθ
(0≦θ<2π)
rは原点から動点Pまでの距離.θは,始線OXから動点Pまでの偏角

(2)(a, b)を中心とする円(x−a)2+(y−b)2=r2の媒介変数表示
x=a+rcosθ
y=b+rsinθ
(0≦θ<2π)
rは中心(a, b)から動点Pまでの距離.θは,始線方向から動点Pまでの偏角
[B] 原点を中心とする楕円x2a2+y2b2=1の媒介変数表示
x=acosθ
y=bsinθ
(0≦θ<2π)
ただし,θは,始線から動点Pまでの偏角ではないことに注意
(以下,長軸がx方向,短軸がy方向を向いている場合について述べる)
そもそも,楕円x2a2+y2b2=1上の点P(x, y)は円x2+y2=a2の周上の各点Q(X, Y)を,x方向は変えず,y方向だけ一定比率に拡大して得られます.
上記の角度θは,この補助として使う点Q(X, Y)が始線方向となす角です.
X 2+Y 2=a2
x=X
y=baY
補助の変数X, Yを消去すると
x2+(aby)2=a2
x2a2+y2b2=1
小さい方の円x2+y2=b2の周上の各点Q(X, Y)を,y方向は変えず,x方向だけ一定比率に拡大しても同じ結果が得られます.
X 2+Y 2=b2
x=abX
y=Y
補助の変数X, Yを消去すると
(bax)2+y2=b2
x2a2+y2b2=1

[C] 原点を中心とする双曲線x2a2y2b2=1の媒介変数表示
x=acosθ
y=btanθ
(0θ<2π,θπ2,3π2)
ただし,θは,始線から動点Pまでの偏角ではなく,原点を中心とする半径aの円周上の点をQとして,この補助として使う点Q(X, Y)が始線方向となす角です.
まず,三角関数の相互関係についての次の公式を思い出してください.
sin2θ+cos2θ=1
両辺をcos2θで割ると
tan2θ+1=1cos2θ
したがって
1cos2θtan2θ=1
そこで,上の図のように点P, Qをとると
x=OH=acosθ
これに対して
y=PH=btanθ
と定めると
x2a2y2b2=1cos2θtan2θ=1
が成り立つ.

[D] 頂点O(0, 0),焦点F(p, 0),準線x=−pの放物線y2=4pxの媒介変数表示
x=ptan2θ
y=2ptanθ
(0θ<2π,θ0,π)
ただし,θは,始線から動点Pまでの偏角ではなく動点Pにおける接線がx軸となす角(∠PQF)です.
放物線y2=4px上の動点P(x1, y1)における接線の方程式は
y1y=2p(x+x1) (解説はこのページ
その傾きは
2py1
また,準線上の点H(−p, y1)と焦点F(p, 0)を結ぶ直線HFの傾きは
y12p
だから,PQ⊥HFが成り立つ.このとき,∠FHF’=θとなるから
y1tanθ=2p
y1=2ptanθ
y2=4pxに代入すると
(2ptanθ)2=4px
x=ptan2θ


【8.t=tanθ2を用いた媒介変数表示】
三角関数の半角公式の応用として,sinθ, cosθ, tanθはいずれもt=tanθ2を用いて表せます.(解説はこのページ
sinθ=2t1+t2
cosθ=1t21+t2
tanθ=2t1t2
これを用いると,【7】で述べた媒介変数表示は,次の形になります.(ただし,t=±tanπ2に対応する点は除外点となり,表せません.)
[A] 円x2+y2=r2
x=r1t21+t2
y=r2t1+t2
[B] 楕円x2a2+y2b2=1
x=a1t21+t2
y=b2t1+t2
[C] 双曲線x2a2y2b2=1
x=a1+t21t2
y=b2t1t2
[*D] 放物線の方程式は,動点Pにおける接線がx軸となす角(θ=∠PQF)を用いて,t=1tanθを使って表すので,同じ文字tを使っても意味が異なります.
x=pt2
y=2pt

【問題5】
 次の媒介変数で表されるグラフを図示してください.
(1) x=3cosθ,y=2sinθ
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(2) x24+y2=1のとき,x+2yのとり得る値の範囲を求めてください.
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(3) x2+y24=1のとき,2x2xy+y2のとり得る値の範囲を求めてください.
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(4) x24+y2=1のとき,x2+5xyy2のとり得る値の範囲を求めてください.
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■[個別の頁からの質問に対する回答][2次曲線の極方程式と媒介変数表示について/18.8.17]
5.焦点を極とするときの二次曲線の極方程式の、''極とする''とはどういう意味なんでしょうか?
=>[作者]:連絡ありがとう.ある点を極とすれば,その点のrは0になります.(x,y)座標の言い方で言えば,その点が原点になります.
一般に,座標でどの点を原点とするかは分析者が自由に選べるので,元の(x,y)座標の(1,0)を原点とするとか,元の(r,θ)座標の(1,0)を極とするというようなことは自由に定めることができます.…「とする」で質問があるのは「想定外です」.xを1とすると書いたときに,「とする」とは何かと質問するかな?
この話は,ある科目の時間に「○○とは何ですか」と質問しているのに「○○は○○じゃ」と答えている予習不足の教員の回答とは違うことに注意.そもそも,親がこの子の名前を「○○とする」と言ったときに,「とする」とは何かと質問するのは,おかしくないか?
■[個別の頁からの質問に対する回答][2次曲線の極方程式と媒介変数表示について/18.8.17]
問題5の(4)の最大値の計算で、3/2+〈(5√5)/2〉(cos(2θ-α))を3/2+〈(5√5)/2〉(sin(2θ-α))として計算していませんか? θ=π/4+α/2のとき最大値は3/2だと思うのですが
=>[作者]:連絡ありがとう.重要なところを突いていますが,結論は微妙に違います.解答の結論は変わらず,途中経過の一部を訂正しました.

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