大きな区分
高校数学 >> 高校数学Ⅱ・B>> 平面ベクトル
現在地と前後の項目

***矢印で表したベクトル***
/ベクトルの定義/ベクトルの和/ベクトルの差/2点を結ぶベクトル/ベクトルの実数倍/和差実数倍/ベクトルの図形への応用1/ベクトルの図形への応用2
/***位置ベクトル***
/位置ベクトルの定義/位置ベクトルの応用1/位置ベクトルの応用2/位置ベクトルの応用3/位置ベクトルの応用4/直線のベクトル方程式1/ベクトル方程式(交点)/2直線の交点(3通り)/外心,重心,垂心,オイラー線/ゆがんだ網の目/ゆがんだ網の目2/内分点の内分点/内分点の内分点2/点の存在範囲/点の存在範囲2
/**成分ベクトル**
/ベクトルの成分(図→成分)/ベクトルの成分(成分→図)/ベクトル成分の計算/ベクトルの大きさ/ベクトルの平行条件,垂直条件/3点が一直線上にある条件/
■位置ベクトル

[要点]

 一言で言えば「位置ベクトル」とは、原点を始点とするベクトルのことです。
 原点を始点に決めれば、点の位置をベクトルで表すことができます。

[解説]
 ベクトルは「大きさ」と「向き」をもつ量として定義され、「大きさ」と「向き」さえ等しければ、「どこに書いてあるか」=「始点がどこにあるか」を問わずに等しいベクトルといいます。

 例えば、右図の3つのベクトルは等しいベクトルです。

 ここで、始点を原点に置くことにすれば、ベクトル(の終点)が
位置を表すようになります。



[記号]
 Pの位置ベクトルがのとき、
P()
と書きます。
 これは、点
Pの座標が(3,4)のとき、
P(3,4)
と書くのと同様です。
中学校の数学で、点Pの座標が(3,4)のとき
P = (3,4) とは書きません
同様にして、位置ベクトルも
P =  とは書きません
位置ベクトルの基本イメージ問題==>●