![]() ![]() *** 科目 *** 数Ⅰ・A数Ⅱ・B数Ⅲ高卒・大学初年度 *** 単元 *** 式と証明点と直線円軌跡と領域三角関数 指数関数対数関数微分不定積分定積分 高次方程式数列漸化式と数学的帰納法 平面ベクトル空間ベクトル確率分布 ※高校数学Bの「数学的帰納法と漸化式」について,このサイトには次の教材があります.
この頁へGoogleやYAHOO ! などの検索から直接来てしまったので「前提となっている内容が分からない」という場合や「この頁は分かったがもっと応用問題を見たい」という場合は,他の頁を見てください. が現在地です. ↓帰納法とは(読み物) ↓数学的帰納法(等式) ↓整数の累乗(入試問題)-現在地 ↓数学的帰納法(不等式) ↓数学的帰納法(問題一覧) ↓漸化式と一般項(階差形) ↓同(等比形) 三項間漸化式の一般項 |
(1) 24n−32nは7で割り切れる
(2) 10n−7n−3nは21で割り切れる (3) 32n−1+42n−1は7で割り切れる (4) 4×32n−1+24nは28で割り切れる (5) 12n−1+22n−1+32n−1+42n−1は5で割り切れる (6) 3n−2n+3は4で割り切れる (7) 33n+1+72n−1は11で割り切れる (8) 3×24n+1−25×32n−1は21で割り切れる この教材で想定している学習方法 例題を見て(結果を覚えるのではなく),次の(A)~(D)の方法を身に着けることが目標です.
【証明に使える方法】
(A) bn−anはb−aで割り切れる. (B) nが奇数のとき,bn+anはb+aで割り切れる. (C) 二項定理で展開する.(x+a)n=Kx2+nan−1x+an (D) どれも思いつかないときは数学的帰納法
※剰余類に分類する方法もあるが,割る数が大きいと分類が多過ぎて大変になる
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(1)
(解説)すべての自然数nについて,24n−32nは7で割り切れる ■因数分解による証明■
f(x)=xn−anのとき,f(a)=0だから,因数定理によりf(x)はx−aで割り切れる.
詳しく書けば,xn−an =(x−a)(xn−1+xn−2a+...+x2an−3+xan−2+an−1) したがって,bn−anはb−aで割り切れる. 元の問題は,16n−9nと書けるから16−9=7で割り切れる.
** 実際に割ってみると **
■数学的帰納法による証明■16−9=7 → 7÷7= 1 余り 0 256−81=175 → 175÷7= 25 余り 0 4096−729=3367 → 3367÷7= 481 余り 0 65536−6561=58975 → 58975÷7= 8425 余り 0 …… なお,このような具体例は,イメージ作りには役立つが,どこまでやっても数学的な証明にはならない.上記の茶色で書いた部分が証明.
「すべての自然数について...が成り立つことを証明せよ」という形の問題は,多くの場合,数学的帰納法によって証明できます.
ただし,数学的帰納法による証明は,何にでも使える代わりに「結論が分かっている場合だけ」です. 次のような形の問題には使えません. 「すべての自然数nについて,24n−32nが割り切れるような定数が存在するかどうか調べよ.」 さらに,新しい問題を作ることもできません.
(Ⅰ) n=1のとき
24n−32n=24−32=16−9=7は7で割り切れる
(Ⅱ) n=k (k≧1)のとき
24k−32k=7K(Kは整数)と仮定すると
以上のⅠ,Ⅱにより,すべての自然数nについて7で割り切れる
n=k+1のとき 24(k+1)−32(k+1)=16×24k−9×32k =16×(7K+32k)−9×32k =16×7K+16×32k−9×32k =16×7K+(16−9)×32k =16×7K+7×32k =7×(16K+32k)は7で割り切れる |
【類題1】
すべての自然数nについて,次の関係が成り立つことを証明してください.
(1)(1) 44n−52nは3×7×11で割り切れる (2) 54n−72nは26×32で割り切れる 44n−52n=(44)n−(52)n=256n−25n は,256−25=231=3×7×11で割り切れる. n=1のとき,44n−52n=231だから,これよりも大きな定数で割り切れるものはない
(2)54n−72n=(54)n−(72)n=625n−49n は,625−49=576=26×32で割り切れる. n=1のとき,54n−72n=625だから,これよりも大きな定数で割り切れるものはない
上記の答案だけでは証明にはなっていないので,自分で因数分解とか数学的帰納法を使って証明する必要がある.証明は前述の例に準じて書けばよい.
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(2)
(解説)すべての自然数nについて,10n−3n−7nは21で割り切れる ■因数分解による証明■
f(x)=xn−anのとき,f(a)=0だから,因数定理によりf(x)はx−aで割り切れる.
したがって,bn−anはb−aで割り切れる. A) これにより,10n−3nは10−3=7で割り切れると言える. さらに,7nも7で割り切れるから,結局,10n−3n−7nは7で割り切れる. B) 次に,10n−7nは10−7=3で割り切れると言える. さらに,3nも3で割り切れるから,結局,10n−3n−7nは3で割り切れる. 以上のA)B)において3, 7は互いに素だから,元の問題は,3×7=21で割り切れる.
実際には,10nは偶数で,3n+7nも偶数だから,さらに2でも割り切れて,2×3×7=42で割り切れます
■二項定理による証明■※一般に (a+b)n−an−bnはa×bで割り切れます が,a, bとも偶数,a, bとも奇数の場合は,さらに2でも割り切れますが,偶数と奇数の組み合わせでは,a×bまでになります. a, bに最大公約数(G>1)がある場合には,Gでも割り切れます. ※しかし (a+b+c)n−an−bn−cnがa×b×cで割り切れるとは言えません.
n=1のときは明らか.
■数学的帰納法による証明■n≧2のとき 10n−3n−7n =(3+7)n−3n−7n =3n+nC13n−1×7+...+nCn−13×7n−1+7n−3n−7n =nC13n−1×7+...+nCn−13×7n−1 =21(nC13n−2+...+nCn−17n−2) (n−2≧0) は21で割り切れる.
(Ⅰ) n=1のとき
類似の問題として,次のような関係を証明することができます.
10n−3n−7n=10−3−7=0は21で割り切れる(商が0で余りが0)
(Ⅱ) n=k (k≧1)のとき
10k−3k−7k=21K(Kは整数)と仮定すると
以上のⅠ,Ⅱにより,すべての自然数nについて21で割り切れる
n=k+1のとき 10k+1−3k+1−7k+1=10×10k−3×3k−7×7k =10×(21K+3k+7k)−×3k−7×7k =210K+(10−3)×3k+(10−7)×7k =210K+7×3k+3×7k =21(10K+3k−1+7k−1) (k−1≧0)) は21で割り切れる
【類題2】
(1) すべての自然数nについて,24n−11n−13nは143で割り切れる (2) すべての自然数nについて,29n−4n−25nは100で割り切れる |
(3)
(解説)すべての自然数nについて,32n−1+42n−1は7で割り切れる ■因数分解による証明■
f(x)=xn+anのとき,f(−a)=(−a)n+anはnが奇数ならば0になり,因数定理によりf(x)はx+aで割り切れます.
しかし,nが偶数ならば,この話は成り立たないので,一般にはxn+anがx+aで割り切れるとは言えません. 指数が奇数の場合に限定して,この形を使うと x2n−1+a2n−1はx+aで割り切れます.
f(x)=x2n−1+a2n−1のとき
類似の問題として,次のような関係を証明することができます.f(−a)=(−a)2n−1+a2n−1=−a2n−1+a2n−1=0だから,因数定理によりf(x)はx+aで割り切れる. したがって,b2n−1+a2n−1はb+aで割り切れる. 元の問題では,32n−1+42n−1は3+4=7で割り切れる
【類題3】
(1) すべての自然数nについて,52n−1+42n−1は9で割り切れる (2) すべての自然数nについて,72n−1+42n−1は11で割り切れる |
(4)
(解説)nを自然数とするとき 4×32n−1+24nは28で割り切れることを示せ. ■因数分解による証明■
前述の(3)で述べたように,x2n−1+a2n−1はx+aで割り切れます.
f(x)=x2n−1+a2n−1のとき
f(−a)=(−a)2n−1+a2n−1=−a2n−1+a2n−1=0だから,因数定理によりf(x)はx+aで割り切れる. したがって,b2n−1+a2n−1はb+aで割り切れる. 元の問題では,32n−1+42n−1は3+4=7で割り切れる. そこで,両辺に4を掛けると 4×32n−1+42nは7×4=28で割り切れる. すなわち 4×32n−1+24nは28で割り切れる.
一般に,b2n−1+a2n−1はb+aで割り切れるから,両辺にaを掛けると
類似の問題として,次のような関係を証明することができます.a×b2n−1+a2nはa(b+a)で割り切れる.
【類題4】
(1) すべての自然数nについて,9×52n−1+34nは9×(9+5)=126で割り切れる (2) すべての自然数nについて,3×42n−1+32nは3×(3+4)=21で割り切れる |
(5)
(解説)nを自然数とするとき 12n−1+22n−1+32n−1+42n−1は5で割り切れることを示せ. ■因数分解による証明■
前述の(3)で述べたように,x2n−1+a2n−1はx+aで割り切れます.
f(x)=x2n−1+a2n−1のとき
f(−a)=(−a)2n−1+a2n−1=−a2n−1+a2n−1=0だから,因数定理によりf(x)はx+aで割り切れる. したがって,b2n−1+a2n−1はb+aで割り切れる. 元の問題では,12n−1+42n−1は1+4=5で割り切れる. また,22n−1+32n−1は2+3=5で割り切れる. 結局 12n−1+22n−1+32n−1+42n−1は5で割り切れる.
※実際には,12n−1+42n−1は奇数なので5K(Kは奇数)とおけます.また,22n−1+32n−1も奇数なので5L(Lは奇数)とおけます.
したがって,元の問題は,5(K+L)(K, Lは奇数)となって,K+Lが偶数だから,10の倍数になります
※この問題を数学的帰納法で証明することはできますが,「証明できてもあまりうれしくない」.
類似の問題として,次のような関係を証明することができます.すなわち,力仕事になってしまって,全体の規則性が見えてこない.(もっとうまい変形があるのか?)
【類題5】
(1) すべての自然数nについて, 112n−1+122n−1+132n−1+142n−1は11+14=12+13=25で割り切れる (2) すべての自然数nについて, 12n−1+32n−1+62n−1+112n−1は21で割り切れる
1+6=7, 3+11=14だから7で割り切れる.
また,1+11=12, 3+6=9だから3で割り切れる. 3と7は互いに素だから,3×7=21で割り切れる. |
(6)
(解説)すべての自然数nについて,3n−2n+3は4の倍数である.このことを数学的帰納法を用いて示せ. ■数学的帰納法による証明■
(Ⅰ) n=1のとき
※一般に,二項定理を用いると,次のことが言える
3n−2n+3=3−2+3=4は4の倍数
(Ⅱ) n=k (k≧1)のとき
3k−2k+3=4K(Kは整数)と仮定すると
以上のⅠ,Ⅱにより,すべての自然数nについて4の倍数
n=k+1のとき 3k+1−2(k+1)+3=3×3k−2(k+1)+3 =3(4K+2k−3)−2(k+1)+3 =12K+6k−9−2k−2+3 =12K+4k−8=4(3K+k−2) は4の倍数 (k+1)n−kn−1 =kn+nC1kn−1+...+nCn−2k2+nCn+1−1k−kn−1 =kn+nC1kn−1+...+nCn−2k2 はk2で割り切れるから (k+1)n−kn+(k2−1)もk2で割り切れる 類似の問題として,次のような関係を証明することができます.
【類題6】
(1) すべての自然数nについて,4n−3n+8は42で割り切れる (2) すべての自然数nについて5n−4n+15は52で割り切れる |
(7)
(解説)すべての自然数nについて,33n+1+72n−1は11の倍数である.このことを数学的帰納法を用いて示せ. ■数学的帰納法による証明■
(Ⅰ) n=1のとき
※一般に,bq≠apのとき
33n+1+72n−1=34+71=88は11の倍数
(Ⅱ) n=k (k≧1)のとき
33n+1+72n−1=11K(Kは整数)と仮定すると
以上のⅠ,Ⅱにより,すべての自然数nについて11の倍数
n=k+1のとき 33(n+1)+1+72(n+1)−1=27×33n+1+49×72n−1 =27(11K−72n−1)+49×72n−1 =27×11K+(49−27)×72n−1 =27×11K+22×72n−1 =11(27K+2×72n−1) は11の倍数 (bq−ap−1)apn+bqn=(bq−ap)apn+bqn−apn =(bq−ap)apn+(bq)n−(ap)n となりますが,このページの先頭の因数分解で示したように,後半は(bq−ap)で割り切れるため,全体は =(bq−ap)apn+(bq−ap)M =(bq−ap)(apn+M) となり,bq−apで割り切れます. 元の問題に戻ると,a=3, b=7, p=3, q=2とすると (72−33−1)33n+72n=21×33n+72nは72−33=22で割り切れます. さらに,21×33n+72nは22と互いに素な7でも割り切れるので,3×33n+72n−1=33n+1+72n−1が22で割り切れることになります.(当然11でも割り切れます) 類似の問題として,次のような関係を証明することができます.
【類題7】
(1) すべての自然数nについて,16×23n+52nは17で割り切れる (2) すべての自然数nについて,43×34n+53nは44で割り切れる (3) すべての自然数nについて,99×35n+73nは100で割り切れる |
(8)
(解説)すべての自然数nについて,3×24n+1−25×32n−1は21の倍数であることを示せ. ■数学的帰納法による証明■
(Ⅰ) n=1のとき
※一般に,
3×25−25×31=96−75=21は21の倍数
(Ⅱ) n=k (k≧1)のとき
3×24k+1−25×32k−1=21K(Kは整数)と仮定すると
以上のⅠ,Ⅱにより,すべての自然数nについて11の倍数
n=k+1のとき 3×24(k+1)+1−25×32(k+1)−1=27×33n+1+49×72n−1 =27(11K−72n−1)+49×72n−1 =27×11K+(49−27)×72n−1 =27×11K+22×72n−1 =11(27K+2×72n−1) は11の倍数 (a2+b)a2n−1−2abn =a2a2n−1−abn+ba2n−1−abn =a(a2n−bn)+ab{(a2)n−1−bn−1} において,因数分解のところで示したようにa2n−bnはa2−bで割り切れ,(a2)n−1−bn−1もa2−bで割り切れるから,元の式はa(a2−b)で割り切れます. この式において,a=3, b=24とおくと 25×32n−1−6×24n すなわち 25×32n−1−3×24n+1 は3×(32−2)=21で割り切れます.
a, bの値の組合せによっては,途中で負の数が登場する場合がありますが,割り切れたら気にしない.
類似の問題として,次のような関係を証明することができます.
【類題8】
(1) すべての自然数nについて,4×34n−85×22n−1は2×7×11=154で割り切れる (2) すべての自然数nについて,8×34n−97×42n−1は22×5×13=260で割り切れる |
※問題は,このページで解説した項目の順に並んでいます.詳しい解説が必要な場合は,このページの対応する番号の解説を見てください.
【問題】 選択肢の中から正しいものを1つクリック
(1)
すべての自然数nについて,34n−72nは (1) で割り切れる
因数分解によって,bn−anはb−aで割り切れることが言えるから
(34)n−(72)nは34−72=81−49=32で割り切れる. …(答) n=1のとき,34−72=32であるから,(正確にはnの増加関数であることも言えるから)これよりも大きな約数はない. |
(2)
2以上の自然数nについて,12n−5n−7nは(2) で割り切れる (次の選択肢のうちで正しいものをクリック) |
(3)
nが正の奇数であるとき,11n+13nは(3) で割り切れる (該当するもののうちで最大の整数をクリック)
nが正の奇数であるとき,an+bnはa+bで割り切れます.
したがって,11n+13nは11+13=24で割り切れます. …(答) n=1のとき,111+131=24だから,24よりも大きな公約数はありません |
(4)
すべての自然数nについて,7×24n−2+72nは(4) で割り切れる (該当するもののうちで最大の整数をクリック)
a×b2n−1+a2n=a(b2n−1+a2n−1)は,2n−1が奇数だからa+bで割り切れます.
さらに,aでも割り切れるから,a(a+b)で割り切れます. この問題では,a=7, b=4とおくと 7×42n−1+72n すなわち,7×24n−2+72nは7×(7+4)=77で割り切れます. …(答) |
(5)
nが正の奇数であるとき,6n+7n+8n+14nは(5) で割り切れる (該当するもののうちで最大の整数をクリック)
nが正の奇数であるとき,an+bnはa+bで割り切れます.
6n+8nは6+8=14で割り切れ,7n+14nは7+14=21で割り切れるから,元の式は7で割り切れます. さらに,6n+14nは6+14=20で割り切れ,7n+8nは7+8=15で割り切れるから,元の式は5で割り切れます. 5, 7は互いに素だから5×7=35で割り切れます. …(答) |
(6)
すべての自然数nについて,7n−6n+35は(6) で割り切れる (該当するもののうちで最大の整数をクリック) |
(7)
すべての自然数nについて,40×8n+49nは(7) で割り切れる (該当するもののうちで最大の整数をクリック) |
(8)
すべての自然数nについて,19×24n−2−8×3nは(8) で割り切れる (該当するもののうちで最大の整数をクリック)
(a2+b)a2n−1−2abnはa(a2−b)で割り切れます.
この式において,a=4, b=3とおくと 19×42n−1−8×3n すなわち 19×24n−2−8×3n は4×(42−3)=52で割り切れます.…(答) |
■顔が引きつるジョーク■ 1980年の日本医大入試で次のような問題が出されたことがある.(誘導問題ありの3問目)
nを自然数とするとき,2450n−1370n+1150n−250nは1980で割り切れることを示せ.
(参考答案)2450n−1370nは2450−1370=1080=23×33×5で割り切れる. 1150n−250nは1150−250=900=22×32×52で割り切れる. したがって,元の数は22×32×5で割り切れる. また,2450n−250nは2450−250=2200=23×52×11で割り切れる. −1370n+1150nは1370−1150=220=22×5×11で割り切れる. したがって,元の数は22×5×11で割り切れる. 結局,元の数は22×32×5×11=1980で割り切れる.
出題者としては,娯楽の少ない受験生にわずかばかりのジョークを提供した配慮かもしれないが,受け取った受験生には,にっこり笑って解けるような問題ではなく,顔が引きつっていたかもしれない
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2020年の大学入試で次のような問題を出したら,柳の下のドジョウがねらえる.
nを自然数とするとき,2138n−1138n+1037n−17nは2020で割り切れることを示せ.
(参考答案)2138n−1138nは2138−1138=1000で割り切れる. 1037n−17nは1037−17=1020で割り切れる. したがって,元の数は20で割り切れる. また,2138n−17nは2138−17=2121=101×21で割り切れる. −1138n+1037nは1138−1037=101で割り切れる. したがって,元の数は101で割り切れる. 結局,元の数は20×101=2020で割り切れる. |
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