【1次変換の線形性】
(解説)1次変換fは,次の関係を満たします.これを1次変換の線形性といいます.
(2つのベクトルの和を1次変換したものは,各々のベクトルを1次変換してから和を求めたものに等しい
⇔1次変換とベクトルの和は順序を入れ替えることができる)
(1) f(→x1 +→x2 )=f(→x1 )+f(→x2 )
(ベクトルの定数倍を1次変換したものは,ベクトルを1次変換してから定数倍したものに等しい
⇔1次変換とベクトルの定数倍は順序を入れ替えることができる)
(2) f(→kx )=kf(→x )
以上の(1)(2)から,一般に,a, bを定数とするとき
(*) f(a→x1 +b→x2 )=af(→x1 )+bf(→x2 ) が成り立ちます. 2次元ベクトルを次のような2×1行列(列ベクトル)で表します. →x =
1次変換fが行列
1次変換f(→x )は,次のような行列の積に対応します. f(→x )=
(1)← 行列の積については,次の分配法則が成り立ちます.
![]()
![]() =
したがって f(→x1 +→x2 )=f(→x1 )+f(→x2 ) が成り立ちます. (2)← 行列の積について,次の等式が成り立ちます.
![]()
![]() ![]()
![]() したがって f(→kx )=kf(→x ) が成り立ちます. ![]() |
※ 上記の線形性により,図形の1次変換について,次の性質が成り立ちます.
ここでは,逆行列が存在する(D=ad−bc≠0,正則)1次変換について述べる.逆行列が存在しない(D=ad−bc=0,正則でない)1次変換では,平面全体が直線や点に「つぶれる」場合があり,ここではこれを考えない.逆行列が存在する1次変換では,平面全体は平面全体に1対1に対応します.
(A) 直線は直線に移される
真っ直ぐなものが,1次変換によって曲がることはない.
(解説)![]() →p =→a +t→u (tは実数) で表される. 位置ベクトルP(→p ), 点A(→a ),方向ベクトル→u =→ABの1次変換fによる像を各々→p ’=f(→p ),A’(→a ),→u' =→A'B'とすると f(→p )=f(→a +t→u )=f(→a )+f(t→u ) =→a ’+t→u ’ ゆえに →p ’=→a ’+t→u ’ これは,P'(→p ’)が点A'(→a ’)を通り,方向ベクトル→u ’=→A'B'に平行な直線上にあることを示している.
(B) 線分の内分比は変わらない
元の内分比がPQ:QR=m:nのとき,P'Q':Q'R'もm:nになる.
(解説)![]() →q = ![]() 点P(→p ), Q(→q ), R(→r )の1次変換fによる像を各々 P'(→p' )=f(→p ), Q'(→q' )=f(→q ), R'(→r' )=f(→r )とすると f(→q ) =f ![]() ![]() ![]() = ![]() ゆえに →q' = ![]() これは,点Q'(→q' )が2点P'(→p' ), R'(→r' )をm:nに内分することを示している.
※ 逆行列が存在する(D=ad−bc≠0,正則)1次変換については,この他に,つぎのような性質も成り立ちます.
しかし,直線や領域の移動を考えるときに,真っ先に利用できるのは上の2つの性質です.
(C) 異なる2点は異なる2点に移される.
(D) 平行な2直線は平行な2直線に移される. (E) 三角形の内部は三角形の内部に移される. |
*** 逆行列が存在するときの直線の像 ***
【例1】
(解答) (2点の像で求める方法)1次変換
がどのような図形に移されるか調べてください.
図形y=3xの変換となると考えにくいという場合には,点の移動で求める.
原点O選ぶのは直線上の2点ならどれでもよいが,性質(A)により「直線は直線に移される」ことが分かっているから,出てきた2点を結ぶ直線の方程式を求めると答が出る.
原点O'
点P'
(A) により直線は直線に移されるから,直線OPは直線O'P'に移される. O'P'の方程式はy=x …(答) (別解1) (逆変換による方法) 旧座標(x, y)の関係式が y=3x…(1) 新旧の関係式が
であるときに,新座標(x', y')の関係式を求めたらよい. (2)を変形して
したがって
(2')を(1)に代入 ( ![]() ![]() ![]() ![]() (x'+2y')=3(4x'−3y') 11y'=11x' y'=x' 通常の表記に直すと y=x …(答) (別解2) (媒介変数表示による方法)
方程式y=3x…(1) のままでは
(1)式を媒介変数表示に直してx=t, y=3t…(1')とする
に代入することはできませんが,これを媒介変数表示に直してx座標とx座標に分けると,代入できるようになります (1')を(2)に代入すると
x'=11t , y'=11tから媒介変数tを消去すると y'=x' 通常の表記戻すと y=x …(答) (別解3) (図で考える方法) 1次変換
→e =
→f =
このとき点
![]()
![]() =x
=x→e' +y→f'に移されますので,次図のピンク色はピンク色の部分に,緑色は緑色,水色は水色に各々移されます. そこで上の図の赤で示した直線y=3xは下の図の赤で示した直線に移されます. 目の子算(めのこざん)という言葉があるらしい.・・・まともに計算せずに,目で見て合わせる方法
丸印の所などを参考にすると,y=x…(答)
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※ 上の【例1】のように,原点を通る直線の像を求めたいとき,原点の像は必ず原点になるから,他にもう一つの点の像を求めて,2点の像を求めるとよい. 次のようにまとめることができます.
直線の像の求め方(その1)
⇒ 直線の像は,2点の像で求められます
2点の像が得られたら,それら2点(a, b) , (c, d)を通る直線の方程式は,次の公式で求められます.
上の【例1】では,2点(0, 0) , (11, 11)を通る直線の方程式として○ c≠aのとき ![]() ![]() ○ c=aのときは 次図のようにx軸に垂直な直線になるから x=a (またはx=c) y−0= ![]() で求めています.
直線の像の求め方(その2)
⇒ 逆変換を使えば,x, yの関係式をx', y'の関係式に直せます.
は,逆行列A−1を求めたら
と書き直せます.
直線の像の求め方(その3)
⇒ 媒介変数表示を使えば,方程式y=f(x)の代わりに点の座標( ...t, ...t)になるので,そのまま変換式に代入できます. 【媒介変数表示に直すには】 ○ 関数y=f(x)の形で書かれている方程式を媒介変数表示直すには,
x=t, y=f(t) (tは媒介変数)とするとよい
例えば,y=2x+1を媒介変数表示に直すには
x=t, y=2t+1 (tは媒介変数)とするとよい
○ y=...の形に変形しにくい場合,例えば,x=y2+1の場合ならば
y=t, x=t2+1 (tは媒介変数)とするとよい
※ 媒介変数表示に直す方法は1つではないので,例えば2x+3y+1=0の場合ならば
(1) x=t, y=−
![]() ![]() ![]() ![]() x−1=3u, y+1=−2u ⇔ x=3u+1, y=−2u−1(uは媒介変数)でもよい ![]() ![]() ![]() |
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2x−4y=−1
y=−2x+1 4x−2y=1 y=2x−1
(2点の像で求める方法)
(1) 直線x+3y=1の上にある2点を選びます.例えば(1, 0), (−2, 1)を選びます. (2) これら2点の像を各々求めます.
(3) 像となる2点の座標(1, −1), (−1, 3)から,2点を通る直線の方程式を求めます. y+1= ![]() y+1=−2(x−1)
(逆変換による方法)
逆行列を求めて(x, y)を(x', y')で表します.
したがって
(*)をx+3y=1に代入 ( ![]() ![]() ![]() ![]() x'−y'+3x'+3y'=2 4x'+2y'=2 2x'+y'=1 |
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(媒介変数表示による方法)
x+3y=1を媒介変数表示に直してx=1−3t, y=t…(*)とする
なぜ,媒介変数表示としてx=t, y=...にしないのか?
(*)を代入するとそれでもよろしいが,分数計算になると暑苦しいので逃げたのです.
x'=1−2t , y'=−1+4tから媒介変数tを消去する 2t=1−x'をy'=−1+4tに代入すると y'=−1+2(1−x')=−2x'+1
y=−2x+1になります.
![]() ![]() ![]() |
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3x−2y+4=0
3x−2y−2=0 13x+10y−4=0 13x−10y+4=0
(2点の像で求める方法)
(1) 直線x+2y=4の上にある2点を選びます.例えば(0, 2), (4, 0)を選びます. (2) これら2点の像を各々求めます.
(3) 像となる2点の座標(4, 8), (12, 20)から,2点を通る直線の方程式を求めます. y−8= ![]() y−8= ![]() |
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(逆変換による方法)
逆行列を求めて(x, y)を(x', y')で表します.
したがって
(*)をx+2y=4に代入 (2x'−y')+(−5x'+3y')=4 −3x'+2y'=4
(媒介変数表示による方法)
x+2y=4を媒介変数表示に直してx=4−2t, y=t…(*)とする (*)を代入すると
x'=12−4t , y'=20−6tから媒介変数tを消去する 3x'−2y'=−4
3x−2y+4=0になります.
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*** 逆行列が存在するときの多角形の像 ***
【例2】
(解答)1次変換
領域{ (x, y) | 0≦x≦1, 0≦y≦1 }がどのような図形に移されるか調べてください. 頂点O(0, 0), A(1, 0), B(1, 1), C(0, 1)はこの1次変換によって各々
に移される. このとき,四角形OABCは四角形O'A'B'C'に移され,四角形OABCの内部は四角形O'A'B'C'の内部に移されます. したがって,O'(0, 0), A'(5, 2), B'(8, 3), C'(3, 1)を頂点とする四角形の内部および周上 …(答) |
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直線は直線に移されるから,線分OAは線分O'A'に移され,他の3つの辺も同様 ⇒ 四角形の周上の点は周上の点に移される. 次に,図のような四角形の内部の点Pは,「内分比が変わらない」ことにより,内分比が同じ図のような点P'に移されるので,四角形の内部の点は新しい四角形の内部の点に移されます. ![]() このようにして,
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【問題3】
で表される1次変換によって,3点O(0, 0), A(1, 0), B(0, 1)を頂点とする三角形OABの内部および周上がどのような図形に移されるか調べてください. ![]() ![]() ![]() ![]() |
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頂点O(0, 0), A(1, 0), C(0, 1)はこの1次変換によって各々
に移される. このとき,三角形OABは三角形O'A'B'に移され,三角形OABの内部は三角形O'A'B'の内部に移されます. したがって,O'(0, 0), A'(3, 2), B'(1, 4)を頂点とする三角形の内部および周上 …(答) |
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![]() ![]() ![]() ![]() |
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頂点O(0, 0), A(1, 0), B(1, 1), C(0, 1)はこの1次変換によって各々
に移される. このとき,四角形OABCは四角形O'A'B'C'に移され,四角形OABCの内部は四角形O'A'B'C'の内部に移されます. したがって,O'(0, 0), A'(2, −1), B'(2, 3), C'(0, 4)を頂点とする四角形の内部および周上 …(答) |
*** 1次変換による原像 ***
【例3】
(解答)1次変換
直線y=3x+1に移される元の図形を求めてください. 新座標(x', y')の関係式 y'=3x'+1…(1) と,新座標(x', y')と旧座標(x, y)の変換式
から新座標(x', y')を消去して,旧座標(x, y)の関係式を作ればよい. (2)を(1)に代入すると 4x+2y=3(3x−y)+1 5x−5y+1=0…(答) |
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![]()
※ この問題では,直線y=3x+1上の2点,例えば(0, 1), (1, 4)の原像を求めて,それら2点を通る直線の方程式を計算する方法も考えられますが,「逆行列の計算」「2点の原像の計算」「2点を通る直線の方程式の計算」と長い道のりになり,大変です.
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2x+7y−1=0
7x−2y−1=0 11x+13y−17=0 17x+13y−11=0 |
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新座標(x', y')の関係式
2x'+3y'−1=0…(1) と,新座標(x', y')と旧座標(x, y)の変換式
から新座標(x', y')を消去して,旧座標(x, y)の関係式を作ればよい.
(2)を(1)に代入すると
2(−x+5y)+3(3x−4y)−1=0 7x−2y−1=0になります(答) |
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y=2x
y=−2x x=2y x=−2y |
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新座標(x', y')の関係式
y'=−2x'…(1) と,新座標(x', y')と旧座標(x, y)の変換式
から新座標(x', y')を消去して,旧座標(x, y)の関係式を作ればよい.
(2)を(1)に代入すると
(−2x+3y)=−2(2x−y) y=−2xになります(答) ※この問題では,直線y=−2xは直線y'=−2x'に移され,原像と像が一致します.(ただし,原点以外の直線上の個々の点は移動しますが,直線全体の像が直線全体になるということです.) |
*** 逆行列が存在するときの曲線図形の像 ***
【例4】
1次変換
円x2+y2=1はどのような図形に移されますか.
この問題は,元の図形が直線で囲まれた図形ではなく,曲線なので2点の像を直線でつないでも解答は得られません.
(解答)しかし,単位面積{ (x, y) | 0≦x≦1, 0≦y≦1 }の像は略図を描くときには非常に参考になります.(次図参考) 旧座標(x, y)の関係式 x2+y2=1…(1) と,新座標(x', y')と旧座標(x, y)の変換式
⇔
⇔
から旧座標(x, y)を消去して,新座標(x', y')の関係式を作ればよい. (2)を(1)に代入すると ( ![]() ![]() ![]() ![]() ... x'2+y'2=2 x, yの表記に直すと x2+y2=2…(答) |
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※ 理屈で考えると,(x, y)の関係式を変換すると(x', y')の関係式になるように思われますが,実際の計算は,上の解説のように逆変換を代入します. したがって,この方法で答えられるのは,1次変換に逆行列が存在する場合だけです. ※ この問題は,元の図形が曲線なので,2点の像で直線の像を求める方法で解くことはできませんが, 単位面積{ (x, y) | 0≦x≦1, 0≦y≦1 } の像を描くと平面が移される様子が視覚的に理解できます. ![]() この頁の先頭で述べた(B)の性質により,各々の色の中にある図形は各々の色の中に移されるので,赤で示した線は赤で示した線に移されます.(金網を引きのばして回転させた感じ) 求めた線が円であることは,上のような計算によらなければ断定できません. |
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y=x2
y=−x2
x=y2
x=−y2
旧座標(x, y)の関係式
y=x2…(1) と,新座標(x', y')と旧座標(x, y)の変換式
⇔
⇔
から旧座標(x, y)を消去して,新座標(x', y')の関係式を作ればよい.
(−x')=(y')2
−x'=y'2 x'=−y'2 習慣に従って変数をx, yで表すと x=−y2になります |
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x2+y2=13
4x2+9y2=1
![]() ![]() ![]() ![]()
旧座標(x, y)の関係式
x2+y2=1…(1) と,新座標(x', y')と旧座標(x, y)の変換式
⇔
⇔
から旧座標(x, y)を消去して,新座標(x', y')の関係式を作ればよい.
(
![]() ![]() ![]() ![]() 習慣に従って変数をx, yで表すと ![]() ![]() ![]() |
*** 逆行列が存在しないときの像 ***
【例5】
1次変換
直線y=2x+1はどのような図形に移されますか.
この問題では,逆行列が存在しない(D=6×2−(−4)×(−3)=0)ので逆変換は利用できません.
(解答)原像が直線図形なので,2点の像で求めることができます.媒介変数表示を利用してもできます. (2点の像で求める方法) (1) 直線y=2x+1の上にある2点を選びます.例えば(0, 1), (1, 3)を選びます. (2) これら2点の像を各々求めます.
(3) 像となる2点の座標(−4, 2), (−6, 3)から,2点を通る直線の方程式を求めます. y−2= ![]() x+2y=0…(答) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(媒介変数表示による方法)
y=2x+1を媒介変数表示に直してx=t, y=2t+1…(*)とする (*)を代入すると
x'=−2t−4 , y'=t+2から媒介変数tを消去する x'+2y'=0 習慣にしたがって変数をx, yで表すと x+2y=0 |
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y=2x
y=−2x
x=2y
x=−2y
(2点の像で求める方法)
(1) 直線x+y−3=0の上にある2点を選びます.例えば(0, 3), (3, 0)を選びます. (2) これら2点の像を各々求めます.
(3) 像となる2点の座標(3, 6), (6, 12)から,2点を通る直線の方程式を求めます. |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
x+y−3=0を媒介変数表示に直してx=t, y=3−t…(*)とする
(*)を代入すると
x'=t+3 , y'=2t+6から媒介変数tを消去する
y=2xになります
(参考) この変換は
平面上の任意の点(x, y)がy'=2x'すなわちy=2x上にうつされます. すなわち,平面全体が直線y=2xに「つぶれる」ということです. したがって,元の図形が直線x+y−3=0であるかどうかに関わりなく,(広がりのある領域であっても)すべて直線y=2x上に来ます. ![]() |
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y=2x
y=−2x
x=2y
x=−2y
(2点の像で求める方法)
(1) 直線y=2x+1の上にある2点を選びます.例えば(0, 1), (1, 3)を選びます. (2) これら2点の像を各々求めます.
(3) 像となる2点の座標(−4, 2), (−6, 3)から,2点を通る直線の方程式を求めます. |
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(媒介変数表示による方法)
x+y−3=0を媒介変数表示に直してx=t, y=2t+1…(*)とする (*)を代入すると
x'=−2t−4 , y'=t+2から媒介変数tを消去する
x+2y=0になります
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