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♪♥♫♦∀高校入試の基本~標準∳♣♬∅♠
根号の大小比較
【問題1】
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(1) (2021年度 石川県公立高校入試問題)
(2) (2018年度 奈良県公立高校入試問題)
(解答)
(1) 17≦n≦24 n=17,18,19,20,21,22,23,24 全部で,8個…(答) (2) 26≦a≦35 n=26,27,28,29,30,31,32,33,34,35 10個…(答) |
【問題2】
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根号を使って表した数について述べた文として適切なものを,次のア~エの中から1つ選び,その記号を書きなさい。ただし,0<a<bとする。
ア
イ ウ エ aの平方根は (2022年度 青森県公立高校入試問題)
(解答)
アウエは基本なので,即答できてほしい問題です.
ア→正しいイは,2乗比較すれば分かります. ウ→ エ→ イ→辺々2乗して比較する だから 以上から,ア…(答) |
【問題3】
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次の二つの条件を同時に満たす自然数nの値を求めなさい。 ・ ・ (2022年度 大阪府公立高校入試問題B)
(解答)
第1の条件から 17≦n≦24…(#1) 第2の条件から 2×3×nが平方数 n=2×3×k2(kは正の整数)…(#2) (#2)により ア) k=1のとき,n=6となって,(#1)を満たさない イ) k=2のとき,n=24 ウ) k≧3のとき,n≧54となって,(#1)を満たさない 以上から,n=24…(答) |
【問題4】
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大小2つのさいころを同時に投げるとき,出た目の数の和をnとします。 次の(1),(2)に答えなさい。 (1) ただし,a, bは自然数とし,a>1とします。 (2) ただし,a, bは自然数とし,a>1とします。 (2022年度 北海道公立高校入試問題)
(解答)
(1) i) 出た目の和だから,2≦n≦12 ii) 102n=2×3×17×nが(1よりも大きい)少なくとも1つの平方数を含んでいる
※「簡単な公式」的なものが思い浮かばない場面では,道なき道を1つずつ進む
「102n=2×3×17×nが(1よりも大きい)少なくとも1つの平方数を含んでいればよい」※i) により,小さい方から順にn=2,3,4,...,12と調べるとよい
n=2→〇 n=3→〇 n=4→〇
以上により,n=2,3,4,6,8,9,10,12…(答)n=5→× n=6→〇 n=7→× n=8→〇 n=9→〇 n=10→〇 n=11→× n=12→〇 (2)
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割り算の余り
【問題5】
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ある自然数を4で割ると3余り,5で割ると4余り,6で割ると5余ります。このような自然数のうち,最も小さい数を求めなさい。 (2018年度 埼玉県公立高校入試問題)
(解答)
【最小公倍数の基本問題】
その自然数に1足すと,4でも5でも6でも割り切れるから,60×1−1,60×2−1,60×3−1,...のうちで最も小さいものを選ぶと,59…(答)
• 小学校の基本問題1 [例1] 5で割っても7で割っても割り切れる,最も小さい正の整数を求めてください. (5と7の最小公倍数の)35が答 • 小学校の基本問題2 [例2] 5で割っても,7で割っても2余る,最も小さい正の整数を求めてください. 2が答 (37と教える先生が多いが,それは間違いであることに注意:35×0+2, 35×1+2, 35×3+2, ...のうちで最も小さい正の整数は2) • 中学校の発展問題1 [例3] 5で割ると4余り,7で割ると6余る,最も小さい正の整数を求めてください. (1足すと5でも7でも割り切れるから,34, 69, ...のうちで最も小さいもの)34が答 ※機転を利かせたら解けるので,高校入試でも出題されることがある. • 中国剰余定理と呼ばれる整数問題を具体例で出題するもの [例4] 5で割ると4余り,7で割ると2余る,最も小さい正の整数を求めてください. ※高校入試の問題としては,この問題は難しすぎるから,多分出題されない ※高校の整数問題では解き方があるが,中学校では35n+k (0≦k<35)となるkの値を地道に調べる方が確実だと思われる. 5m+4, 7n+2となる最小の正の数は,見たらわかる:(m=n=1のとき) 9が答 |
【問題5’】
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(1) ある自然数を3で割ると1余り,4で割ると2余り,5で割ると3余るとき,このような自然数のうち,最も小さい数を求めてください。 (2) ある自然数を3で割ると2余り,4で割ると3余り,5で割り切れるとき,このような自然数のうち,最も小さい数を求めてください。 (3) ある自然数を4で割ると3余り,5で割ると2余り,6で割ると1余るとき,このような自然数のうち,最も小さい数を求めてください。 (4) ある自然数を4で割ると1余り,5で割ると3余り,6で割ると5余るとき,このような自然数のうち,最も小さい数を求めてください。 (補足問題)
(解答)
⇒こちらのページの下端に中国剰余定理(中学では覚えなくてよい)
(1)
正の整数a,b,c,p,q,rについて,a,b,cが互いに素であるとき,aで割るとp余り,bで割るとq余り,cで割るとr余る正の整数Nは,0≦N<abcの範囲にただ1つ存在する
に関係する,具体的な問題を解くツールがあるので,それで確かめることができます.4と6は互いに素とは言えないので,(3)(4)の問題は中国剰余定理の条件を満たしていないが,それ風の問題でも解くことはできます 2足すと,3でも4でも5でも割り切れるから,58…(答) (2) 1足すと,3でも4でも割り切れるから,11, 23, 35, ... そのうちで5で割り切れるのは35…(答) (3) 4l+3, 5m+2, 6n+1となる最小の正の数は,見たらわかる:(l=m=n=1のとき) 7が答 (4) 4で割ると1余り,5で割ると3余るから, 20n+13=13, 33, 53, 73, ... このうちで,6で割ると5余るものは,53…(答) |
文字式による説明
【問題6】
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2けたの自然数のうち,3の倍数は全部で何個あるか。 (2022年度 鹿児島県公立高校入試問題)
(解答)
nを整数とするとき,3の倍数は,3nで表される
nを整数とするとき,10≦3n≦99を満たすnの範囲を求める nは整数だから 4≦n≦33 (33−4)+1=30(個)…(答) ↑※両端を含める個数の数え方だから,「両端含む形の植木算」=n+1型になる |
【問題7】
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3の倍数は,整数nを用いて3nと表される。 次の(1),(2)に答えよ。 (1) 次のア~カのうち,整数nを用いて3n+1と表されるものをすべて選び,記号で答えよ。 ア 80 イ 81 ウ 82 エ 83 オ 84 カ 85 (2) 3と6,12と15のように,連続する2つの3の倍数において,大きい方の数の2乗から小さい方の数の2乗をひいた差は,もとの2つの数の和の3倍に等しくなることの証明を完成させよ。
(証明)
整数nを用いると, したがって,連続する2つの3の倍数において,大きい方の数の2乗から小さい方の数の2乗をひいた差は,もとの2つの数の和の3倍に等しくなる。 (2018年度 福岡県公立高校入試問題)
(解答)
(1) 3n+1において,n=26, 27, 28, 29とおくと 79, 82, 85, 88, ...となる. ウ,カ…(答) (2) 連続する2つの3の倍数は,3n, 3(n+1)とおけるから {3(n+1)}2−(3n)2 =9n2+18n+9−9n2 =18n+9 =3(6n+3) =3{3n+3(n+1)} |
【問題8】
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連続する3つの自然数をそれぞれ2乗して足すと365であった。 もとの3つの自然数のうちもっとも小さい数を求めなさい。 (2018年度 愛知県公立高校入試問題A)
(解答)
求める数をn (>0)とすると n2+(n+1)2+(n+2)2 =n2+n2+2n+1+n2+4n+4 =3n2+6n+5 =365 3n2+6n=3n(n+2)=360 n(n+2)=120 (n+12)(n−10)=0 nは正の数だから n=10…(答) |
【問題9】
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460−20nの値が,ある自然数の2乗となるような自然数nの値をすべて求めなさい。 (2018年度 大分県公立高校入試問題)
(解答)
460−20n=k2(n, kは自然数)とおける この式は,次のように変形できる. 20(23−n)=k2 22×5(23−n)=k2 そこで,1≦n≦22の範囲で,23−n=5m2(mは自然数)となるものを探す ア) m=1のとき,23−n=5 n=18 イ) m=2のとき,23−n=20 n=3 ウ) m≧3のとき,23−n≧45 → n≦−22となって,条件を満たさない 以上から,n=3, 18…(答) |
【問題10】
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(2021年度 徳島県公立高校入試問題)
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【問題11】
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次の文章は,連続する5つの自然数について述べたものである。文章中のAにあてはまる最も適当な式を書きなさい。また,a,b,c,dにあてはまる自然数をそれぞれ書きなさい。
連続する5つの自然数のうち,最も小さい数をnとすると,最も大きい数はAと表される。
このとき,連続する5つの自然数の和はa(n+b)と表される。 このことから,連続する5つの自然数の和は,小さい方からc番目の数のd倍となっていることがわかる。 (2018年度 愛知県公立高校入試問題A)
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