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♪♥♫♦∀高校入試の基本~標準∳♣♬∅♠
反比例のグラフ
右の図のような,点(−5, 2)を通る反比例のグラフがあります。このグラフ上のx座標が3である点のy座標を求めなさい。 (2022年度 宮城県公立高校入試問題)
(解答)
• 反比例を表す関数
点x=−5, y=2を通るから,反比例の比例定数は![]() a=(−5)×2=−10 これを使うと,x=3のとき |
反比例のグラフと直線
右の図において,直線は一次関数y=ax+bのグラフで,曲線は関数 座標軸とグラフが,右の図形のように交わっているとき,a, b, cの正負の組み合わせとして正しいものを,次のア~クの中から一つ選び,その記号を書きなさい。 ア a>0, b>0, c>0 イ a>0, b>0, c<0 ウ a>0, b<0, c>0 エ a>0, b<0, c<0 オ a<0, b>0, c>0 カ a<0, b>0, c<0 キ a<0, b<0, c>0 ク a<0, b<0, c<0 (2022年度 埼玉県公立高校入試問題)
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右の図で,曲線は関数 (2, 3), (−2, − 3)である。また,点Pは曲線上を動く点で,そのx座標は正の数である。各問いに答えよ。 (1) aの値を求めよ。 (2) 点Pのx座標とy座標の関係を正しく述べたものを,次のア~エから1つ選び,その記号を書け。 ア x座標とy座標の和は一定である。 イ x座標からy座標をひいた差は一定である。 ウ x座標とy座標の積は一定である。 エ x座標をy座標でわった商は一定である。 (3) 点Pの座標が(6, 1)のとき,①,②の問いに答えよ。 ① x座標,y座標がともに整数となる点のうち,△OAPの内部と周上にある点の個数を求めよ。 ② 線分BPとx軸との交点をCとし,線分AB上に点Dをとる。△BCDの面積と四角形ADCPの面積が等しくなるとき,点Dの座標を求めよ。 (2019年度 奈良県公立高校入試問題)
(解答)
(1),(2)は教科書レベルの基本です
(1)x=2, y=3を代入する(x=−2, y=−3を代入してもよい) a=6 (2) xy=6(一定)だから,→ウ ![]()
(3)の①は,グラフを描いて,しっかり数えたらできるはずです
(3)①右図の赤丸を数えると,11個
(3)の②は,相似図形の性質との複合問題と考えるとよいでしょう
![]() 面積の比率は △OAB:△OPB=a:p △OPB:△OPQ=b:q ※各々,高さが共通で底辺の比がa:p, b:qであるから,面積比がa:p, b:qになると言える. ![]() となればよい. だから すなわち,BD:DA=2:1となればよい.
難しいだろ!
このとき,OD:DA=1:3![]() ※高校では,内分点の公式というのがあって,2点A(2, 3), B(−2, −3)を結ぶ線分ABを1:2に内分する点の座標は,公式一発で求まるが,中学ではその公式が使えないので,習ったことだけで計算する必要がある O, D, Aは, により, |
図1において,双曲線①は関数 次の(1)~(3)に答えなさい。 (1) 関数 直線②の式を求めなさい。 また,直線③は関数 四角形CPQFの面積は,四角形EQPDの面積の何倍か。求めなさい。 (2019年度 山口県公立高校入試問題)
(解答)
(1) とおくと (2) 点Aの座標は(−6, 2),点Bの座標は(0, −3)であるから,直線②の傾きは したがって,直線②の式は (3) CP=7, PD=2 F(2, 3), Q(2, −1), E(2, −6)だから FQ=4, QE=5 ⏢CPQF= ⏢EQPD= ⏢CPQF÷⏢EQPD= |
2次関数のグラフ
右の図のように,関数 次の(1),(2)に答えなさい。 (1) 点Cの座標を求めなさい。 (2) 2点A, Cを通る直線の式を求めなさい。 (2022年度 宮城県公立高校入試問題)
(解答)
(1) A(2, 2)だから,B(2, −4) さらに,C(−2, −4)…(答) (2) 求める直線の式を,y=ax+bとおくと この直線が点A(2, 2)を通るから 2=2a+b…① この直線が点C(−2, −4)を通るから −4=−2a+b…② ①②を連立方程式として解くと 直線の式は |
右の図のア~エは4つの関数 このとき,次の問いに答えなさい。 (1) 関数 (2) 直線ACの式を求めなさい。 (3) △ABCの面積を求めなさい。 (2022年度 富山県公立高校入試問題)
(解答)
(1)→エ(これは明らか) (2) A(−1, 1), C(3, 9)を通る直線の式をy=ax+bとおくと 1=−a+b…① 9=3a+b…② ①②を連立方程式として解くと a=2, b=3 したがって,求める直線の式は y=2x+3 (3) ![]() •右図のように求める三角形がちょうど入る長方形から,水色,緑色,桃色で示した直角三角形を取り除くとよい. •この問題のように直線ACの式を求めているときは,右図の白色で示したような2つの三角形に分けて,茶色の縦線を底辺として計算してもよい.
BD=3→
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図1において,①は関数 このとき,次の(1)~(3)に答えなさい。 (1) ①の関数 (2) 直線ACの式を求めなさい。 (3) △ABCの面積を求めなさい。 (2022年度 山梨県公立高校入試問題)
(1)の問題に対して,3≦y≦12などと答えている人は,勉強不足です.
(解答)グラフを見れば,x=0のとき,yは最小となることが分かります. (1) 0≦y≦12 (2) 求める式をy=ax+bとおく. 点A(−3, 3)を通るから 3=−3a+b…(#1) 点C(9, 27)を通るから 27=9a+b…(#2) (#1)(#2)を連立方程式として解くと,a=2, b=9 y=2x+9 (3) 前問6と同様に,三角形がちょうど入る長方形から直角三角形を取り除くとよい. (別解) (2)で直線ACの式を求めているから,これを利用して,直線Bから垂線をひいて直線ACとの交点を直線Dとおくと
D(6, 21)だからBD=9
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図で,Oは原点,A, Bは関数 四角形ABCDが平行四辺形のとき,点Dのx座標を求めなさい。 (2022年度 愛知県公立高校入試問題B)
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反比例のグラフ, 2次関数のグラフ
右の図において,放物線①は関数 このとき,次の問いに答えなさい。 1 次のア~エのうち,関数 ア 対応するxとyの値の和は一定である。 イ x<0の範囲で,xの値が増加すると,yの値は減少する。 ウ yはxに比例する。 エ グラフはy軸を対称の軸として線対称である。 2 aの値を求めよ。 3 直線ABの式を求めよ。 4 原点Oを通り直線ABに平行な直線と双曲線②との交点のうち,x座標が正である点をCとする。このとき,△ABCの面積を求めよ。 5 点Pは,y軸上のy>0の範囲を動く点とする。△ABPの面積と△AOPの面積が等しくなるとき,点Pのy座標を全て求めよ。 (2021年度 愛媛県公立高校入試問題)
(解答)
1 アウエが正しくないことは,即答できるようにしてほしい. イについては「x>0の範囲で,xの値が増加すると,yの値は減少する」も正しいが,その真偽はイの真偽に影響しないから,イが述べている限りで判断すると正しいと言える. (なお「xの値が増加すると,yの値は減少する」は正しくない.[例]x:−1→1のときy:−16→16は増加) 2 Aは②の関数 また,Aは①の関数 3 Bは①の関数 A(4, 4), B(−2, 1)を通る直線の式をy=cx+dとおくと A(4, 4)を通る→4=4c+d…(#1) B(−2, 1)を通る→1=−2c+d…(#2) (#1)(#2)の連立方程式を解くと 求める直線の式は ![]() AB∥COだから,△ABCの面積は△ABOの面積に等しい △ABOの面積を求めるために,y軸と直線ABの交点Dの座標を求めておく→ OD=2を底辺として,△ODA+△ODBの面積を計算すると ![]() ア) 0<y<2のとき DP=2−yだから △ABP =△ADP+△BDP OP=yだから △AOP= これらが等しいためには イ) 2≦yのとき PD=y−2だから △ABP=3(y−2) OP=yだから △AOP=2y これらが等しいためには 以上をまとめると, |
図のように,関数 次の問いに答えなさい。 (1) 点Bの座標を求めよ。 (2) aの値を求めなさい。 (3) 点Bを通り,直線点CAに平行な直線と,y軸との交点を点Dとすると,△OACと△OBDの面積比は3:1である。 ① 次のア~ウに当てはまる数をそれぞれ求めなさい。
点Cのx座標は,アである。また,関数
② x軸上に点Eをとり,△ACEをつくる。△ACEの3辺の長さの和が最小となるとき,点Eのx座標を求めなさい。
(2021年度 兵庫県公立高校入試問題)
(解答)
(1)
線分ABの中点は原点Oであるから,点Aの座標を求めて,それを原点に関して点対称に移動すれば点Bの座標が求まる
点Aは,次に,A(4, 2)を原点に関して点対称に移動すると,B(−4, −2)…(答) (2) A(4, 2)が関数 (3)①
広く通用する「一般的な方法」を考えると,未知数が3個の連立方程式を解かなければならないなど,中学校の範囲を超えた難しいものになる.
入試では,かっこよく解く必要はない--「その問題だけに使える簡単な事情を使う」とよい ![]() したがって,△OACと△OBDの面積比が3:1であるとき,△OD'C:△OAD'=2:1 これら2つの三角形は、赤で示した底辺の長さOD'が共通だから,高さの比,Cのx座標(の符号を正に換えたもの)とAのx座標(4)の比が2:1になればよい −x:4=2:1 x=−8→ア…(答) また,
![]() △ACEの3辺のうちで,ACは一定だから,AE+ECが最小になればよい AE+ECは,A, E, C'が一直線上にあるとき最小になる. A(4, 2), C'(−8, −8)を通る直線の式をy=px+qとおく
y=ax+bとおけばよいが,この問題では,すでにa, b, cなどを使っているので,混乱しないように,同じ名前を避けただけ
A(4, 2)を通るから2=4p+q…(#1) C'(−8, −8)を通るから −8=−8p+q…(#2) (#1)(#2)を連立方程式として解くと 直線の式は 点Eはx軸上にあるから,y=0とおくと |
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