現在地と前後の項目 *** 用語 ***/平面図形の用語/空間図形の用語/*** 対称図形 ***/線対称な図形/点対称な図形/線対称と点対称/線対称移動,点対称移動/*** 面積と体積 ***/三角形の面積/扇形の面積/扇形の面積,円錐の表面積/立体の体積/立体の表面積/球の体積と表面積/扇形の面積(高校入試問題)/ |
■三角形の面積 (I) 三角形の面積(小学校で習う基本公式)
右図1のような三角形の面積は、いずれも
次のように分数の形で書くこともできます。
(面積)=
![]() (1) 2で割ることを忘れる答案が多いので注意しましょう。
右図2の三角形の面積は、4×3=12ではなく、4×3÷2=6になります。
(2) 高さは必ず底辺に垂直(直角)な線で測らなければなりません。
右図3の三角形ABCで、底辺BCに対する高さは6になりますから、面積は5×6÷2=15になります。
(3) 見かけ上は複雑な図形でも「三角形の面積を引く」と面積が簡単に求まることがあります。
右図4の多角形ABCDEは長方形ABCFから三角形DFEを取り除いたものになっているから、その面積を求めるには:
長方形ABCFの面積4×5=20から 三角形DFEの面積3×4÷2=6を引いて 14になります。
右図5の三角形ABCは正方形から3個の三角形を取り除いたものだから、その面積は16−(2+4+4)=6になります。
右図6の凹四角形ABCDは三角形ABDから三角形BDCを取り除いたものだから、その面積は
(4) 縮尺図を用いて表しているときに実際の図形の面積を求めるには、各辺の実際の長さを求めてから計算しなければなりません。
![]() ![]()
右図7は実際の地形で500(m)に相当する長さを1(cm)で表した設計図だとします。このとき、実際の地形で三角形ABCの面積を求めるには:
BD=3×500=1500(m) AC=4×500=2000(m) 三角形ABCの面積は1500×2000÷2=1500000(m2)になります。 (5) 面積と底辺が分かれば高さを求めることができます。
(面積)=
![]() → (高さ)= ![]() → (底辺)= ![]()
右図8において三角形ABCの面積は9×12÷2=54です。
一方で、ACを底辺と見ると、三角形ABCは面積と底辺が分かっていることになり、 54=15×BD÷2よりBD=7.2 |
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≪問題1≫ 各々正しいものを選択肢から選んでください。 |
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(II) 三角形の面積の比
三角形の面積は
(高さ)が等しい2つの三角形の面積の比は(底辺)の比に等しくなります。
右図9において三角形ABCとBCDとは、底辺BCの長さが等しいから、
△ABC=BC×5÷2 △BCD=BC×3÷2 それらの面積の比は、△ABC:△BCD=5:3になります。 (BCの長さが書いてなくても、面積の比は求められます。)
右図10において三角形ABCとCDAとは、高さhが等しいから、
△ABC=4×h÷2 △CDA=7×h÷2 それらの面積の比は、△ABC:△CDA=4:7になります。 (高さhが書いてなくても、面積の比は求められます。)
右図11においてABCDはAD/BCの台形とする。このとき、三角形ABDとBCDとは、高さが等しいから面積の比は底辺の比に等しく、3:5になります。
右図12においてABCDはAD/BCの台形とする。このとき、三角形ABCとBCDとは、底辺が共通で高さが等しいから面積が等しい。次に、共通に含まれる三角形BCEを取り除くと、三角形ABEの面積と三角形CDEの面積は等しくなります。
これらの面積が等しいのは、AD/BCのためであり、ABとDCは平行でないから、三角形AEDの面積と三角形BCEの面積は等しくない(AD≠BCである限り、等しいとは限らない)。 |
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(III) 斜辺の比と高さの比
右図13のように、2つの三角形の辺が1つの斜辺上にあるとき、これらの三角形の高さの比は斜辺の長さの比に等しくなります。
右図13において△BEDと△BFAは相似だから、AF:DE=AB:DB
右図14において△DEGと△DFAは相似だから、AF:GE=AD:GD
この性質により三角形の面積比について、次のことがいえます。
右図13において△BCDと△BCAは、底辺が共通だからそれらの面積比は高さの比に等しく、DB:ABに等しい。
右図14において△BCGと△BCAは、底辺が共通だからそれらの面積比は高さの比に等しく、GD:ADに等しい。
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≪問題2≫ 各々正しいものを選択肢から選んでください。 |
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(IV) 1つの角が共通であるときの三角形の面積の比
右図15のように、2つの三角形について1つの角が共通であるとき、これらの三角形の面積の比は共通な角を挟む2辺の積の比になります。
右図15において△BEDと△BCAの底辺(BC上にとるものとする)の比は、3:7
また、高さの比は2:5だから △BEDと△BCAの面積の比は3·2 : 7·5=6 : 35 (△BEDや△BCAの面積が6と35になるということではない。それらの比が求まるということ。)
右図16において△BCEと△ACDの底辺の比は、13:7、高さの比は3:5だから、△BCEと△ACDの面積の比は39:35
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≪問題3≫ 各々正しいものを選択肢から選んでください。 |
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