20世紀の後半以後,コンピュータの発展は社会生活の様々な分野に影響を及ぼすようになってきました.コンピュータでは,電気が流れる(1),電気が流れない(0)の2つを組合せて様々な処理を行っています.この0と1だけからなる信号は二進法に対応しています.
例えば,次のような「絵」も,■を1,□を0として,
三進法では0,1,2の3つの数を用いて数字を表わし,3になったら1つ位が上がります.(3が3つになればさらに位が上がります.)
例 11(3)=1×3+1=4
121(3)=1×32+2×3+1=16
五進法では0,1,2,3,4の5つの数を用いて数字を表わし,5になったら1つ位が上がります.(5が5つになればさらに位が上がります.)
例 401(5)=4×52+0×5+1=101
次の表は,三進法や五進法での足し算,掛け算の例です.
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十二進法では12個の文字,十六進法では16個の文字が必要です.
特に,1つの文字で10,11などを表わすものがいります.
このため,0から9までを0,1,2,3,4,5,6,7,8,9で表わし,10以上は通常a,b,c,d,...
で表わします.(0~9の10文字とa~zの26文字を使えば三十六進法まで表わせます.)
例
1b(12)=1×12+11=23
ff(16)=15×16+15=255