力闘向上の精神 --
1997/08/14 ソーブル・ナオ
力闘向上の精神 我等使命の達成には徹底的力闘こそ唯一の要諦にて、 真の平和も向上も、此の精神なくしてはかち得られざるべし 「それ売りまくれ」「何がなんでも売り切れ」 私が知るセールスマンの少し前の世代の方針です。 そこにはとにかく売ったもの勝ちという発想が見えます。 権謀術数主義(マキャベリズム)的な考えを或いは持っていたのかもしれませんね。 そのため営業研修で行われるカリキュラムは、その大部分がロールプレイング(ゲームではありません) といって例えば住宅展示場来場時の接客のロープレとかクロージング(契約交渉時)のそれとか それぞれの想定場面でお客と営業マンとに別れて行われる、所謂寸劇のようなもので みんなの前で演じその後批評されるというもの。 確かに有効なものだと思われるが、これも時代の流れ。ロープレが上手い営業マンが決して営業成績がよくない 「立て板に水」という調子では売れなくなったということです。 それなのにロープレで大勢の前で恥じをかかしたところでしょうがないでしょう。 そこで始まったのがカウンセリングセールス。 住宅産業はクレーム産業といわれる業界、それなら無理して売りまくってクレーム処理に追われるより、 カウンセリングしながら(詳細は秘密なのであしからず)少ないクレームで紹介受注にも結びつくという素晴らしい内容です。 前の世代とは次元があがった営業戦術で箔が付いた感じがしたのは事実です。 ところがその気持ちが闘争心を欠けさせ(齷齪働くだけが営業じゃないという気持ち)、 次第に低迷していった。そしてわれわれは融合に成功し次世代の営業戦術の確かな手応えを感じた。