需要と供給の罠 --It takes me a cobweb .

1997/03/14 アバンチュール・ナオ



水道水の利用ピークを迎える8月。宮津市もその例外ではなく、一年でもっとも需 要の多い時期です。何しろ普段の人口に帰省したひとそれに観光客をプラスして市の水 道課はもう大慌て。捻ったらすぐでるのが水道、それがうまくいかなかったら”水道課 は何やってるんだ!”って大目玉。だからそのキャパをピーク時にあわせて貯蓄計画を 立てているんだって。 8月にピークを迎えると言ったら電気もそう。人口が増えるし第一暑い、エアコンな しではとても我慢できない。そこで吉報!深夜電力。深夜電力は昼間の半額くらいにな りさらに契約の種類によってはその1/3くらいになるという。でも考えてみてください。 せっかく苦労してつくった電気をみすみす1/6の料金で売ると思います?そう、その時 間帯の需要がそれ位なのでしょう。発電所は需要が少ないからといってストップできな い、かといってその時間帯に生電量をあわせられない、それならっていうので行うのが 値下げ。生産を増やしてコストを下げようって考え。それに少し知恵を加えて深夜電力 を利用した電気温水器。安い深夜電力を利用してといううたい文句で今度は高い温水器 も売っちゃえって発想。個人的にはとても好きな発想です。そう、ディベートの世界で すね。それはさて置き今は需要と供給の話し。当然高価な電気温水器君にも需要のピー クがやって来ます、この場合急な来客などを指すのですが、”あれさっきまで出たお湯 がでない、故障か?”そうではありませんもうお湯がないのです。温水器のキャパをピ ークに合わせていないので当然の結果です。安い深夜電力を利用しているのですから無 茶を言っちゃいけませんよ。じゃその時だけガス湯沸かし器でカバーなんてことしたら ダメですよ。だってあなたの温水器コンセプトは高価な温水器で効率悪くでしょ?第一 ガス湯沸かし器の購入で深夜電力利用が無意味になります。  私にはあなたしかいない、僕も君だけだ!・・・お互い気をつけましょう。Cobweb
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