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ここでは月単位に劇場で鑑賞した作品の一言感想を載せています。

観た日/劇場 作品名(リンク先は公式サイト)
鑑賞総本数 原題(英題)
感想(ネタバレは反転させています)
3D作品の深度
前売り(その他)特典(リンク先はs-thingブログでの紹介記事)
点数 ★ or ★☆ or ★★ クズ、観る価値なし、観る必要なし
★★☆ イマイチ、観ても保障しません
★★★ マシ、まぁまぁかな
★★★☆ 普通、悪くはない
★★★★ いい感じ、とりあえずお勧め
★★★★☆ ほぼ完璧、いい映画です
★★★★★ 傑作、オヌヌメ!!

2024年12月 

※ネタバレありです

31/ アップリンク京都 I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ
7148 I Like Movies
チャンドラー・レバック初監督脚本製作作品。カナダ映画
アイザイア・レティネン主演。ロミーナ・ドゥーゴ、クリスタ・ブリッジス、パーシー・ハインズ・ホワイトほか。
映画ヲタクの主人公。親友とカメラで自主制作映画を撮る毎日。しかしエキセントリックな性格のせいで何もかもうまくいかない。そんな中ニューヨーク大学の映画科に進学するための資金を貯めるためにレンタルビデオ屋にバイトをすることに。そこで知り合った店長や、親友との関係、母親との関係をリアルに描いている。
映画ネタも面白いし、母親との関係も親友との関係も切なくていい。初恋のレンタルビデオ店の店長との関係もすごくいい。
青春映画としては1級品。
★★★★★
30/ イオンシネマ京都桂川 グランメゾン・パリ
7147
塚原あゆ子監督作品。
木村拓哉主演。鈴木京香、オク・テギョン、沢村一樹、及川光博、冨永愛、正門良規、玉森裕太、寛一郎、吉谷彩子、中村アンほか。
TVシリーズ、SPドラマに続いての完結編といったところ。
パリでグランメゾンの支店を開店させてミシュラン三ツ星の獲得を狙っているがうまくいかない。最高の食材を提供してくれないフランス人に悩まされ、ついに店舗を追い出される事態になってしまい、打開策を探ることになる。
前作SPドラマから続くアイデンティティを最大限に生かした展開は、料理というある意味地味な題材に感動を加えてくれていて、よく出来ている。
パリで韓国人のパティシエとかも、なんだか納得でいい感じ。
★★★★☆
30/ イオンシネマ京都桂川 ソニック×シャドウ TOKYO MISSION
吹き替えver.
7146 Sonic the Hedgehog 3
ジョシュ・ファウラー監督製作総指揮作品。アメリカ映画
ソニックの声にベン・シュワルツ。ジム・キャリー、ジェームズ・マースデン、チカ・サンプター、ナターシャ・ロズウェル、リー・マジュドゥーブ、アリーラ・ブラウン、クリステン・リッターほか。ナックルズにイドリス・エルバ、シャドウにキアヌ・リーブスが当てている。
吹き替えメインで上映してるから仕方なしに吹き替え版を鑑賞。
東京湾に浮かぶ牢獄から脱出したシャドウが渋谷で暴れ、それを止めるためにソニック一行が上陸。そこにロボトニックが復活して一層大変な事になっていく。
東京と言いつつ、シャドウが登場したシーンのみでそれ以降はアメリカ、ロンドンが舞台になっているので、言うほど日本感は感じない。
キャラクターとしてのソニックやロボトニック(ジム・キャリー)がすばらしくいい仕上がり。    
入場者特典:「ソニック×シャドウTOKYO MISSION」エピソード0、漫画冊子
★★★☆
29/ TOHOシネマズ二条 私にふさわしいホテル
7145
堤幸彦監督作品。
のん主演、田中圭、滝藤賢一、田中みな実、服部樹咲、高石あかり、橋本愛、橘ケンチ、光石研、若村麻由美ほか。
新人小説家の主人公。大御所の書評によって単行本化が遅れ、忘れ去られかけた存在になっていた。逆恨みで大御所にわなを仕掛けるも、仕掛返されたり、2人でもんどりうって展開する。
堤幸彦らしい、奇妙な登場人物の競演が面白い。また文壇の世界の誇張も面白い。
★★★☆
28/ MOVIX京都 【推しの子】The Final Act
7144
スミス監督作品。
櫻井海音主演。斎藤飛鳥、斎藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、濱田マリ、倉科カナ、金子ノブアキ、要潤、成田凌、吉田剛太郎、二宮和也ほか。
アマプラで実写ドラマシリーズを配信した後、完結編として製作された本作。
前半は、ドラマシリーズの裏側を描いてより深みを出して、後半でいよいよアイを殺した張本人を割り当ておびき出すための映画を製作する。
その後半が本作のメインだと思ってたから、前半が長すぎるのがちょっと残念。まるで総集編のような趣だったから、もっと時間かけて追い詰めてほしかったかなー。
今作であのの可愛さを再認識。
入場者特典:横槍メンゴ描き下ろしチケット
★★★★
28/ MOVIX京都 ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い
7143 The Lord of the Rings:The War of the Rohirrim
神谷健司監督作品。アメリカ映画
声の出演にブライアン・コックス、ドミニク・モナハン、ミランダ・オットーほか。
名作「TLOTR」の約200年前の人間の世界を描いた本作。
最後にはサルマンとガンダルフも登場しさすがのシリーズ最新作を思わせるつくり。
キャラクターのアニメーションに関しては神山率いるアニメーションスタジオによるトゥーンレンダだと思うので、すごいジャパニメーションだけど、写真を切り取ったような背景との違和感がないのがすごい。魔法のような仕上がり。
愚かな人間の所業を描いた名作。
★★★★★
27/ TOHOシネマズ二条 ライオン・キング ムファサ
IMAX2D字幕ver.
7142 Mufasa:The Lion King
バリー・ジェンキンス監督作品。アメリカ映画
声の出演にアーロン・ピエール、セス・ローゲン、マッツ・ミケルセンほか。
シリーズ2作目は、主人公シンバの父ムファサの王になるまでを描いた作品。
よく動くなー。すごいなー。
入場者特典:ムファサ、タカ、キロス3連特製ステッカー
★★★
22/ イオンシネマ京都桂川 はたらく細胞
7141
武内秀樹監督作品。
永野芽郁主演。佐藤健、芦田愛菜、阿部サダヲ、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、染谷将太、板垣李光人、加藤諒、深田恭子、片岡愛之助、小沢真珠、塚本高史、一ノ瀬ワタル、DJ KOO、FUKASEほか。
アニメ化からのまさかの実写化。
人の中の循環器の細胞である赤血球を主人公に、人の営みを描いているのが原作だが、今作はその本体(人間)側のドラマも並行で描いていて、そこに血液の癌、白血病に掛かった顛末を描いている。
とにかく登場キャラクターと配役がぴったり過ぎて、それだけで温かくなる。この時間内に3種類(実際は4種類)も細菌を登場させて戦わせたり、サービスカットも充実。
さすが「のだめ」シリーズ「テルマエロマエ」シリーズ「翔んで埼玉」シリーズの監督、「るろ剣」のアクション監督だけのことはある。
★★★★★
21/ MOVIX京都 銀河鉄道999
7140
りんたろう監督、市川崑監修作品。
1979年初公開。2022年4Kレストア版の再上映。
何十年振りかで劇場で「999」1作目を観る。
記憶改ざんというのはこういうことを言うんだねー。初見の「最高か!」は特になく、映画としては納得の上質な展開。
各惑星オリジナルキャラクターの登場も、1本の映画としての展開の再編とか、松本零士ユニバースとも言える、ハーロック、エメラルダスの登場も観た当時の意外性が高揚感に置き換えられて最高か!になってたけど、改めて観るとこの時間内に見せたい全部が多すぎて、ちょっと断片的な演出が過ぎるなーというのが正直な感想。
★★★★
21/ MOVIX京都 聖☆おにいさんTHE MOVIEホーリーメンVS悪魔軍団
7139
福田雄一監督脚本作品。
松山ケンイチ、染谷将太主演。賀来賢人、岩田剛典、白石麻衣、勝地涼、仲野太賀、神木隆之介、山本美月、川口春奈、山田孝之(兼製作総指揮)、窪田正孝、藤原竜也、佐藤二朗、ムロツヨシほか。
TVシリーズ2本(2018、2019)があっての映画化。
地上に休暇として一般人にまぎれて生きている仏陀とキリスト。ある日、梵天から死んだ際の走馬灯の代わりに上映する特撮全28話を、2人と主演に製作することになった。そこに敵役で採用されたのが本物の悪魔のマーラ。ここからややこしくなってくる…。
福田監督組のお抱え役者総出演といった感じの吹っ切れ方。賀来賢人、佐藤二朗の勢いがすごすぎてwww
藤原竜也は、DEATH NOTEを持ってるし、最高か。
★★★☆
15/ TOHOシネマズ二条 インターステラ5555
7138 Interstella 5555:The Story of the Secret Star System
特別料金(2500円)で鑑賞。
2003年劇場公開された本作の4Kリマスター版。竹之内和久監督作品。フランス・日本合作
台詞はなく全編ダフト・パンクの曲で進んで行く。その全14曲を14分割したMVと、ボーナストラックとして6曲のMVに構成されている。
アニメ部分は60分ちょっとの中編。地球の悪徳プロモーターが宇宙中の名ロックスターを誘拐し、地球で働かせ名声を得ていた。そんなある誘拐されたロックグループとそれを助けた一人の英雄の話。
台詞のない分、詳しい理由がわからないまま進んで行くのが新鮮でいい。ある意味、こういうのでいいんだよ。個人個人の感想があってしかるべき。
展開も退屈しないしよく出来てる。けどやっぱダフト・パンクの曲は自分はあまり好きじゃないというのが正直な感じ。
★★★★
14/ TOHOシネマズ二条 クレイヴン・ザ・ハンター
IMAX2D字幕
7137 Kraven the Hunter
J・C・チャンダー監督作品。アメリカ映画
アーロン・テイラー=ジョンソン主演。アリアナ・デボーズ、フレッド・ヘッキンジャー、アレッサンドロ・ニボラ、クリストファー・アボット、ラッセル・クロウほか。
スパイダーマンを執拗につけ狙うアンチヒーロー、クレイヴン・ザ・ハンターのオリジンを描いている。
ロシアンマフィアの長男として生まれたセルゲイ。強権な父親に連れられて行ったアフリカで伝説のライオンに襲われ、その血と偶然来ていた呪術師の孫から授かった秘薬によって、超人になる。父の悪行を見てきたセルゲイにとって悪は許せないもので力で排除していくことに。そして逆にロシアンマフィアに習われることになる…。
全編暴力的でマーベル印としては新鮮な演出。これはいいね。
アーロン・テイラー=ジョンソンはMCUでクイックシルバーを演じてたけど、今作では強烈に肉体改造してすばらしい仕上がりになってる。
敵もライノだけじゃなくカメレオンも登場というワクワク感。
監督はヴェノムのように3部作に出来ると言ってたから楽しみになってたけど、ソニーがスパイダーマンユニバースはこれで終わってMCUのスパイダーマンに注力するって言ったので、すべてがオワタ…。
★★★★★
14/ TOHOシネマズ二条 スピーク・ノー・イーブル 異常な家族
7136 Speak No Evil
ジェームズ・ワトキンス監督脚本作品。アメリカ映画
スクート・マクネイリー主演。ジェイムズ・マカヴォイ、マッケンジー・デイビス、アシュリン・フランシオーシ、アリックス・ウェスト・レフラー、ダン・ハフほか。
5月に公開した「胸騒ぎ」のハリウッドリメイク。
リゾートで来た家族を狙ってその家族の総てを乗っ取り、子供を実の子として駒扱いで次の家族を油断させる手段として使っている気違いをジェイムズ・マカヴォイが好演。
「胸騒ぎ」は★☆の最低点になったけど、今作は転から結が大幅に変わっていて、原作では身もふたもない恐怖でしかない終わり方なのに、今作では正義が勝ってしまうんだよねー。原作好きならありえんでしょうけど、人間ならこの展開でないと理不尽すぎて怒りの向けどころが分からなくなる。
★★★
8/ アップリンク京都 クラブゼロ
7135 CLUB ZERO
「リトル・ジョー」のジェシカ・ハイスナー監督脚本作品。オーストリア・イギリス・ドイツ・フランス・デンマーク・カタール合作
ミア・ワシコウスカ主演。クセニア・デブリン、ルーク・パーカー、フローレンス・ベイカー、サミュエル・D・アンダーソン、グウェン・カラント、シセ・バベット・クヌッセン、エルザ・ジルベルスタインほか。
私立の高校に赴任した栄養学の教師は、独特の「意識的な食事」による健康法を提唱し、それを生徒に広めていく。それは精神的に絶食という快楽を求めるという危険極まりないものだった。
先生に心酔する生徒たち。ダイエットと勘違いするものが最悪の結果しか見えない展開にやきもきする。
最後までコントロールできない親の気持ちをあざ笑うような顛末がむなしい。
★★★
7/ TOHOシネマズ二条 ホワイトバード はじまりのワンダー
7134 White Bird
マーク・フォースター監督作品。アメリカ映画
アリエラ・グレイザー主演。オーランド・シュワート、ブライス・ガイザー、ジリアン・アンダーソン、ヘレン・ミレン、ジェム・マシューズ、イーシャイ・ゴーラン、オリビア・ロス、ジョー・ストーン=フューイングスほか。
「ワンダー 君は太陽」の続編。というかオリジン。
「ワンダー 君は太陽」で主人公をいじめ、退学になった主人公。彼が祖母の戦時中に体験した人生を描いている。
歳のせいか、いじめとか差別がより一層許せなくなって、ナチスの蛮行が最悪に腹が立った。こんな奴らと同盟を組んでた日本もあほだし、そんな中でも人道支援を続けた人もドイツにも日本にもいるという事は知っている。
今はイスラエルの蛮行が世界的に非難されてるから、今度はいじめる側になってるとも言えるから、何がどうとは言えないけど、とにかく理不尽は許せない。
こういう人間にはなりたくない。がんばれ正義。
★★★★★
7/ TOHOシネマズ二条 モアナと伝説の海2
IMAX2D吹き替えver.
7133 Moana 2
デイブ・デリック・Jr.監督作品。アメリカ映画
シリーズ2作目は、悪い神によって分断された太平洋の島々の絆を取り戻す、という展開。
すげー何も起こらない展開。よく長編映画にしたなー
CGアニメの技術向上がすげー、だけ。
入場者特典:ディズニー・ロルカナ・トレーディングゲーム プロモーションカード「モアナ 陸と海の冒険者」
★★★
2/ 大阪ステーションシネマ ザ・バイクライダーズ
7132 The Bikeriders
ジェフ・ニコルズ監督脚本作品。アメリカ映画
オースティン・バトラー主演。ジョディ・カマー、トム・ハーディ、マイケル・シャノン、マイク・ファイスト、ノーマン・リーダスほか。
実在のバイククラブを取材した写真集にヒントを得た作品。実際にあったことを織り交ぜながら、アウトローなバイククラブの顛末を描いている。
元々、仲良しグループだったものが名前が売れるにつれ、反グレが増えていき犯罪集団に変貌していくところが寂しくなってしまう。
男の世界なんで、ブラザーフッドでホモソーシャルなイメージが出てるけど、主人公たちには結婚もしてるし、ある程度は大事にしてるしそういう目線で観るのは逆に差別的だと思ったけど。
★★★★☆
2/ 大阪ステーションシネマ 正体
7131
「ヤクザと家族」「ヴィレッジ」の藤井道人監督脚本作品。
横浜流星主演。吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、山田孝之、松重豊、原日出子、田中哲司、木野花、駿河太郎、宇野祥平、山中崇、西田尚美ほか。
一家惨殺した死刑囚の主人公が脱獄した。延々と逃げ続ける理由が分からないまま追い続ける刑事。その間に会った人たちとの関係を描いている。
クライマックスの法廷シーンに不覚も感動してしまった。どう考えてもその道しかない展開なのに。こうあってほしいという想い、かも知れない。
しかし横浜流星、すごい役者になってきたな。
★★★★★
1/ アップリンク京都 ウォーターシップダウンのうさぎたち
7130 Watership Down
マーティン・ローゼン監督脚本製作作品。イギリス映画
1978年製作の手描きセルアニメをHDリマスター化。
イギリスの牧草地でうさぎの繁殖地を巡り、人間の乱開発によって住む地を逃れた主人公グループの苦難の道を描いている。
登場する動物たちの動きがとにかくすばらしい。ディズニーのように、人に寄せずに、人のような感情を表現してリアリティの本物が観れる感じ。
キャラクター名は、「ADVANCE OF Z ティターンズの旗のもとに」のモビルスーツに使われているのを今頃知ってしまった。
入場者特典:B5チラシ
★★★★☆

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