■アクセス解析 ■その他の推測
「高校数学の基本問題」では、フリーのアクセス解析サービスを利用しています。これにより、読者の個人情報までは分かりませんが、集合としての全般的な傾向が分かります。 (初めの2つは2006.1.1〜2006.4.18までの集計,ブラウザのシェアは2006.1.1〜2006.8.09の集計です。)
○初回訪問者とリピータの比率
--- ホームページ作者としては、内容が充実していれば、リピータ (2回目以降の訪問者) が多くなると期待しますが、その現実は・・・?
右のグラフは、訪問回数別の人数表です(重複するときは大きい方の回数)。
これを見ると、65.2%(25753人中16794人)が初回訪問者で、残り34.8%がリピータということになります。アクセス総数/訪問者数で計算すると平均は9.8回でした。
なお、印象的なデータとして上の期間中1000回以上訪問された方(パソコン)が63人あり、辞書代わりの使い方かもしれないと予想しています。
人数 25,753人について
○曜日・時間帯からの推測
-- 平日の授業時間帯にアクセスが多ければ、授業で使用されている可能性が高いと推定できますが・・右図上はこの期間の曜日別アクセス数で、木曜日、月曜日がやや多いことが分かります。土曜日は少ないのですが格段に少ないわけでなく、日曜日は意外に多いことが分かります。
右図下はこの期間の時間帯別アクセス数です。学校で演習の時間に使いやすい3,4校時や5,6校時には意外と少なく、むしろ午後3時〜6時、午後9時〜11時のアクセスが多いことが分かります。
他の事情も考慮すると、「高校数学の基本問題」は、高等学校の授業での使用は多くないと考えられます。
アクセス総数 252,276件について
○国内におけるブラウザのシェア
ブラウザのシェアの変化は,ホームページの作り方に影響します。
世界的な統計では,2006.7.10現在でFirefox が 12.93% という記事がありますが,日本国内については,WebSideStoryの調査として2005.5.13現在で IE 93.92%, Firefox 2.79%という記事があります。
右の表は2006.1.1〜2006.8.09の期間に私の高校数学ページを訪問した583,172件のブラウザの種類を集計したものです。私のページはIE対応であるため,再訪問の場合にIEの比率が高くなるはずですが,上記の記事と併せ考えると日本国内のIEのシェアは,95%前後と想定しています。2006.1.1〜2006.8.09の私的統計
Internet Explorer 6 92.80% 合計
96.4%Internet Explorer 5 3.06% Internet Explorer 7 0.50% Internet Explorer 4 0.04% Mozilla Firefox 1.93% Netscape 7 0.49% Opera 0.43% Safari 0.38% Netscape 4 0.11% Netscape 3 0.11% sleipnir 0.02% NTT DoCoMo 0.01% 不明 0.10% --感想--
○高校生の多くは高校数学を必要としていないが、社会人は高校数学を必要としている?
学習指導要領では、高校数学には、数I(または数学基礎)、数A、数II、数B、数III、数Cの6科目(7科目)がありますが、必須は数I(または数学基礎)だけで、他は選択です。
実際の所、高校1年を除いて、多くの生徒は数学を必要とせず、逆に数学を選ぶ場合は、教科書レベルでは入試に対応できません。このようにして、高校生で高校数学の基礎的な内容を学ぶという需要は、多くないと考えられます。だから、中学数学に対する中学生の関係と、高校数学に対する高校生の関係は全く異なるものと言えます。
他方、高校卒業後、技術職でなくても基本的な数学が必要となることが多く、社会人における高校数学に対する学びの需要は結構多いと考えられます。その中心は、受験数学ではなく教科書的な基本です。ただし、方程式の問題でも、小数の係数が含まれているなど理科のような問題が多いようです。(今までに、中学・高校数学に関して受けた質問は、社会人からのものでかつこの型の問題に集中しています。)