tex2math
処理の制御
ある条件下では,ページの他の部分を処理せずに,ある部分だけをtex2math で処理したいと思うかもしれません.そのような状況の1つは,掲示板の中でtex2math を使用するときです・・・そこでは,jsMath呼び出しはシステムによって自動的に行われ,渡されるものを制御することはできません.この場合,tex2math の有効,無効をHTMLのマークアップ自身を用いてできればよいと考えるかもしれません.これは,tex2math が処理する特別なクラス名を用いて行うことができます.もし,ある要素を CLASS="tex2math_ignore" によってマークすると,その内容はtex2math によって処理されません.これは,通常数式を示す記号をその特別な意味を持たさずに使用できるようにします.例えば,
<DIV CLASS="tex2math_ignore"> Normally, you enter mathematics between \( and \) or \[ and \]. </DIV>は,2つの and を tex2math が数式として解釈しようとするのを防ぎます.ある要素を CLASS="tex2math_process" でマークすることによって,その逆の意味を持たせることもできます:通常は,tex2math が要素中の数式を探さないようになっているときに,これを探すようにできます.SCRIPT,
NOSCRIPT, STYLE, TEXTAREA 及び PRE タグの中に数式を活字組みするのは,通常好ましくないので,tex2math は通常これらの内容を無視します.もしあなたが,これらの要素のうち1つの中でtex2math がテキストを処理することを本当に望むなら,これを強行するにはCLASSを使用することができます.例えば,<PRE CLASS="tex2math_process">は,tex2math がPREタグの内容を数式として処理するようにします.
ID="tex2math_off" でマークされた要素を含めることによって,1つのページでtex2math を全く無効にすることができます.ページのどんな処理もするよりも前に,tex2math はこのIDを持つ項目を探し,もし存在すれば全く働きません.これは,あなたがページの全部の内容をコントロールできない掲示板システムで使用されることを意図したものです.これは,あなたが単なるテキストを挿入することにより,あるページをjsMathに適さないものとします.例えば,あなたがページ上のどこにでも,
<SPAN ID="tex2math_off"></SPAN>を加えるなら, tex2math は走らなくなります.テキストを入力できる者があなただけではないようなシステム上で,あなたがtex2math を使っているなら,他の人が,悪意を持って,メッセージ中にそのようなタグを含めることができ,そのページ上の残りの数式も無効にできることに注意してください.これは,tex2math が読み込まれる前にWebページにおいて<SCRIPT> jsMath.text2math = {allowDisableTag: 0} </SCRIPT>を含めることによって防ぐことができ,また,あなたが easy/load.js ファイルを使用しているなら,allowDisable タグの値を0にすることによって防ぐことができます. |