数式を表示するためにjsMathを使用してWebページを書くには,自分のWebページで使えるように自分のサーバにjsMathパッケージをダウンロードする必要がある.自分のWebページでjsMathを使うための詳細は
著者のための情報ページ を見よ.JsMathはApache ライセンス 2.0の下に配布される.
JsMathは,現在SourceForge.net.でjsMathのダウンロードページから入手できる.ダウンロードサイトからは"jsMath" と "jsMath 画像 Fonts"の両方を入手する必要がある.(jsMath画像fontパッケージの初期設定を,または,場所に応じて,"jsMath
Sprite Fonts"パッケージをオプションとして使うことができるが,sprite画像fontプラグインの文書中の警告を見よ.)
あるいはまた,jsMathのCSV置き場が見られるSourceForge.netのsMath CVS サイトから,jsMathをCSVファイルとして得ることもできる.
更新ログはjsMathの最近の変更に関する情報を提供する.
インストール
自分のサーバにjsMathをインストールするには,上記の2つのアーカイブをダウンロード,解凍して,そこに含まれるファイルとフォルダを自分のWebサーバのどこかjsMathと呼べるフォルダに転送する.
jsMathのアーカイブは次のファイルを含んでいなければならない:
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blank.gif
jsMath-BaKoMa-fonts.js
jsMath-autoload.html
jsMath-controls.html
jsMath-easy-load.js
jsMath-fallback-mac-mozilla.js
jsMath-fallback-mac-msie.js
jsMath-fallback-mac.js
jsMath-fallback-pc.js
jsMath-fallback-symbols.js
jsMath-fallback-unix.js
jsMath-global-controls.html
jsMath-global.html
jsMath-loader-omniweb4.js
jsMath-loader.html
jsMath-msie-mac.js
jsMath-old-browsers.js
jsMath.js
uncompressed/
def.js
font.js
jsMath-fallback-mac.js
jsMath-fallback-pc.js
jsMath-fallback-symbols.js
jsMath-fallback-unix.js
jsMath.js
easy/
load.js
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plugins/
autoload.js
CHMmode.js
global.js
mimeTeX.js
noCache.js
noGlobal.js
noImageFonts.js
spriteImageFonts.js
tex2math.js
extensions/
AMSmath.js
AMSsymbols.js
bbox.js
boldsymbol.js
double-click.js
fbox.js
HTML.js
leaders.js
mathchoice.js
mimeTeX.js
moreArrows.js
newcommand.js
underset-overset.js
test/
index.html
index-images.html
jsMath40.jpg
sample.html
COPYING.TXT
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これらはjsMathのパッケージに必要なものである.(自分がどのようなプラットホームを使用していても,読者のブラウザに正しいファイルを必ず送れるように,これらのファイル全部を保持しなければならないことに注意.スペースを節約したいときは,"uncompressed"
ディレクトリを削除してよい.)
jsMath画像fontのアーカイブは,TeXフォントをインストールしていない人があなたのページを見るときに使われる画像ファイル(いろいろなサイズで)を含んでいる.画像はアーカイブのfontを含んでいるサブディレクトリに保管されており,あなたはそれを自分のサーバのjsMathフォルダに転送しなければならない(上記でリストされたファイルに沿って).2つのアーカイブがある理由は,フォントは変わりそうにないので,jsMathが更新されるたびにfontをダウンロードする必要がないからである.
画像fontは数千の小さな画像ファイルから成り(1つのファイルが1つの字体の1つのsizeのためのもの),ファイルは非常に小さいがそれらは大きなスペースを取る.ほとんどのファイルシステムには最小ファイルサイズがあり,どんなファイルでも,仮に数バイトのデータしか含んでなくても,少なくともその大きなスペースを浪費する.4Kの最小ファイルサイズを持つシステムにおいて,これらのファイルは解凍時には80MBも占める.
spriteImageFontsプラグインは,一つのファイルをすべてのフォントに(1時にその小さな部分だけを表示して)使用することによって,この問題を軽減しようとする.第3の(オプション)アーカイブは,これらのスプライトベースfontのために必要なファイルを含んでいる.サーバに必要なファイルのスペースと個数を大幅に縮減するために,標準の画像fontの代わりに,これらを用いることができる. sprite 画像 fontを使う方を選んだら,標準の画像fontをダウンロードする必要はない(両方とも互いに干渉することなくサーバーで存在することはあり得る).spriteベースfontに関する幾つかの重要な問題については,spriteImageFonts の著者のページ参照.
ディスクスペースを節約する必要があるならば,あるいは,そのような多数のファイルをあなたのサーバーへ転送できないならば,画像フォントなしででもjsMathをインストールすることはできる.詳細は画像フォントなしのjsMathの利用の指示参照.しかし,これはユーザに利用可能な代替モードを制限することに注意---ユーザがTeXのフォントをインストールしていないとき,信頼の低い,低品質の,遅いunicode代替モードを強いることとなる.同様に,著者がフォント警告メッセージを無効にしたら,ユーザはより良いものが利用できるということをさえ気づかなくなる.
圧縮した定義ファイル
jsMath/fonts/cm-fonts/alpha/def.js と jsMath/fonts/cm-fonts/plain/def.js のファイルは,112Kのファイルであるが,jsMathのバージョン 3.1及びそれ以降で用いられている圧縮アルゴリズムは,これを約80Kにまで下げる.圧縮バージョンを使用すると,画像代替法で使われるファイルのダウンロードが速くなり,非圧縮バージョンを圧縮バージョンに変えるとTeXのフォントを持っていないユーザにとってjsMathのパフォーマンスが改善される.圧縮バージョンはjsMathの画像フォントアーカイブのバージョン1.3に含まれている(これはバージョン1.2からの唯一の変更である)が,全ファイルをダウンロードして解凍するのを好まないなら,def.js だけをダウンロードすることができる.alpha/def.js と plain/def.js を,このコピーと入替えること.(これらは同一物である.)
バージョン2.xからのアップグレード
大部分の著者にとって,jsMathのバージョン3.xにアップデートすることは、ちょうど古いバージョンを新しいものと入れ替えるのと同じくらい単純であるに違いない(新しいアーカイブを解凍し,古いバージョンから新しいバージョンへフォントのディレクトリを動かし,古いディレクトリから新しいディレクトリに置き換える).jsMathのもっと進んだ特徴を使用していれば,バージョン2.x及びそれ以前と比較して,バージョン3.1のタイミングの違いに気づいているに違いない.詳細は,変更ログと著者の文書(特に同期ページ)参照.
一旦アップデートしたなら,jsMathを使用するページをロードする前に,必ずブラウザのキャッシュをきれいにしなければならない(ページをリロードするだけでは十分ではない).サーバがファイルキャッシュを持っていれば,これもリセットする必要がある(時には,サーバの再起動でこれが行える).サーバを再起動するパーミッションを持っていないか,または,そのキャッシュをきれいにすることができなければ,すべての新しいjsMathファイルの更新日付を現在時刻に設定することにより,必要な効果を達成できるかもしれない(これらがキャッシュのバージョンよりも新しくとサーバが考えて,これらのファイルの要求があったときにキャッシュを更新できるように).Unixシステムでは,これは"touch "コマンドを用いて達成される(詳細はマニュアルページ参照).
追加のリソース
著者に必要な追加のフォントとサポートファイルは,特殊フォント のページから利用できる.
jsMathの古いバージョンは,jsMathのアーカイブから得られる.
自分のWebページでjsMathを使う方法の詳細については,著者のための文書 ページ参照
バグの追跡者 や ユーザフォーラムを含むもっと多くのリソースについては,jjsMath page @
SourceForge.net参照 |